開けてはいけない箱のように
閉じ込めたこの想い
壊したくないんだ
隣で笑う君を
依存から抜け出せずに
増えていく君の傷痕を
“この両手に移せたなら、”
何度そう願っただろう
君が好きだよ。
たった六文字が
箱の中で溢れる
君が幸せでありますように
ずっと前に願ってしまった
─幸せになって
膝を抱えた
受話器越し
『あの人の傍にいたい』
ただ一途に ひとりを想う
君が、────。
君が好きだよ。
たった六文字が
箱の中で溢れる
君が幸せならいいの
それでいい いい筈なのに
「君が好きだよ。」
六文字の意味を
すべてを包み込んで
言葉を吐き出した喉が
灼けつくほどに震えていた
20101113
ちょっとだけ改訂。
友達から一歩を踏み出せない、そんな誰かの話。
タイトルにもあるとおり、
主人公は『たった六文字』を、パンドラの箱=開けてはいけない箱みたいにしまい込んでいる訳です。