今 響く音色は誰のモノ?
指先の残像 焼き付いて離れない
目を閉じて聴いた 君の音
鼓膜を撫でるように 通り過ぎていく
気付いてる 変わらないことくらい
それでも すこしでも 笑えるなら
『だいすきだよ』
言えないくらい愛しい人
その手でほら 奏でてくれた
あの思い出の唄を 君の声で唄って
ねぇ あの夜空に手を伸ばす
寂しげな表情 浮かべていたけれど
呟いた 酷く優しくて
白と黒の鍵盤の上
悲しいメロディが 踊る
忘れない記憶なんてないのに
嘘だって思い込むつもりなの?
『そばにいてね』
言えなくなるなんて
そんなの考えた事ないよ
今でも幻を信じている
僕の前で笑って
『だいすきだよ』
『離さないで』なんて
言えない ただ一人の愛しい人
その手で、ここで、またあの音を奏でて
『帰ってくるよ』
言ってくれたって
約束 破ったのは君の方
それでも僕に笑顔をくれた
大好きな君に奏でよう
20081214
ただ明るくあろうとして、でもそれが不自然で。
そんな優しすぎる貴方は消えてしまった。
でも僕はまだ愛しているよ、優しい貴方もその内側も全て。
以上引用。
そんなに大きくは変えてません。読点を空白に置き換えたくらい。あと改行位置とかも多少いじりましたが。
言葉の選び方が素直。