Stoo Odom + 河端一 + 吉田ヤスシ + 佐野アツシ@心斎橋 火影 | 大ぼら一代番外地

Stoo Odom + 河端一 + 吉田ヤスシ + 佐野アツシ@心斎橋 火影

昨夜、ムジカジャポニカにて、旧友Stoo Odomの再来日ソロツアー幕開ければ、今宵は2日目にして大阪公演第2夜@心斎橋HOKAGEなり。昨日はStooのローディー兼マネージャー専任すれど、今宵は演奏者として参加せんとす。

 

斯くしてStooも投宿せし大阪アジトより連れ立ち出撃、今宵の会場たる心斎橋HOKAGEへ到着せり。

 

 

天気予報に由れば、本日は豪雨予報たれど、幸いにして曇り空。私は大いに晴れ男なれば、己れのライヴにて雨天とは稀、仮令台風直撃せんとすれど不思議と開場時刻には雨足止まる強運ぶりかな。
サウンドチェックも筒が無く終了。

 

 

今宵は、吉田ヤスシことヤッチャン、HOKAGE店長にして炎のメタルパーカッショニスト佐野アツシ君も交えての四つ巴、果たして如何な事に相成るやら予測不可。

久々の再会果たせしヤッチャンとの2ショット。2人して「村田酒店」へ繰り出し、前打ち上げに興じんとす。今や夥しき数の外国人観光客が犇くアメ村、果たしていつから斯くも下衆な観光地に成り果てしか。

学生時代は足繁く通えば、馴染みのアメリカ中古衣料店にて、当時は流行終了直後なればこそ完全に「死滅」せしベルボトムやラッパ袖のサイケ柄シャツなんぞ物色、漸く発見するも「裾 (袖) 詰めて直しましょか?」「いや、そのまんまで結構です」「え?もしかして此の儘着るんですか?(蔑笑)」たる遣り取りも珍しからじ。アメリカ村からロンドン村、更にはインド村へと変遷せし80年代初頭から半ばに徘徊すれば、当初はレコードレンタル店たりし「BAOBAB」や老舗中古レコード店「King Kong」及び民族音楽専門店「ラングーン」、古本屋「天牛書店」アジア雑貨店「海賊船」等にて散財、而してインド茶屋「モンスーン」や老舗インド茶屋「カンテG」更にはディスコバー「PALMS」にて「連れ」と屯ろせしも、今は遥か昔かな。

扨、その「村田酒店」にて角打ち、缶詰なんぞアテにコップ酒呷りつつ、ヤッチャンとあれこれ歓談、店主のオヤジの無愛想ぶりも酒肴とせり。外国人観光客御断り、店内撮影及びSNS投稿禁止たれば、勝手判らず迷い込む外国人観光客を一蹴追い返す傍ら、カウンターに宿る女性客には、我々オヤジ共には決して供されぬサービスぶりにて、いやはや浪花のオッチャンぶり、いとをかし。

 

 

今宵、先鋒務められしは炎のメタルパーカッショニスト佐野アツシ、十八番たるグラインダーも登場、先鋒にも関わらず、いきなりクライマックスへ誘わんとせり。

 

 

次鋒務められしは吉田ヤスシ、バックトラックにCD-J等駆使されつつも、繰り出されるは目眩くボーカリゼーション、言葉の断片が記号と化し遂にはグルーヴへと昇華される様は流石かな。然れど「魚群探知機は何処だ」とは是亦可笑し気、「魚群は何処」ならいざ知らず、魚群探知機は大抵船に搭載されると思えばこそ。

 

 

ソロにて三番手務めさせて頂けば、轟音重層ドローンより幕開けれど、今宵はDr.Rhythmも持参すれば、あの独特なチープなリズムをベースに、初期Cabaret Voltaireを懐古するかの如きヴィンテージニューウェイヴサウンドを披露せり。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶わねば悪しからず。

 

四番手に登場せしはStoo Odom、エレクトリックアップライトベースにての弾き語りは昨夜と同じなれど、今宵は巨大ベースアンプに接続されれば、彼曰く「アップライトベースをこんなデカいアンプに繋げたのは初めてだ」然りとて今回の再来日ツアーはコントラバス弾き語り新譜「Ghost Are Watching」リリースツアーなれば、しっとり聴かせるセットを披露されし。

 

 

而して最後は皆しての大セッション。昨夜はStooの曲を出演者御一同にて合奏すると云う、正に心温まるセッションたれど、今宵は完全に暗黒面たれば、不埒千万傍若無人非道轟音セッションと化すは必至、そもそも生音からして喧しきメタルパーカッション控えれば、いきなり大轟音にて幕開けるも当然、其処は百戦錬磨たるStooも大絶叫、各々ほたえ捲る中、佐野君が御決まりたるメタパー炎上、然れば空かさず私も便乗、メタパーへオイル注入し大炎上させつつ己れのギターへも着火し演奏、最早阿鼻叫喚の地獄絵図と化せり。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今宵、Stoo Odom + 河端一 + 吉田ヤスシ + 佐野アツシ@HOKAGEへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。

 

過去にも幾度かギターに着火、燃えるギターを抱え演奏せし経緯あれば、曰く「ギター燃やすのはジミヘンが有名やけど、床に置いたギター燃やしてメラメラポーズキメていちびってるだけやろ。やっぱり燃えてるギター弾いてなんぼやで。」然れど今宵は少々燃やし過ぎれば、ナットが溶けるばかりか、

 

 

左手に引火すれど構わず弾き続ければ、案の定火傷負うアホぶり露呈せり。終演後、スタッフの方が氷持参下されば冷却、感謝あるのみ。

 

 

Stooとマーヤ (KING BROTHERS) 2ショット之圖。実は御二人旧知の仲にして、有り難くも今宵顔出して下さりし。

 

 

然れば是亦レアな2ショットたらん。

 

 

中屋さんも顔出して下されば、元Nasca Carヤッチャンとの揃い踏み2ショット之圖。

 

 

今宵のHOKAGEはこの後、レイトナイトギグ控えれば速やかに撤収、Stoo共々大阪アジトへ帰還せん。最寄り駅にて降りるや、改札真ん前にひとくちカステラ屋台が出店、今まで見た事あらざれば、そもそも何故ひとくちカステラやねんな。

 

 

フライドチキンが大好物たるStooなれば、今宵は私が「鳥天」なんぞ拵え、プチ打ち上げに興じんとす。添えるは辛子ポン酢+酢橘なり。

 

 

 

漸く左手のヒリヒリせし痛みも和らぎ始めれば、その代わりに案の定水疱爆誕し始めし。愚か者の証かな。