気付けば過ぎ去りし日々:欧州より帰国翌日から而してStoo来日まで | 大ぼら一代番外地

気付けば過ぎ去りし日々:欧州より帰国翌日から而してStoo来日まで

AMT宗家欧州ツアーから帰国し既に2週間半が経過、その間にAMT宗家凱旋公演@高知Chaotic Noiseやら旧友Stoo Odom国内ツアー同行やらもあれば、瞬く間に時間過ぎ去り、そもそも遅延頓挫中のブログ記事投稿なんぞ全く手付かず、何とか欧州ツアー道中譚こそ脱稿すれど、そもそも8週間遅れたりしツアー出発前の一連記事は、今や11週間遅れなる致命的遅延頓挫ぶりにて、最早我が脳髄より記憶も概ね消失されれば、どないせえ云うねんなと零すも悪しからず。

然ればせめて未だ記憶繋ぎ留め得る帰国翌日からのブログ記事なんぞから、先ずは片付けんとす。

 

大阪アジトにて臨む朝焼け。果たして今回時差ぼけは如何に。

 

 

実家経由にて愛車拾い、明日香の深山へ帰還せり。紫陽花満開、聞く処に由れば週末より梅雨入りなりけりて、丁度Stooのツアー幕開けやAMT宗家高知公演はバッティング必至かと思われれど、私は驚異的な晴れ男なれば畏るるに足らず。

 

 

定点観測。竹が繁り見通し悪化せり。

 

 

帰り掛けの駄賃にて、御贔屓にさせて頂くローカルスーパーへ立ち寄れば、平鯵1尾購い、いざ捌かせて頂かん。

 

 

鯖を捌き中ること4回を数えれば、アニサキス対策として今や厚めに腹骨削ぎ、アラを纏めて、洋行帰りの焼きマシーンへ着陣、

 

 

電子レンジにて3分加熱すれば、流石は電子レンジ用魚焼きグリル、見事な焼き上がりっぷり、茗荷と木の芽添えれば、是にて「鯵アラ焼き」完成、私は極薄味嗜好なれば塩不要にて、酢橘搾れば十分なり。

 

 

改めて欧州ツアーセルフ打ち上げに興じんとすれば、回転円卓召喚之儀。

 

 

「鰤と蛸の刺身」境内に群生する大葉と木の芽添えし。

 

 

ゴーヤーもスーパー店頭に並べば、旬には若干未だ早いかとも思われれど衝動買い、是を「ゴーヤー天 塩昆布和え」とせしは当然。然れど案の定未だ旬ならねば、甘味皆無にして苦味のみ、矢張り旬まで待つべし。

 

 

揚げ序でに「天婦羅 (鶏腿肉の大葉包み、蓮根、海苔)」

 

 

捌きし鯵を以て「鯵刺身+鯵たたき」私流たたきは、所謂ネギトロに類似すれば、悪しからず。

 

 

「旬菜十種盛り合わせ」

 

 

仮令ツアークッキング興じし処で、嘗てカセットコンロと天婦羅鍋を携行せし際を除けば、揚げ物は先ず以て不可能なればこそ、此処は「海老天」かな。以上を以て、今回の布陣とす。

 

 

海外ツアー歴も四半世紀を疾うに越え、今やツアー中に日本食を欲する事もあらざる達観ぶり、海外にて高額な不味き日本食を食らうよりも、帰国せし暁に安価にて美味なる逸品あれこれ堪能せんと思う次第。

然ればこそ大好物「厚揚げ焼」も着陣せり。鰹節添えるは邪道にて斬首モノ、添えるべきはおろし生姜+刻み葱+ポン酢、茗荷あれば尚更良し。

 

 

今宵の薬味は、おろし生姜、酢橘、ポン酢なり。

 

 

斯くしていざ存分に打ち上がらん。

 

 

奈良県在住なればこそ、手軽に入手し得る油長酒造「風の森 秋津穂657」堪能せん。

 

 

久々なる早朝山道入隊へ出撃。夏至まで数日を数えれば、流石に日の出も早く、本来御来光に先駆け出撃せんとするものなれど、流石に午前4時45分では遅過ぎなり。

 

 

定点観測。

 

 

山野辺に咲く釣鐘草、風に揺られれど鐘の音聞こえ来ぬ。

 

 

哀れな土竜、死して屍拾うもの無し。

 

 

今朝の早朝山道入隊及び山寺境内にて、真竹収穫せり。

 

 

湯煎にてアク抜きすれば、先ずは「筍釜飯」なんぞ拵えんとす。未だ謎の炭水化物拒否症候群に苛まされる私なれど、当初よりは幾らかごはんも食し得るかと思い込み (飽く迄も思い込み) 然れど米少なめ真竹多めな比率にて仕込み完了、具材は他に鶏腿肉と人参、ヤマサ昆布つゆと実山椒にて味施さんとす。

 

 

斯くして「筍釜飯」炊き上がれば、

 

 

木の芽添え盛り付けし。

 

 

自らへの欧州土産「鯖燻製」召喚、電子レンジにて1分加熱せり。

 

 

「ハイカラ納豆」即ち納豆+生玉子+天かす。

 

 

真竹の姫皮を以て「姫皮の味噌汁」添えれば、

 

 

是にて「筍釜飯御膳」大いに堪能せり。

 

 

「鯖燻製」解剖之圖。個人的には焼鯖よりも好みなれば、今夏は是非自家製鯖燻製に挑むべし。

 

 

今朝の真竹収穫は斯くの如し。昨年は大量に収穫し過ぎの挙句、山寺のみならず大阪アジトの冷蔵庫まで、真竹に完全占領されれば、今年は計画的な収穫を目指さんとすれど、如何せん相手は自然の産物、こちらの都合なん御構い無しとは重々承知之介、せめて冷蔵庫の空きスペース確保せん。

 

 

今年は欧州ツアーとバッティングすれば入手不可かと諦めれど、ギリギリ間に合えば、1年分の実山椒を無事確保叶いし。

 

 

コールドスリープに処されしせせり召喚、ミックスハーブ+コンソメ施し焼きマシーンへ着陣、電子レンジにて3分加熱すればこの通り。

 

 

山寺は心地良き風も吹けば涼しく快適至極、然れば濡れ縁にて回転円卓召喚之儀。

 

 

先の「せせり香草焼」添える南瓜は昨夜の残党なり。

 

 

羊乳チーズ欠けど「グリークサラダ」

 

 

「天婦羅 (蓮根+ゴーヤー天塩昆布和え)」

 

 

「鰤のカルパッチョ」

 

 

「蛸のカルパッチョ」

 

 

「真竹穂先の刺身」以上を以て、今回の布陣とす。

 

 

深山の晩春扨亦初夏を満喫せん。

 

 

斯くもセルフ打ち上げなんぞに興じし反面、実は大阪アジトにMacBook Air忘れし事実あり、然れば全く仕事にならざりて、本来予定にあらざりし移動も仕方なし、再び大阪アジトへ。

大阪アジトは備蓄食材皆無なれば、1食分の食材のみ携え下山。斯くして「素麺」拵えし。謎の炭水化物拒否症候群に苛まされるも、臨食実験の結果、素麺1束なら問題無しと知ればこそ。麺つゆ拵えるも面倒、つけ麺スタイルも面倒、然れば冷煮麺とでも云うべきスタイルにて手抜きさせて頂き、

 

 

その代わりトッピングは標準レベルとすべく「胡瓜、細切り玉子焼、トマト、人参、水菜」錦糸玉子なんぞ面倒なれば細切り玉子焼にて十分、ハムの類いあらざれど、そもそも加工肉は塩っぱければ苦手にして、況して洋行帰りなればハムなんぞ見るも悍ましき。

 

 

掛かり付け鍼灸院への定例通院を迎えれば、今回の欧州ツアーにて久々に全身に深刻なダメージ喰らい、いやはやこの日をどれ程待ち侘びしか。

奈良市内その界隈へ到着するや、何やら伝統行事たらん行列と遭遇せり。

 

 

2時間程の施術にて、嘗てない程に鍼打たれ捲り、気分は正に「北斗の拳」雑魚キャラ宜しく、己れの秘孔各所を実感し得しかな。その気になれば仕掛人梅安宜しく殺されんとも改めて実感せり。来院前は、腰痛、坐骨神経痛、膝痛、肘痛、肩凝りに苦悶せられれど、施術後は全ての痛みが解消され、思わず驚愕せり。理路整然と発症の原因を説明下さり、自宅に於ける対処法も丁寧に御教示下されば、いやはや正に尊敬と感謝しかなし。

 

「極私的激辛激痺れ麻婆豆腐」拵えし。可成りの頻度にて食卓に登場する一品なれど、流石に海外遠征時に拵えるは面倒且つ困難なれば (とは云いつつも、嘗ては電子レンジクッキングにて果敢に拵えし経緯もあり)、 果たして数週間ぶりに食らう感動さえも堪能せん。ハバネロ、実花椒、実藤椒、粉花椒、藤椒油、自家製ハバネロ入り花椒油、麻辣醤、香辣醤、花椒醤を駆使、ハザードレベルの危険度は推して知るべし。

 

 

所謂「赤箱焼売」を電子レンジにて1分半加熱、其処へ麻辣醤と花椒醤添えし空想似非ニッククッキング「四川風焼売」も添えれば、

 

 

是にて「極私的激辛激痺れ麻婆豆腐セット」堪能せり。久々に食らえば刺激への耐性些か衰えしか、土石流の如く汗は濁流と化し新陳代謝促され過ぎ、然れど隠し味に潜ませし岡田味噌醤油ひしおの芳しさが、ハバネロ特有の風味と相俟り、激烈な刺激の波間に現れる豊穣な味わいとして余韻残せば、ハザードレベルが危険レベルたる28としても、大いに美味さ堪能し得るかな。

 

 

6月下旬とは云え、明日香の深山の明け方は可成り冷え込めば、今朝もストーブ稼働とは云わずもがな。そもそも毎年暖房器具を片付けるは6月末7月初旬、而して召喚するは9月半ばの連休なれば、年間通じ僅か2ヶ月半程、暇を出す次第。

 

 

今朝も境内にて真竹収穫、

 

 

湯煎しアク抜き、亦しても冷蔵庫を侵食す。

 

 

先達ては未だ旬より早く、味わいもイマイチなれど、懲りずに再びゴーヤー所望せり。

 

 

両断すれば半分を以て「ゴーヤー天 塩昆布和え」とせり。

 

 

自らへの欧州土産「鰊燻製」召喚、電子レンジにて1分半加熱、揚げ序でに拵えし「椎茸天婦羅」も添えし。

 

 

「おろし納豆」大根おろしを絞らぬがポイントなり。

 

 

「ワカメと玉葱の味噌汁」なんぞも添えれば、是にて「鰊燻製 朝定食 (ごはん無し)」堪能せり。

 

 

「鰊燻製」半分残せばリサイクル、大根の葉と姫皮をヤマサ昆布つゆ施し炒め合わせ、其処へON! 刻みし大葉と茗荷も添えれば、是にてリサイクルクッキング「鰊燻製 姫皮スペシャル」完成、

 

 

「我流八町りゅうきゅう」

 

 

ゴーヤー残り半分を以て「ゴーヤー素揚げガーリックチップ添え」

 

 

今回は茗荷も添えし「厚揚げ焼」

 

 

「ハイカラ納豆」

 

 

「玉葱入りお吸い物」も添えれば、何やらアテの如き面々なれど、晩酌にあらず晩飯「アテ定食 (ごはん無し)」焙じ茶啜りつつ堪能せり。

 

 

日課たる早朝山道入隊へ出撃、

 

 

定点観測。

 

 

80分の山道入隊終え帰還すれば、既に日も高くして、然れど太陽の位置が冬とは随分異なるも、夏至間近なれば尚更かな。

 

 

今朝の収穫。

 

 

真竹のアク抜きも日課と化せり。

 

 

今朝の収穫分のみにてタッパー4個、凄まじき勢いにて冷蔵庫を侵食中。

 

 

悪魔の美食「デビルズバーグ」拵えれば、最近御気に入りたる「ピーマン丸焼」も一緒に拵えし。

 

 

当初は「ワカメと人参入りオニオンスープ」の筈なれど、ワカメ大量投下すれば、今や「玉葱と人参入りワカメスープ」たる有様か。

 

 

斯くして「デビルズバーグ定食 (ごはん無し)」堪能せり。

 

 

悪魔の美食たるべく肉汁溢れ出るには至らねど、十分ジューシーな焼き上がりならば問題無し。

 

 

盟友ナカタニタツヤ君より再びTシャツ意匠依頼受ければ、毎度乍ら手描きにて描き上げし。

 

 

真竹を一気に銷却すべく、大鍋にて「真竹土佐煮」仕込まんとす。土佐煮と宣えど鰹節にあらず削り節、実山椒も大量投下、而して煮物に醤油も味醂も砂糖も使用せぬ私なれば、今回もヤマサ昆布つゆ+酒+昆布出汁のみにて煮るものなり。ほなら全然土佐煮とちゃうやんけ、この味小児が!なんぞと揶揄されるなかれ。

 

 

「味のファシスト」こと鰹節使用せねばこそ、味の均衡絶妙にして山椒芳しく、我乍ら素晴らしき仕上がりかな。

 

 

旧友Stooが日本へ上陸、羽田空港にて高知から帰京されしみつるちゃんと筒が無く合流との一報、先ずは無事入国を知り安堵。

 

 

自らへの欧州土産「鯖燻製」召喚、電子レンジにて1分加熱、

 

 

鰤を皮付き塊にて贖えば、到底一度にて食い切れず、冷蔵庫にて寝かせしを召喚「鰤刺身」

 

 

いつぞやの残党「グリークサラダ」召喚、

 

 

「玉子入りワカメと玉葱の味噌汁」も添え、

 

 

亦してもアテの如きなれど晩酌ならぬ晩飯「鯖燻製&刺身定食 (ごはん無し)」堪能せり。

 

 

 

明日は旧友Stooの再来日ツアーが大阪にて幕開けんとすれば、月光の下、いざ下山せん。

 

 

大阪アジトにて臨む朝焼け之圖。

 

 

明日香の深山より備蓄食材ほぼ全て持参し下山すれば、大量の真竹も亦然り。朝飯食らわんと思えど、都会なればついぞ界隈の激安スーパー玉出のネオンに誘われ、中国産鰻蒲焼 (980円也) を衝動買い、秘奥義を以てアップグレード図れば、真空パックのごはん半分を丼へ盛り付け、鰻蒲焼をON! 粉山椒及び実山椒、更には境内より摘み持参せし木の芽も添え、山椒トリニティー状態へ持ち込むや、

 

 

ついぞ連座購入せし「鰻肝焼」も召喚、

 

 

永谷園松茸の味お吸い物を以て「ワカメと茗荷のお吸い物」拵え、

 

 

是にて「鰻丼御膳」存分に堪能せり。万一謎の炭水化物拒否症候群発症すれど、Stooを迎えに行くまでには未だ9時間もあれば、全く問題あらざらん。大好物満喫堪能すれば満足至極にして、全身の細胞が歓喜の唄を大合唱せり。

是を以て下界の蒸し暑さ克服への第一歩とすべし。

 

 

先達ての「鯖燻製」半分残せば召喚、もやしをチンマシーンへぶち込み電子レンジにて1分加熱、其処へ茹で上げし素麺1束をON! 更に鯖燻製をON! ヤマサ昆布つゆ施しおろし生姜と刻み葱投下、酢橘も添えれば、是にてインプロクッキング「鯖素麺」堪能せり。酢橘の清涼感が芳しきかな。

 

 

旧友Stoo Odomは、今回コントラバス弾き語りに由るソロ新譜携えての来日なれば、彼が使用するエレクトリック・アップライトベースは予めレンタル済み、更に物販商品も山寺へ送済みなれば、待ち合わせ場所たるJR新大阪駅へ、私はこの巨大なエレクトリック・アップライトベースと、新譜がLPなればこそなかなかの重量感たる彼の物販商品群抱え、大阪アジトをいざ出撃せり。
新大阪駅にてStooと無事再会果たせば、地下鉄に乗り、いざ今宵の会場たるムジカジャポニカへ。

 

 

 

彼がサウンドチェック行う傍ら、今宵彼のローディー兼マネージャー務める私は、日本語キャプション付け及び値札付け等、物販の準備に明け暮れし。今回のツアー新譜LP「Ghost Are Watching」のみならず、過去作品たる旧譜もあれこれあれば、今回京都にて15年ぶりに再起動せんとするMahikari唯一の作品のLPも持参されし。

 

 

サウンドチェックも終えられれば、前打ちに興じんと毎度御贔屓にさせて頂く「闘鶏 本店」へ繰り出せり。

Stooは無類のフライドチキン好きなれば、此処はアメリカなんぞにては絶対口にし得ぬ「刺身5種盛り (ズリ、心、肝、胸、ソリレス)」にて幕開け、日本の美食堪能されたし。

 

 

嘗ては「King of Beer」の異名を取りしStooなれど、誰しも経年劣化にて健康管理に勤しまんとすれば、況して絶賛時差ぼけ中にして、目下禁酒中なりけり。

 

 

然れば烏龍茶呷りつつ、日本の「唐揚げ」堪能されし。

 

 

今宵はStooのローディー兼マネージャーに専念、演奏あらざる気楽さにて飲酒ペースも加速するは必至か。

 

 

今宵先鋒務められしはデグルチーニ、実は初見にして全く存じ上げぬ次第なれど、Stooも含め皆々様は大層御存知の様子。和製Tom Waitsなんぞとは余りに語彙貧困、悪しからず。

 

 

次鋒務められしはジョンソンtsuバンド、御存知ジョンソンが気心の置けぬ仲間達と自身の世界を増幅拡大、況してムジカジャポニカはホームでもあれば、客席も大盛り上がり。

 

 

三番手務めしはStoo Odom、レンタルせし楽器が不調にしてセッティングに大層苦戦せられれど、本番となれば流石は百戦錬磨の猛者、客席を魅了する術も心得られれば、今宵の出演者皆様を巻き込み大団円へ、果たしてアンコールは何度行われしか。幸先良きツアー幕開けと相成りしかな。

 

 

今宵はローディ兼マネージャーたる気楽さにて、調子良く日本酒呷り捲り御機嫌至極。気付けば終電の時刻迫り、此処はStoo共々慌てて撤収、無事終電乗車叶えば、大阪アジトへ漂着、是にてローディー兼マネージャーの重責全うせり。