Le Mans | 大ぼら一代番外地

Le Mans

昨日は今回の欧州ツアーに於けるハイライト「Levitation France」へ出演、最初から最後までクライマックスにて挑めば無事大盛会にて終了、加えて丁度全35発中17発目たれば折り返し地点到達、然れば一瞬気が緩みしか、その間隙を縫い土石流の如き疲労感急襲、既発の腰痛、肘痛、膝痛に加え、遂に坐骨神経痛再発も相俟るや、帰国睨む最終週たる5週目の如き疲弊摩滅廃人状態と化し、何と午前9時過ぎ起床たる寝坊ぶり。

窓から表見下ろせば、駐車スペースに車両にあらざる何某かを発見、

 

 

能く能く見れば我等がMorgan、絶賛エクササイズ中之圖。

 

 

然りとて何が路上へ繰り出さす動機たりしか。矢張り通行人ことギャラリーの視線を、発奮材料とせんとされればこそか。然りとて通行人どころか、

 

 

鳥さえ無関心にて見向きもせぬ有様。

 

 

朝飯求め食堂へ繰り出せば、何やら御洒落な雰囲気にして、クロワッサンの表紙なんぞ相応しきかな。

 

 

 

 

フランスなればこそ、クロワッサンとバケットは必須、謎の炭水化物拒否症候群に苛む私なれど、パンはごはんや麺類に比べ発症率低ければ、この程度なら概ね許容範囲たらん。

 

 

然りとてついぞ最後にカプチーノ御替わりせし序でに、チョコクロワッサン1個追加し食らえば、これが致命傷と相成り、均かの日がな苦悶せらるる愚行の極み。

 

投宿せしホテルを正午にチェックアウト、本日は祥三君の愛妻友里ちゃんも同行、いざLe Mansへ。

約1時間半のドライヴにて、今宵の会場Garage5へ到着せり。

 

本日は、異端派ノイズミュージシャンDJ Urineこと旧友Sebastienが主催下さりしハウスショー、即ちD.I.Y.自宅コンサートなり。欧米に於いては稀ならず、80年代から90年代半ばに於けるDaevid Allenことアレン翁のソロツアーなんぞ、ほぼ全公演がハウスショーにして、特にヒッピーやパンク等、横に繋がるネットワークがミュージシャンやシーンを支える場合、ハウスショーの意義は大層重要かな。

我々AMT宗家も、世界各地にて数多のハウスショーを行えば、曰く「ハウスショーを最も得意とするバンド」にして、そもそも如何なる状況に於いても遜色なく演奏可能な、叩き上げどさ回りライヴバンドなればこそ。D.I.Y.自宅コンサートと一口で云えど、そもそも住宅事情も日本とは全く異なれば、嘗てLos Angelesにて行いしハウスショーなんぞ400人を集客、即ち400人余を収容し得る大邸宅なり。

ハウスショーの利点は、大抵が投げ銭なればギャラ総取り、物販売上も好調にして、晩飯や宿泊含め大抵は会場内に用意下されば、移動の必要もなし。ライヴハウス等と異なり閉店時刻あらざれば、終演後も皆様延々飲み続け歓談される故、様々な方々と知り合い親睦深め得る格好の機会でもあり。

扨、今宵の会場は、中庭に東屋構えられる広大な屋敷にして、毎週末何かしらライヴ行われにけるとの事、近隣の方々の理解も得られれば、爆音一切問題無し。

 

 

 

会場内に飾られる猪頭部。

 

 

トイレの主たる猫。

 

 

機材セッティング中之圖。

 

 

界隈にアジア食材店あれば急襲、大根や豆腐所望せり。

 

 

ライヴ会場となるスペースの2階に、楽屋を用意下されば、何と「Japanese style BBQ」なんぞとベランダにホットプレートさえ設置下さり、肉やら海老やら野菜やら麺やら食材各種、更にはワインやビールやウイスキーまで、到底食い切れぬ飲み切れぬ程に用意下さる歓待ぶりにテンション爆上がり、真に以て有り難き限りかな。

 

 

 

 

焼け上がりし羊肉をおろしポン酢へ着陣、堪らぬ美味さに法悦昇天。

 

 

演奏前バルコニーBBQ堪能之圖。「焼肉とごはん」大いに楽しみされしNANI君は、タッパに詰められしごはん片手に肉食満喫。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今宵はダブルヘッダー2部構成の予定なれば、

 

 

先ずは60分セットを披露せり。ステージが狭ければ、珍しくもジョンソンがセンターへ、東君が下手へとコンバートせし稀有な陣形。

近隣の方々の理解も得られ済みなれば、心置きなく爆音絨毯爆撃にて駆け抜け、愈々ラスト「Om Riff From The Melting Paraiso U.F.O.」へ突入するや、最前列にて誰よりも狂喜乱舞踊り狂われるは、何とMorganと友理ちゃん御両人、二人の盛り上がりにこちらも呼応するや無限昇天状態、斯くして大団円へ至り幕。

 

[set list]

1. Sycamore Trees

2. La Novia

3. Black Summer Song

4. From Planet Orb With Love ~ Good-Bye Mrs. Uranus

5. Om Riff From The Melting Paraiso U.F.O.

 

ネット上にてライヴ写真拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂きし。

 

 

 

第2部までに1時間半のインターバルあれば、奮闘される物販部隊を慮り、酒のアテたらんインプロクッキング「蓮根の大蒜牡蠣油炒め煮」なんぞ拵えし。

 

 

今宵はMorganものんびり堪能されつつも、先程の最前列での興奮冷めやらぬ御様子かな。

 

 

ダブルヘッダー第2部を睨み、肉食にてエネルギー充填図らんとされるNANI君之圖。

 

 

第2部は90分セットを披露せり。今度は今回のツアーに於けるスタンダードなセットリストなれど、当然日々全く異なるアプローチにて挑めば、パンクリアタイ世代なればこそ深層心理に潜む私のD.I.Y.パンク魂に点火、怒涛のノイズギター全方位無差別大乱射、加えて砂十島劇場も幕開けるや、怒涛の大疾走の果て、再び大団円へ至るや幕。

 

[set list]

1. Dark Star Blues

2. Santa Maria

3. Flying Teapot - including In A Session Not C

4. Pink Lady Lemonade ~ Sparkling Pink Lady Lemonade

5. Cometary Orbital Drive

 

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

機材班たる私とNANI君が、終演後に物販ブースことAcid Mothers Temple Shopzoneに居合わせるなんぞ稀有なれば記念撮影。然ればこそ終演後に御買い上げ頂くも、私とNANI君のサイン取得は些か困難極められにけり。

 

 

 

物販部隊大奮闘されれば、その間に残る食材を以て「鉄板焼き」準備させて頂かん。そもそも御用意下さりし食材が微妙なれば、翻りその妙味さえも活かすべく「羊キムチ&海老パプリカ」拵えんとす。

 

 

後は鉄板マスターNANI君に御任せせん。

 

 

而して酒宴続けば、

 


私は残されし海老の頭や殻を鍋にて煮詰め、牡蠣油と大蒜を加え、特製海老出汁拵えれば、NANI君に素麺湯掻き頂き、

 

 

斯くしてインプロリサイクルクッキング「海老出汁素麺」完成せり。写真がブレブレなるは御愛嬌、悪しからず。

謎の炭水化物拒否症候群に苛む私は、味見程度にて十分、皆様に大変御好評頂けば調理番の本懐かな。

 

 

Sebastienの御厚意に感謝するばかり、素晴らしき一夜を有り難う。

 

 

因みに今回のライヴ開催に際し、lathe cut記念7”EPを限定生産下されば、何れBandcampにて販売予定、その節には当拙ブログにても御案内させて頂く所存、震えて待たれたし。

 

 

 

 

未だ多くの方々が居残り楽しまれる中、明日もライヴ控える我々は流石にここらにて御開きとし、今宵の投宿先へ移動せり。

ジョンソンに隠し子発覚、

 

 

実は双子やったのかーい!苦笑せざるを得ぬジョンソン之圖。

 

 

明朝発たれ帰国の途に就かれる友理ちゃんも交え、皆して2次会に耽れども、今宵のダブルヘッダー疲れもあれば、遂には轟沈せり。

 

アメブロ仲間たるNANI君も投稿再開、今回のツアー中も並走投稿されんと思えばこちら
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