Reno | 大ぼら一代番外地

Reno

午前時起床。昨夜、洗濯機にて概ねの服を洗濯すれば、自ずから着替え2軍やら3軍やら招集、ツアー初日メキシコはHerculesにて、熱狂的ファンの方から頂戴せしシャツも登場。衣装が変わればキャラも変わるべしと、浪花のチャラいオッサンへ。NANI君曰く「こんなオッサン、大阪でもなかなかいてませんよ。」ホンマ?

NANI君のブログ記事より写真拝借すれば、悪しからず。

 

 

朝飯拵えるべく、先日仕込みし鶏腿肉召喚すれど、昨夜皆様が絶賛ステーキ祭り開催されるや、センシティヴ過ぎな火災報知器が無限稼働、喧しく煩わしく忌まわしき事この上なければ、レンチン焼きマシーンにセット、電子レンジにて2分半加熱調理すれば、勿論火災報知器は沈黙して然るべし。

 

 

別途、玉葱もレンチン焼きマシーンにて加熱調理施せば、キャベツもチンマシーンへぶち込み、電子レンジにて3分加熱し蒸し上げ、薬味たるパクチーとハバネロ召喚、

 

 

トマトサルサとワカモレ共々、全て盛り合わせるや、空想似非ニッククッキング「メキシカン・チキン・グリル」再び大いに堪能せり。

 

 

午前10時、ネヴァダ州Renoへ向け出発すれど、如何せん時間余せば、界隈のリサイクルショップ急襲せり。

丁度ベルトが切断寸前の危機的状況たれば、運良く新調叶いし。

貴族的上着試着中のジョンソン之圖。斯くもド派手な上着を、まるで普段着の如く着熟し得るとは、上流イケメンの特権かな。

 

 

Angelaから連絡あり、実は昨日我々の為にスープ拵えれど、供する機会逸すれば、是非に行き掛けの駄賃にて立ち寄られたしとの事。斯くして彼女の御宅へ御邪魔させて頂く運びとなりにけり。

 

 

そもそもSeattle在住たりし彼女なれど、コロナ狂騒もあればこそか、そもそもは祖父母宅たりし此処へ転居されにけり。

 

 

今回のツアーも残す処愈々4発、流石に皆様隙あらば寝落ち。斯く云う私は、疲労感否めねど、先日のステーキ食らいし夜以来、何故か復活の兆しにて、況して昨朝見し「風呂にて寝る夢」の夢占い宜しく「疲労回復」しつつあれば、一人庭にて、其処等に転がりし西洋熊手を拝借、山寺にて日課とする竹竿を用いる我流エクササイズ「タケササイズ」と「竹刀素振り」なんぞに興じる程に、概ねエネルギー充填完了。

 

 

Angelaが朝飯供して下されど、メッセージにて伝えられしスープは何処。まあええか。

 

 

Angelaと記念撮影。今回Angelaと初対面たりし最若輩祥三君が、カメラマン務めさせられれば、此処に映らぬ次第。悪しからず。

 

 

青空と地平線が続けば、ついぞ車中にて転寝。

 

 

給油休憩にて、見る限り老舗ガソリンスタンドに立ち寄れば、

 

 

 

 

 

併設される売店にて、所謂使い捨てカイロ発見せり。そもそも米軍の携帯保温器を原型に、日本のメーカー各社が開発製造されにければ、海外にて余り御目に掛かりし記憶なけれど、寒冷地なれば当然「あるとこにはある」も道理か。

 

 

而してロッキー山脈へ帰還すれば、いきなり景色は再び雪景色へ。

 

 

 
3時間半のドライヴにて、ネヴァダ州はRenoへ、先ずは投宿先たる高級ホテルへチェックイン。今宵は23階に投宿なれば、眺望之圖。
 
 
 
見下ろすビルが果たして廃墟か、内側の空洞部分の荒廃具合眺めるや、ついぞ特撮ヒーローの戦闘シーンに、格好のロケ地となるべしなんぞと思う始末。
 
 
腹拵えせんと思えど、高級ホテルなれば自室に電子レンジなんぞあらざりて、仕方なく蛸チリソース缶召喚、
 
 
レタス、玉葱、パクチー、ハバネロを刻み和え、
 
 
トマトサルサ、ワカモレ、トルティーヤ召喚、写真には映らねどハバネロソースとライムジュースも召喚、
 
 
斯くして超速非加熱クッキング「蛸タコス」堪能せり。
 
 
個人的にはトマトサルサよりも、ワカモレ添える方が好みなり。
 
 
23階より夜景眺望之圖。
 
 
今宵の会場The Loving Cupへ到着せり。
 
 
因みに同じ経営者に由るピザ屋「Satisfaction PIzza」隣接、ロゴデザインの由来は推して知るまでもなし。
 
 
Renoはカジノの街なれば、カジノにて遊興三昧に耽る富裕層の来場を期待して然るべし。社長自ら陣頭指揮に立ち、有閑マダムならぬ有閑ギャル相手に、猛烈なアピールぶり、飽くまでも物販部隊「社長」としての重責果たさんとの熱き想いと使命感に燃えられればこそと思いたくも、どうにも隠しきれぬ下心こと闇のオーラ放射され捲れば、此処はパパラッチ宜しくついぞ盗撮せん。
 
 
然れどそもそもスマホの操作不案内な私にして、絶好のシャッターチャンス逃すまじと焦れば焦る程、押せども押せどもシャッター下りぬ体たらく、漸くシャッター切れしかと思えば、斯くの如き手ブレぶりにて、
 
 
然れば此処は動画撮影すべしとモードチェンジ、然れど是亦慌てれば何故か動画撮影開始ボタン起動せず、漸く起動するも時既に遅し。結局決定的瞬間の撮影叶わねば、悪しからず。
 
 
今宵、先鋒務められしは御存知Dead Leaf Echo、正規ベーシストSteve参戦以来、其のベースの音色もあり、LGの如何にもなギターワークもあれば、益々Joy DivisionBauhaus辺りを想起せられ、80年代初頭たりし高校生当時、身の回りには此の手のバンド、今で云う処のポストパンクバンドが、雨後の筍の如く涌き捲りしかなと、しみじみ思い出されし。
 
 
 
フラフープにて踊る女性もおられし。
 
 
今宵は90分セットを披露せり。開始早々、いきなり東君のシンセが御陀仏昇天されしかと云う一大危機に直面、果たして復活し得るや否や、其れは当の本人さえも解らぬ中、残されし我々は演奏続けるのみならず、AMT宗家の核とも云えるシンセを欠けばこそ、其れを全員にて補い余りあるべく、此処まで培いしベーシックを瞬殺完全解体、奇しくも斯様なトラブルが引き金となり、音楽的新機軸が次々指し示されれば、遂に祥三君が更なる開眼遂げられえげつない境地へ到達されしか、而してジョンソンが叫び、砂十島劇場満員御礼大興業中、斯くして宇宙大遊泳に興じつつも、東君のシンセ復活の暁には復帰ポイントを示し誘導すべく、様々な局面を経捲り、満を持しシンセが奇跡の復活遂げるや、宇宙の果てたる究極の一点目指し一丸となり、全次元のメタバースさえ呑み込みつつ急速膨張超速大疾走、最後はguitar crowd surfingを経て、大団円へ至るやギター絞首刑にて幕。
 
[set list]
1. Dark Star Blues 
2. Santa Maria 
3. Flying Teapot
4. Pink Lady Lemonade ~ Sparkling Pink Lady Lemonade ~ Cometary Orbital Drive
(※ セットリスト眺めるのみなれば、いつもと変わらぬ何の変哲もなき様なれど、行間に秘められし部分こそが、今宵の真骨頂と知れ。)
 
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第。悪しからず。
 
 
 
 
 
 
開演直前の1枚。此の時は未だ、今宵何が起こるか全く存ぜぬ我々たりしかな。
 
 
終演後、ギター絞首刑証拠写真撮影せんとステージへ戻るや、
 
 
未だ盛り上がるホール之圖。
 
 
投宿先たる高級ホテルへ帰還すれば、ギャンブラー東君は、夜のカジノへ消え行きしとは云わずもがな。
 
 
禁断の夜食のみならず、斯様な夜は是非にも一人プチ打ち上げに興じ、晩酌せんと思えど、生憎の高級ホテルなれば自室に電子レンジあらず、調理不可かと思えども、玄関ロビーに電子レンジ有りとの情報を受け緊急出動。
厳しき面持ちのセキュリティー女性から、冷たき視線浴びせられつつも、決して怯まず、先日仕込みし海老と玉葱セットせしレンチン焼きマシーンを、電子レンジへぶち込み、3分間加熱するや、早々に自室へ帰還。
斯くして無事調理叶えば、
 
 
レタス敷きし皿に盛り付け、トマトサルサ、刻みパクチー&ハバネロ投下、斯くして空想似非ニッククッキング「メキシカン・ガーリック・シュリンプ」完成、
 
 
昨日ケータリングより失敬せしビール召喚、
 
 
是にて晩酌堪能せり。
 
 
海老が残れば、先の「蛸タコス」用に用意せし野菜類残党召喚、混ぜ合わせ「メキシカン・ガーリック・シュリンプ・サラダ」として堪能せり。
 
 
斯くして最終章たるカリフォルニアラウンド第3夜は、更け行きし。

 

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