Arcata | 大ぼら一代番外地

Arcata

午前7時半起床。日本出発から既に1ヶ月余を経過すれば、流石に疲労蓄否めず、特に腰痛と坐骨神経痛再発の兆し。

 

 

朝飯拵えんとすれど、備蓄食材殆ど尽きれば、昨日購いしコーンビーフ缶召喚、

 

 

解しつつ、電子レンジ用魚焼き器ことレンチン焼きマシーンにセット、是にタコスの素施し、

 

 

電子レンジにて1分加熱、

 

 

レタス、玉葱、ハバネロ刻み和え、半分に割れしトルティーヤ、ワカモレ、トマトサルサ召喚、

 

 

是等を以て「ビーフタコス」堪能せり。待望のワカモレ参戦、然りとてパクチー忘れし失策ぶりかな。

 

 

先日初めてコーンビーフを以て「ビーフタコス」拵し際は、随分美味に思えしコーンビーフタコスなれど、今回はコーンビーフの塩っぱさと味わいに即飽き、即座に何かへ作り替えんとす。

然りとて備蓄食材乏しく、現在所持するはレタス、玉葱、大蒜、パクチーのみ、果たしてこれでどないせ云うねんな。此処はインプロバイズドクッカー腕の見せ所とばかり、頓知利かせんとするや妙案到来、徐ろにレタスの葉を千切り、其処へコーンビーフをON! 薬味にパクチーも添え、

 

 

是を其の儘レタスにて包み、レンチン焼きマシーンへセットするや、タコスの素を投下、

 

 

電子レンジにて2分加熱すれば、是にてインプロ空想似非ニッククッキング「メキシコ風コーンビーフのロールレタス」完成、飽くまでもメキシコ風への拘り譲れねば、悪しからず。ロールキャベツと異なり、レタスならばキャベツの如く下茹でも不要、而して出来上がりはキャベツと大差なければ、是は良きかな。

 

 

午前11時、カリフォルニア州Arcataへ向け出発せり。

給油休憩に立ち寄りしガソリンスタンドに併設される売店にて「SUSHI」販売されれば、本場のCalifornia Rollなり。

 

 

我等がGODことJustinから下知あり曰く「これが今回のツアーに於ける、最後のスーパーマーケットでの買い物」、斯くして是がWalmartファイナルチャンスと思えば、残す処1週間を凌ぎ切る食材及び土産あれこれ所望すべし。

然れど今回のツアーは、前回の北米ツアー春の陣や、昨秋の欧州ツアー時と異なり、独メルセデスベンツ社製大型バン「Sprinter Van」にあらず、米フォード社製「Transit Van」なれば室内狭く、況して長距離移動日多ければ、発症兆候ありて再発懸念される腰痛と坐骨神経痛に先駆け、例の謎たる左膝伸ばせない症候群頻発、斯くして歩行困難と化す局面少なからず、今回も下車するや歩行困難にして、店舗入口が何と遥か彼方に感ずるかな。

店内をちんばにて徘徊する内、毎度乍ら何の前触れもなく回復、何とか買い物行い得る状況と化せば、最後の買い出しの戦果は、土産たる品々含め、キャベツ、レタス、玉7個入り、大蒜3個入り、蛸チリソース缶 x 3個、トマトサルサ、蟹蒲、海老1パック、鶏腿肉 9切れ入り、ローレル1袋、タコスの素 x 数種、ルイジアナフィッシュフライ粉、ケイジャンチキン粉、XXXtraハバネロソース x 2本、Clamate (946ml) 1本、メキシコ製Salsa Macha 1瓶、以上。

 

 

「買い食い君」ジョンソン、本日の買い食いレポ之圖。

 

 

7時間余のドライヴにて、カリフォルニア州はEurekaのホテルへチェックイン。

ネット接続するや、以前から発売が噂されつつも、幻に終わらんと思われし代物「ほぼ作中登場サイズ おっきいもっふんぬいぐるみ」の販売告知発見、然も限定300個にして、予約開始時刻が奇しくも今から3分後とは、正に神様が私の「もっふん愛」のみならず「リタ様への忠誠心」試さんとする試練か確信、値段も見ずにポチッとせんとすれど、プレバン公式サイトを海外から閲覧するは困難極まり、焦燥心に煽られつつも情報収集すれば、

 

 

御値段は何と約12万円也。然もサイズ特大なれば「作中登場のもっふんは、一般的な玄関ドアに入らない大きさのため、全体を約10cm小さくし搬入可能なサイズにしております」との事。12万円とは予想を上回る高額設定にして、リタ様には申し訳なくも、流石に購入躊躇断念せざるを得じ。否、能く能く考慮すれば、世に云う高級ペットなんぞ1匹数十万円なんぞザラ、更に維持費として餌代に始まり、美容院代やら獣医費用やらペットホテル費用やら、諸費用含めれば目眩さえ引き起こす別世界ぶり、斯く思えば12万円なんぞ安価極まりなく、況してもっふんに餌代等の諸費用一切不要、加えて死ぬ事もあらねば生涯の伴侶とも成り得る次第。是は再び購入迷うばかり、早々に300体売り切れて下されば、潔く諦めも付くかな。

 

 

因みに会場へ向かう車中にて、東君とこの「もっふん」談義に花咲かせれば、聞き耳立てられしジョンソンが「あの白いやつですか?」なんぞと口挟み来るや「ホンマは何の興味もない奴に語る口なし」と一蹴させて頂けば、悪しからず。尋ねるならば、是非に好きになって頂きたしとの、熱き思いあればこそ。

 

 

 

先述の「メキシコ風コーンビーフのロールレタス」移動の車中にて2個食らえど、コーンビーフ自体の塩っぱさに、タコスの素の味わい加味され、極薄味嗜好の私には悶絶級の塩っぱさと化せし。然ればリサイクルクッキングにて魔界転生させるべく、レンチン焼きマシーンに玉葱と大蒜をセット、電子レンジにて3分加熱、其の傍らにて耐熱容器へ「メキシコ風コーンビーフのロールレタス」ぶち込み、其処へローレル挿しClamate注入、

 

 

加熱調理せし玉葱と大蒜も合わせ、電子レンジにて3分加熱、然れば是にてインプロリサイクル空想似非ニッククッキング「メキシコ風煮込み コーンビーフのロールレタス」完成、

 

 

敢えてロールレタスを解き、コーンビーフをスープに馴染ませれば、味わいも良き塩梅と化し一件落着。トマトベースならば外れ様なし、大いに堪能せり。

 

 

隣町たるArcataへ、今宵の会場The Miniplexへ到着せり。

 

 

今宵先鋒務められしはDead Leaf Echo、当初は単身気を吐かれしLGも、今や正規メンバー全員揃えば、初期フォームから最終フォームへ強化済み、夜な夜なトリッキーなギタープレイ繰り出しつつ、シャウトしては客を煽り捲られし。写真撮影叶わねば、悪しからず。

 

次鋒務めしは我々にして、今宵は90分のセットを披露。ツアーも最終盤迎えれば、拝借するMarshall JCM2000も、私の個人所有Roland JC-120も、愈々断末魔の叫び上げるが如きにして、演奏開始40分程度までは、高域含め未だマトモな音を得られれど、40分経過する辺りから高域も低域も減衰喪失し始め、遂には中域のみたるショボき音しか出ぬ有様。 然れば自ずから序盤にギターソロを集中、後半は全てを「砂十島劇場」に委ね、最後にキメ技のみ披露させて頂くタッグプレイ作戦へ。然れば1曲目に30分以上も費やす濃厚過ぎな幕開け、而して怒涛の大疾走の果て、最後はguitar crowd surfingを経て、大団円へ至るや幕。

 

[set list]

1. Dark Star Blues - including Santa Maria
2. Blue Velvet Blues

3. Pink Lady Lemonade ~ Flying Teapot ~ Sparkling Pink Lady Lemonade
4. Cometary Orbital Drive  

 

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶わねば、悪しからず。

 

而して今宵殿務められしは、地元の燻銀アシッドロックバンドDatura Bluesなり。所謂ヘッドライナー終演後のレイトナイトショーにして、殆どの客が帰路に就かれし後なれど、翻りコアな客ばかり残れば、本来危険たりし筈の空気が、既に日常的風景の一場面へ昇華されし此の空気感こそ、60年代のアメリカ地下音楽シーンのローカルな現場とは、正に斯くの如きたりしかと想像させて余りあるかな。

 

 

投宿先ホテルへ帰還すれば、本日贖いし海老召喚、

 

 

冷水にて洗浄後、持参する胡麻油+刻み大蒜+メキシカンチキンブイヨンに漬け込み、下拵え完成せり。

 

 

続けて骨なし皮なし鶏腿肉召喚、

 

 

隠し包丁施せば、是亦胡麻油+刻み大蒜+メキシカンチキンブイヨンに漬け込み、更にローレルも挿し込むや、

 

 

ジップロックにて封印、是にてこちらも仕込み完了せり。

 

 

今回のAMT宗家北米ツアー秋の陣も、愈々残す処5発、帰国まで8日を数えれど、遂に此処に来て持病たる坐骨神経痛発症、大いに苦悶せらるるも、就寝叶わぬレベルには未だ至らぬが救いか。

斯くして最終章たるカリフォルニアラウンド第1夜は、更け行きし。

 

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