Paris | 大ぼら一代番外地

Paris

午前5時起床。本日はドーバー海峡渡り、フランスはParisへ移動控えれば、午前8時出発を予定せり。

朝飯食らうべく、午前7時過ぎにホテル別館たるレストラン&バーへ赴かんとすれば、朝焼けにて赤く染まる空仰ぎし。

 

 

同室NANI君に「Unlimited breakfast」注文依頼し、忘れ物を取りに自室へ戻れば、NANI君は「Unlimited breakfastを二人前」と注文せしつもりが、全種2個ずつ皿に乗せられし大盛りイングリッシュ・フルブレックファースト到着、如何せん「Unlimited」なれば、無限に大盛り&御替わり可能、然ればこれはもしや二人前をNANI君が一人にて食らうと勘違いされしか、私の皿が配膳されれば「一人二人前」が確定せん。斯くして苦笑いを以て待機中のNANI君之圖。

 

 

結局私に同じ二人前盛られし大盛りイングリッシュ・フルブレックファースト到着、是にて「一人二人前」が確定せり。

 

 

NANI君「一人二人前」ブレックファースト奮闘之圖。

 

 

然りとてビュッフェスタイルの際、凡そ貧乏根性にて山盛り確保する我々なれば、能く能く考えるや、下手すればビュッフェの方が更に多く食せしや。而して完食せり。

 

 

フランスはParisへ向け、先ずはフェリー港たるDover目指し爆走せり。2時間のドライヴにてDoverへ到着、国境へ到りし。

 

 

20分待ちの表示なり。

 

 

大英帝国がEU脱退後初となる欧州ツアーへ、一昨日Bo Ningenが一足早く突入されれば、タイゲン君に出入国に際しての詳細レポートを依頼、如何せん全てが初体験となる今回、果たして如何なトラブルが待ち受けるか憂慮して余りあるばかり。Bo Ningenはフェリーにあらず海底トンネルEuro Tunnelにて欧州上陸されれば、フェリーとは多少状況異なるやも知れねど、可成り面倒な手続き踏まれ、結局出国に1時間、入国に更に1時間費やされにけり。以下、タイゲン君のTwitter投稿記事を無断転載、悪しからず。

 

 

 

英仏両ボーダー、更にはバンの積載物含めセキュリティーチェックも行われれど、Bo Ningenの場合とは全く異なり簡易なものなれば、筒が無く全て通過せり。この海の向こうは愈々欧州大陸なり。

 

 

無事フェリーへ乗船果たせば、私はBandcamp用録り下ろし作品の録音作業に勤しまんとするや、外付けHDを繋ぐ為のUSBハブを車内に忘れしが発覚、然ればこの際、外付けHD不要なる全く新たな音源制作すべく、フェリー船内にて新音源制作に勤しみし。

 

 

1時間半の船の旅を以て、フランスへ到着。

 

 

タイゲン君より、入国に際し、全機材のシリアルナンバーやら携行商品の前内訳等記載せし書類提出やら何やら大いに面倒な手続き踏むと伺えば、可成りの面倒は覚悟の上たれど、実際は大英帝国のEU脱退前と同じく、一切ノーチェックにて、無事フランスへ上陸果たせり。

 

 

フランスはガソリン不足にて、価格高騰のみならず、ガソリンを求め日々長蛇の列と伺えど、そもそも個人主義どころか「エゴイズムは美徳」とされるフランス人、日本人の如く後ろに並ぶ人を気遣うなんぞ不毛の極み、而して「効率化への改善」なんぞ嘲笑されて然るべきにして、仮令こちらが提案すれど「今の儘で、何か問題が?」と返されるがオチとは重々承知之介、然れば給油ポイント2箇所に対し1列に並びながら、前が既に空いておれど、後ろ側が給油中なれば、アホの如くボケェっとのんびり待たれる愚かさ、然れば当然列も進まず、アメリカ人たるMorganは痺れ切らし、該当の車の運転手に、前の給油ポイントが空いている故さっさと移動しろと諫言する始末。

 

 

斯くしてフランスはParisへ、今宵の会場たるLa Station Nordへ到着せり。

 

 

今や絶滅危惧種たる素人ブロガーな私なれど、最近はライヴ会場の写真撮影さえサボり、内容超希薄な記事を連日投稿する体たらくぶり露呈すれば、今宵はサウンドチェックなんぞも撮影せり。

 

 

サウンドチェックも速やかに終了、今宵はワンマンなれば機材も其の儘ステージ上にセッティング、然れば開場前のステージ写真なんぞも撮影せり。

 

 

 

 

フランスと云えば「男子トイレは便座がない国」として知られれど、此処の男子トイレには便座完備され驚愕。もしやコロナ狂騒の3年間にて、衛生面なんぞも見直され、嘗ては「便座がなくて、何か問題が?」なんぞと嘲笑されしフランス人も、遂に意識改革されしや否や。

 

 

晩飯はケータリング「チキンと野菜のカレー」なりけれど、これの何処がかれーなるか要説明。いやはや相変わらずフランスの食事事情の貧困さ、斯様な代物を供し商売が成り立つとは、或る意味御目出度き限りかな。

 

 

在仏日本人ミュージシャンにして元OXZのチャーさんことOta Emikoさんと御亭主にして敏腕ミュージシャンJulien Omeyer氏が、何と蓮司急逝の報を聞くや、自宅の電子レンジを御寄贈下さり、感謝感激どころか正に命の恩人、どうも有り難う御座います。Merci beaucoup!
御二人は「Emiko & Kirisute Gomen」なるジャパネスクサイケバンドを筆頭に、多岐に渡り様々な活動されれば、特にチャーさんはあのUrban Saxのメンバーとしても長きに渡り活動される次第。

 

 

因みにEmiko & Kirisute GomenのPVに、僭越ながら私も出演させて頂きし敬意あれば、悪しからず。

 

 

御二方とのコラボユニットEn'Ma​-​Oも、既に1stアルバムはCDとデジタルにてリリース済みなり。

 

 

今宵はワンマンにて95分のセットを披露せり。此処最近の流れに任せ、亦してもハイパー爆アゲセットにて、怒涛の疾走を以て駆け抜ければ、大団円へ至り幕。

ネット上にてライヴ写真拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第。悪しからず。

 

 

 

 

セットリスト:
1. From Planet Orb With Love • Good​-​bye Mrs. Uranus
2. Blue Velvet Blues
3. Dark Star Blues
4. Pink Lady Lemonade ~ Sparkling Pink Lady Lemonade

5. Flying Teapot
6. Cometary Orbital Drive ~ Speed Guru

 

今宵も終演後、予てより大いに世話になるHeleneを筆頭に、旧友QuinnやTadao君、差し入れ下さりし沈若潭君等、多くの旧友知人と再会果たせど、写真撮影全く行わねば、悪しからず。Heleneの計らいにて、盟友Jean François Provousとも電話にて話せれば、矢張り旧友との再会こそが海外遠征最大の楽しみと、コロナ狂騒にて3年も御無沙汰すれば尚更、改めて実感せり。


「ツアーの体」「ツアー脳」へ仕上げ、此処まで疲れ知らず絶好調にて怒涛の勢いにて日々ライヴ行えど、気付けば既に3週目終わり迎えれば、遂に疲労爆発し始めしか。連日ハイパー爆アゲセットにて怒涛の疾走繰り返せば、流石のNANI君もいつも以上に早く疲労のピーク迎えられ、今宵もホテル漂着するや轟沈されし。日本で帰りを待つ砂十島家の皆さん、愛しのパパは家族の為に頑張ってますよ!応援ヨロシク!

 

 

トイレやシャワーも共同なる安宿なればこそか、案の定「便座なしトイレ」にして、いやはや毎度の思う事なれど、フランス人はこのトイレを如何に使用されるのか興味深き限り。因みに嘗てバンド内にて話題に上がりし際、津山さん、東君、私、各々全く異なる使用方法なれば、尚更「フランス式便座なしトイレの正しい使い方」知りたくして当然なり。

 

 

チャーさん御夫妻より御寄贈頂きし電子レンジこと蓮司2号、先ずはその実力を確かめさせて頂かんとすれど、この糞安宿は部屋も激狭且つコンセントが枕元のみなれば、自ずからベッド上に鎮座頂く羽目となりし。早速昨日拵え、更に強化フォームへと進化し乍ら、此処まで食いそびれ捲りし道中弁当「鶉玉子 ON 鯖ごはん」召喚、いざ蓮司2号起動を以て加熱せり。

 

 

蓮司2号の素晴らしき活躍にて温まれば、刻みしレタスを加え、ケータリングより失敬せしサルサディップとワカモレ投下、斯くして最終フォーム「メキシカン鶉玉子 ON 鯖ライス」へと強化、禁断の夜食として食らえど、ついぞ「おかず食い」な側面露呈、結局上部の鶉玉子フライとレタスをメインに食らえば、下に潜む鯖ごはんまで至らず終い、斯くして明日の朝飯にて蓮司2号の力を御借りし、再びリサイクルせん。

 

 

NANI君のブログも並走されれば、是非に御併読頂きたし。

ジョンソンのツアー日記は、Facebookにて展開中。
祥三君のツアー備忘録も、Facebookへ投稿される次第。