阿漕なアップル ― iTuneの闇 | An Ulterior Weblog

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昨年、11月に諸事情からガラケーからiPhoneに変えたことを以前に書いた。不本意であったし、使い勝手は相変わらず悪い。便利と思えるのは辞書機能やネットで情報を得るときにPCよりサクサク調べることができる点ぐらいだ。

 

アップルストア無料期間の3ヶ月を利用して使えるアプリなどを(通信量上限に気を付けながら)ダウンロードし、現在、完全に固定して落ち着いている。ホーム画面はずっと整理され、これほど使い易い画面はそうはないだろうというぐらいにはなっている。たまに他人の画面を見る機会があるが、自分の方が断然、簡素で使い易く、誤操作をできるだけ抑えるようにできている。それでも、基本機能部分がダメなものはどうしようもなく、電話に関してはポンコツ以外の何物でもないことに変わりはない(通話中の頬の接触で会議モードになるとか、いい加減にしてもらいたい)。

 

さて、契約後3ヶ月の無料期間が過ぎると、アップルから毎月請求が来るようになった。iTuneの利用料金である。税込980円。無料期間の間にダウンロードした曲数は150ほど。そのうちの一部は別にダウンロードしたアラームアプリ(日本の祝日に対応できるもの。iPhoneはおバカなので、こんなことにも対応していない)と関連付けて、アラームでは音楽が流れるようにしていた。これで多少は気分よく使えていたわけである。ときにはアラームが鳴って、耳にした人から、いい曲ですねと言われたこともある。

 

iTuneには意外に有名曲がなく、諦めたものもある。それで、大体ここまでかというのが150ほどで終わった理由である。50ぐらいは見つからなかった。そして、それをアラーム(通勤用で起床用に非ず)で楽しく使って、まあ、これで十分かと思って iTune 契約を解除した。もう特にダウンロードしたいものもないので、年間1万円以上もただ取られるのは馬鹿げている。解除方法は少々わかりにくいがアプリからパスワード確認だけでできた。すっきりした気分になった。毎月のあの「お金を頂きました」というメール連絡も来なくなる。

 

解約から1ヶ月が過ぎたある朝、アラームが全くの無音になった。出勤時間を過ぎているのに鳴らない。見ると、アラームアプリは動作しているが、音楽が流れていない。Music アプリを見ると綺麗さっぱりに全部消えていたのである。再契約をしなかったからだろう。つまり、スマホにおいておきたかったら、年間1万2千円を払えというわけである(2年契約式でないことは関係ないと思うが、本体買取式で価格は1万6千円)。これだけのお金があれば、とてもいい専門洋書を新品で購入できる。

 

なるほど、こういう仕組みか。もちろん、著作権費用が発生してもいるだろうが、そうだとしてもこれは高い。よろしい。アラームが音楽でないと困るということはない。2度と貴様たちのところから購入という愚行はしない。

すでに、OS更新では古い機種の速度を勝手に落とすという仕組みをこっそり入れていたアップル。AmazonのKindleに似た仕組みだが、おそらくアップルの方が先駆けだろう。Kindleはまだ無料で見れるサンプルがあるが、iTuneにはない。全く、こいつら毛唐のやり方の阿漕さには頭に来る。

iTune、iBook に関するアプリはゴミでしかないので全て消去した。ちなみに、削除前、iTuneでは曲の検索はできたが試聴さえ一切できなかった。

 

赤外線通信どころかSDカードも使えず、基本機能も使いにくいiPhoneはいつでも替える用意があるし、auから離脱する用意もある。それほど頭にきている(バッテリー交換もできないので、新規購入を強いられもする)。自分たちの都合のいいように顧客にいろいろ制約を課している。そのためにカメラ含めて機能的にはAndroidと同等かかなり越されているものもある。普通ならオワコン扱いだろう。ガラホかAndroidで替わりの小型なものが早く出てほしい。

時間が無駄になるだけなので、ホーム画面のアプリ入替えや整理などももうこれ以上行わないことにした。

 

 

スマホでのアップルの売行きは中韓に抜かれ、シェアを落とし続けている。価格を抜きにしてももうiPhoneの優位性はすでに失われている。アップルは違法的で姑息な手段も含んで囲い込みを行い、結果、オープン性で改善してきた他社に負けたのだ。ブランドといっても、よほどの個別性と寡占性がない限り、単独維持などできない。特に、IT関連はオープン性そのものが命のような世界であり、そこにアップルのようなやり方と製品は基本的に馴染まない。富裕層相手とターゲットを絞っても、庶民の方が使い勝手のいい多機能のを持っていれば魅力を失うのがこの世界。制約を設けたことがこの業界ではネック。デザインがいいと言っても機能的に周囲から置いて行かれたら生活上も使えないものとなる。いつまでもジョブズの黄金時代の感覚で過ごしているとITコンテント(コンテンツは和製英語)を担う役目は終わってしまったと言える。