iPhoneの問題(バッテリー) | An Ulterior Weblog

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Read-only, not set communicative and periodical updating, sorry.

前々回にiPhoneSEに機種変更して、そのというかスマホというかダメさ加減を書いた。

ネットやゲーム、SNSにどっぷり1日浸かっているには都合がいいかもしれないが、自分には必須なことではないし、何より、電話が単なるアプリになってしまい、電話機の機能性が大きく損なわれていることへの不満は鬱積している。iOS11には更新していない。不満も聞くので、すぐまた修正版が出るかもしれない。なので、iOS11で解消されている部分はあるのかもしれないが、とりあえず現状維持。

 

いじっている時間は短いので、いつも使うときはスリープ状態。急に通話をしようとすると最短でも、

 

 ホームボタン2回押し→電話アイコンタップ→画面したメニューでダイヤル出しのタップ→番号入れ→通話ボタンタップで発信

 

終えるには通話ボタンをタップし、ホームボタンを押す。
ホームボタンが多くてとにかく邪魔。最後の使用画面があればそのまま残るから(電話アイコンが隠されたまま)、まずはホームボタンを押して、最後のアプリを終了させる作業が入り、とてもいらいらさせられる。ガラケーならダイヤルボタンを直接押せばすむ。それでさえ緊急のときはもどかしく感じた。PC機能を詰め込んだためにこういう事態になっている。
履歴を使う場合は、画面下メニューで履歴を押して、リストの中のものをタップして発信になる。履歴は酷いの一言。発信と着信、全部が同一リストの中にあり、受け損ねたものだけが別タブで引き出せるだけ。両手で作業しながらの通話では肩と頭で挟むが、幅があるので、耳にスピーカーを押し当てにくい。どうしてもガラケーより音漏れして聴き取りにくくなる。

また、ダイヤルボタンを触るとピッポッと音が出るが、設定で消すことができない。本体横のサイレントボタンを押してマナーモードにする以外にない。そのまま戻し忘れると通知音や着信音は鳴らない。こんなバカ電話初めて。信じられないシステム。会議電話機能とか入れるより、基本の方を何とかしなさい。いかにアップルが電話をかけるという人間の行為を軽視しているか。

SEにはないが、操作だけなら3D Touchで不満が解消されるかもしれない。しかし、こんなもの高齢者には無理だろう。そもそも何でこんなことをしないといけないのか、スマホが前提になり過ぎていて、効率が悪くなったのでそれを埋めようとさらに難しいことになっていく典型のように思う。それに履歴構成とか音の問題はそれらとは関係ない。電話以外にも独り善がりの動作はあちこちにある。

 

次に本丸バッテリー。

持たない。最初はいろいろ調べては設定してで、ずっと使っていたら半日しか持たなかった。充電は速いがプラグや本体のバッテリーが熱くなる。特にプラグの発熱が異常。これほどの電流を流していて寿命が長いわけがない。もっとゆっくりであれば発熱を防いで寿命を延ばすことができる。一般的に、熱劣化する物体はその温度で指数関数的に縮まる。発熱が2倍になったら、寿命は半分では済まない。3分の1とかそれよりもっと下になるのが普通。たった500回で劣化するというのは充電時間を短くした結果だろうし、そうしておいて次の機種変更を促すためにわざと設定された高度に技術的作為なのではないかと思っているぐらいだ。

 

こっちの記事ではiPhoneのマニアが充電の仕組みを説明しているが、

https://iphone-mania.jp/manual/elementary-142475/

80%までは高速充電でそれを超えるとゆっくりになるから寿命が延びると書いているが(調べた感じでは熱はそれほど低くない)、これは正しくない。80%以下でもゆっくりにすべきなのだ。大電流で発熱していることに違いはない。しかし、ゆっくりにする手段がないようだ。

一度、設定をいろいろ試している過程で、2.5倍ぐらいに充電にかかるようになったことがある(節電モードではない)。発熱が全くしなかった。これで大丈夫だなと思っていたら、いつの間にかまた高速に戻ってしまった。どういう設定組み合わせなら電流を落とせるのかわからない。

 

さらにこのバッテリー問題は設計側でも深刻との認識なのだろう、20%を切ると自動的に節電モードに入る。したがって、その後に来たメールは通知が一切されない。自分から受信ボックスを覗きに行かなくてはならない。設定で変更はできず、使いものにならない。バッテリーを使い切ると回復力を落としてしまうし、満充電もバッテリーを傷めるので、現在は20~80%の間で充電している。つまり、全体の6割程度のエネルギーでしか使用できない。これぐらいしかもう寿命を確実に延ばす方法がないからだ。それで、とにかく切れそうなものは切って(メールや電話の通知フラッシュも諦めた。消費が大きい)、何とか1日半持つかというところだ。さらに、途中充電も避けている。20%まで使って、その後は80%を超えるまで一気に充電。これで劣化を少し抑えることができる。

 

まだほかに方法はないか。技術サポート担当の方の話を見つけた。

https://iphone-mania.jp/manual/technic-26484/

時間チェックは効かない。満充電しないので作動しない。何に使われているかは設定>バッテリー>各種使用時間のチェックでわかるので活用している。Facebookアプリは入れてない。いろいろ自分たちの広告や利用情報を得るためにバックグラウンドで動かすから、アプリは極力避けている(画面は起動時とホームともう1つの全3面のみで、アイコンもあまり置かないようにしている)。アメーバはアプリでないと編集できないというセコい仕組みで入れざるを得ない。案の定、アメーバは単独で使用率がsafari全体と同じになっている。アプリは容量も食うのでsafariで多少使い勝手が悪くても、極力safariで処理するようにしている(アプリを複数使うのではなく、safariのcover flowを使用)。意外なのはホーム&ロックスクリーン。これらの処理がメールのバックグラウンド処理と同じほど使う。したがって、アプリの使用数を抑えてホーム操作を減らす必要がある。メールのプッシュを辞めるのは当然だし、バッテリー残量表示はそのセンシングでエネルギーを使うので元々やる気なし。ほとんど役に立たなかったアドバイス。

 

もちろん、動きが重いとか何か変だなと思うと再起動をかけて、処理をすべて一度消し去るようにしている(起動のときに画面にアップルマークが出るが、背景を黒にしてマークを白にとエネルギー消費を抑えるべきだ。どうして、こうもアップルのエンジニアは出来が悪いのか)。あとは書かれていないが、物理ホームボタンとAssistiveTouchボタンではどっちが消費するか。ボタン寿命が気になるので、多少、エネルギー消費してもAssistiveTouchを使うしかない。それよりは余計な使用を避ける方が肝心。

 

何もしなければ2日を超えるのは簡単だが、それではスマホとしての意味が無くなるし、まだまだ隠れた設定を探していかないといけないのでしばらくは今の程度の消費だろう。設定や充電の仕方の工夫で2倍ぐらい、つまり1000回以上は元気に充放電できるようになってほしいところ。あとは使用頻度と負荷次第。動画とかゲームとかで高負荷使用したら、放電が早すぎて、これまた寿命が縮む。これは使用率の低い自分はあまり心配がないと思っている。

それより、4G対応のいいガラケーの出現にもっと期待する。

 

 

私が使ったことのあるソフトで感心したのはLOTUS1-2-3とLIFEBOAT社のプログラムエディター、REDの2つだけ。ソフトとしての哲学が感じられた。よくMS-DOSといった貧弱な環境の中であそこまでできたものだ。一太郎、花子も健闘していた。特に一太郎のCtrlコマンドは便利だった。携帯電話ではINFOBARに近いものを感じた(使いやすさでは最後に使っていたW63Kよりも上)。iPhoneのOSおよびアプリはこれらの足元にも及ばない。とても30年前にNeXTを世に出した人物の開発品とは思えない。

 

※※

アップルもやはり阿漕だった。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO2501130023122017000000

これはOSの処理速度の話だが、バッテリー充電速度などもやはり操作している気がする。ただし、多くの人は寿命延長より高速充電を歓迎するだろう。そこをうまく突いているから、この点では批判をうまく免れるだろう。処理速度は現状でいいが、とにかく充電時間をもう少し緩やかにしてほしい。iPhoneというかアップルを愛するなんて気はさらさらない。

 

※※※

今は発熱時間を抑えるため、30〜90%にずらして同じ6割消費をしている。節電モード自動切替もこれで回避。Battery Life というアプリを使ったところではバッテリーの劣化率は購入して一月半で1%。誤差範囲で、たぶん新品でも出ると思われる。いつ2%になるかが一つの目安になるはずだ。これが20%近くになったら弱ってきたなぁと明確に感じるだろう。

節電モードを使えれば、2,3割は使用時間が延びるらしいが、いかんせん、メールが手動で通知が出ないので使いようがない(アップルはなんて馬鹿なのかとつくづく思う)。今は画面照度を暗めに固定にして節電している。自動モードだったが、全般にかなり明るめだった。センサーを動かさなくなるし、使用状況がよく変わるので伸び率はわからないが、感覚的には伸びている感じだ。バックグランドアプリもできるだけ落としているし、ホーム画面もロック画面も真っ黒にし、画像処理をできるだけ抑えている。それでも、2日に伸びた例はない。docomoのアンドロイドを持っている人に聞くと、新品バッテリーなら節電モードで通話や動画再生が僅かなら余裕で2日は持つという。情けなきiPhoneの技術陣。