そして誰も信じなくなった | An Ulterior Weblog

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まあ、あまりに酷い話で。。。

 

希望の党が擁立候補数からすれば惨敗したとはいえ、それでも全体では公明党より多い第3の勢力を誇っている。40を切るのではないかと思ったがそこまでではなかった。

しかし、異常な状況が起きている。

 

柚木議員である。選挙期間中から小池代表の批判を口にしており、選挙後はTVにも何度か出演して、自党代表への批判を繰り返している。一見、丁寧に受け答えはしているが矛盾も多く、いろいろと言い逃れをしている。

それにしてもわざわざTVに出てまで、なぜ、こんなことをしているのだろうか?

 

希望の党立上げ時点でその創立者の中に、もともと小池が嫌いで当選後にすぐに離党すると平気で言っていた人たちがいることはすでに明らかになっている。つまり、すべては当選できるかどうかだけ。国民のことなど考えてなどいない。そういう人たちの予防線の1つが柚木のようなやり方だ。

 

逆風が吹き始めた時点で、小池批判をあげておいて、落選でも当選でもそのアリバイ的証拠とし、かつ同情票の獲得をまず狙った(こういうのは民進党議員ならお手の物)。そして、比例復活当選後はあちこちで代表批判。若狭元議員もTVに出ているが、落選した身であり柚木とは違う。列席者からも見苦しいと言われながらも平然と批判を続けた。

こうして、TVに出ながら批判し続け、自分の印象を強め、党からの除名を狙っているのは間違いないだろう。公示前に希望の党から立憲民主に鞍替えしていたら、それこそ自分への批判が強くなる。2度もふらふら動いてと。そして、逆風が起きた時点でそのまま居残り続け、当選後に鞍替えをすると決心したはずだ。ただし、自分から離党したのでは自分の価値を下げる。そこで、代表批判をして除名を勝ち取り、立憲なり自民なりに意義ある除名として移籍することを目論んでいるのは間違いないだろう。おそらく、議員でいられるなら、自民だろうが希望だろうが立憲だろうが関係ないのだろう。

 

希望の党はその獲得数によって比例で柚木を当選に持って行ったのであって、それが無ければ覚束なかったのは事実だ。小池への逆風が吹く前は断然人気の予測だったと本人は強弁しているが、それも小池人気だからだろう。自力とはとても言えない(選挙に弱いことでは有名)。

逆風になる前の小池人気は異常と思えるほどだった。どうして都政を捨てるような人物に期待するのか私には全く理解できなかったが、意外に多くの地方は冷めていたといわれる。狭い東京の中での無茶苦茶な大騒ぎという印象という話には頷ける。それもこれも地方から落ち着いて見れば、小池が何かをしたとは全く思えないからだろう。それでも第3党、恐るべしと言える。

 

小池の化けの皮も剥がれ、そして、そこにこれまた化けの皮をつけた連中がたくさんいて、その愚かさを炙り出したという点が今回の選挙の一番の意義だろう。自民だって、長期政権の中で自分たちに都合のよい運営をしていたのは事実である。安泰になるとろくなことはしない。しかし、それでも今回のような愚かな政治家が主導権を握るよりはましだろう。

この調子では国民はもう誰1人として政治家を信用しなくなるだろう。

日本の政治家は一体、いつからこうも成り果ててしまったのか。小池が政府要職に就いたあたりからか。

 

And Then There Were None To Believe In Them.