イギリスIS空爆決定 | An Ulterior Weblog

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昨晩、CNNで英国議会の中継をしていた。与党のISへの空爆案の審議だった。現地では午後2時頃。朝から審議していたのではないかと思うが、今朝7時頃、現地時間で夜中近くに投票して採決したことから相当の集中審議を続けていたようだ。


投票の様子は見ていないが、議会の進行の様子は昔ながらの形式を踏んでいて、いつもながら面白い。少なくとも日本の質の悪い政治家連中の戯言を聞くよりは格段に面白いので、一度、見てみることをお勧めする。英語がわからなくても面白い場面が多い。特に今回のような重要審議では。世界史的にも議会発祥の国だけのことはあると感じることができるだろう。


昨晩の段階では野党である労働党の党首コービン(今回、初めてその名を知った)がかなりの時間を使って反論した。アメリカに追従し自国の元首相ブレアが軍を送り込んだアフガニスタンやイラク、どれもまともに終息していない。軍を派遣するより、現地にしっかりとした政権を樹立することが真の安定をもたらすのだと。前の同党々首で首相だったブレアの行動を自省するような話になっていた。

議会場の外では空爆反対のデモが行われていたらしいが、2面に分かれて与党と野党が対峙する議会の雰囲気は完全に空爆容認の流れにあるように思われた。議会進行は紳士的に進める英議会には珍しく、野次のようなものも飛び交い、しばしばコービンはちゃんと話を聴いてほしいと訴える場面があった。コービンの主張にしても保守党の主張にしてもそれなりの議論の中身ではあった。どこかの国のような下らないゲーム未満の審議とは言えないような代物とは全く異なっている。

日本の政治家は酷すぎる。


今朝、投票の結果は圧倒的多数で空爆容認と採決された(労働党内の造反みたいに日本のメディアは伝えているが、党として絶対的制約を持たず、最終的には個人の意見で投票できるところがさすが議会制民主主義の総本山)。空爆では弱体化はほとんどできないから、イギリスはまた出口の見えないものに首を突っ込んだことはたしかだが、はたしてこれでテロの恐怖が薄まるかどうか。却ってムスリムに油を注ぐことになれば、しなかった方がましということになるのではと思う。英国内だけでなく、周囲の国との関係もあるのでそう簡単ではないが。

ドイツは朝の時点ではまだ、参戦について揉めている様子で採決までに至っていないとのレポートだった。