ストリートビューには富士山の登山道の様子とか建物の中とか本来の目的とはちょっと違うものがときどきある。内容に衝撃的なものがあるのでここには掲載しないが、世界の中では通りで銃を持った人物が映っているとか、世界の日常が安全や平和と如何にかけ離れたものであるかを示してくれるようなものもある。
ここで紹介するのはそのような際どいものではないが、理由がはっきりしないものである。
先に日本の最低気温の1つの地として母子里を採り上げた。実はそのときにストリートビューで様子を一部確認した。ここは昨年まではストリートビューは全く設定されてなかったと記憶する。いつ設定されたかは知らないが、今回、やってみたら見えるようになっていた。
そのときに変なものを見つけた。
下の画像でメインの通りなどとは関係ない、僅かに小高い丘のようなところに青く、ぐるぐるとうろついたような線が見える。しかも道らしい道がないようなところをうろうろしている。
ストリートビューで見てもメインの通りから轍のようなのが分岐するがそこに標識は見当たらない。青い部分のスタート地点にも轍には何の標識もない。
そして長いことぐるぐる行った先にあったのが下の画像のもの。全てのぐるぐるを回れたかどうかの自信はない。実際にストリートビューで拡大して見てもらうとわかるが、鳥の巣箱みたいなものの向こうに高い金属のポールに装置のようなものが上下に2つあり、上の方にはソーラーパネルがついている。2つとも高い位置にあるのは雪深いためと思われる。
通信関係のようにも見えるし(が、こんな森林の奥に設置する意味はないと思われる)、もしかしたら、ここが北海道大学演習林内の温度測定の場所なのかもしれない。もともと、母子里そのものが広大な北大演習林の中を切り拓いてできた集落だからだ。あるいは全く別のものかもしれない。いずれ、このあたりをまた通るつもりではあるが、さすがに轍からかなりあるのでヒグマを考えるととても実物を確認しに行く気が起きない。
それにしても何故にこんな奥に入ってストリートビューを動かしたのだろうか。ヒグマの危険があるというのに。(鈴を鳴らしていてもやられるときはやられる)
※知合いから、ストリートビューを動かしていたら左上のコンパスみたいなところに『雨龍研究林』と出てくると教えていただいた。マウスを動かすと出て、じっとしてるとその表示は消えるため気がつかなかった。ということで、ここが北大演習林の少なくとも現状の観測所として間違いなさそうである。
それにしても、これをわざわざ取り込むとは。研究関係者以外寄り付くことはないだろう。グーグルジャパンの人がやったのか北大関係者が協力したのかはわからないが。
※※鉄道ファンの方なら知っているが、母子里の西側に昔の深名線の蕗ノ台、白樺、宇津内という地域があり、駅があった。今もその跡地を訪問する人は少なくない。むしろ秘境駅ブームで増えているように思える。ところがどこもヒグマの足跡があったといい、中には実際に遭遇し、あまりのでかさ(推定500kg?)に車の中ながら恐怖したという話もある。特に最近はエゾシカ(この肉が実はかなり美味しい。ただし、高い)の繁殖を背景に巨大化が目立つヒグマ。春から秋に北海道を旅行する人は注意してほしい。

