テロ中のテロ国家 プーチンロシア | An Ulterior Weblog

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ソチパラリンピックが開催中で、日本はすでに金メダルを獲得している。この調子でメダルが増えていくと厚生省は文科省に対して優位に建てるだろう。


本大会も無事に終わり、すでにプーチンおよびロシアの国際的評価は高くなっているのではないだろうか。

とりわけ、柔道をやり、日本と犬や猫のやりとりのあるプーチンとは北方領土に歩み寄りを見せられて日本人側の評価は高まっているように思われる。


実際に、プーチンはどのような国家像を描いているのかはわからないが、少なくとも現状は独裁国家である。国内法的には法改正で権力集中に成功している。領土拡大もどこまで考えているのかも想像もつかないが、コソボ独立など欧米にやられっぱなしは面白くなかったことはたしかだろうし、それに対抗しているのは今も同じである。


プーチンの側近は昔のKGBの残党が多く残る形で強大化したFSBという組織が大きな支えになっている。プーチンは財閥や地方の支援のもとに実権を掌握したわけではなく、誰にも気兼ねなく政治を行えるという背景がある。それが、これまでの強権でより一層強化された。そして、世論操作のためにジャーナリズムも統制下に置いている。こうなるといくらでも茶番劇を演じることができる。

ただ、軍を完全に掌握できているのかどうかはわからない。というのもコーカサスの戦争拡大は軍の暴走が含まれている可能性がないわけではないからである。が、掌握そのものはできていなくても軍の中に内通者を送り込んでいるはずだから、クーデターはすぐに察知できるだろうし、妨害分子として動かすことも可能だろう。


ある統計ではロシアの高級官僚の70%が元KGBまたは軍関係者だという。これがエリツィン時代は11%、ゴルバチョフ時代が3%だというから、その突出ぶりが理解できる。そして、その活動の中でも際立つのが破壊工作である。特にチェチェン紛争に関してはこれが傑出している。民族間および宗派の違いを巧みに利用し、分断工作を行ってきたし、あちこちで都合の悪い人間を暗殺している。


驚くべきことはチェチェン人によるモスクワ劇場占拠事件である。この首謀者の目的はチェチェンへのロシアの攻撃が不当であることを世界に知らしめることで、そのアピールが済んだ段階で人質を解放する予定と見られていた。しかし、その前に毒ガスによりほとんどの人間が亡くなった事件である。この失敗でプーチンは謝罪したが、実はこのとき、ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤは仲介を犯人側から指名を受けて犯人全員と面識を交わしている。そして、悲惨な結末で終わったと思ったら、全員射殺されたとする犯人の1人(もちろんチェチェン人)が何と欧州評議会にオブザーバーとして参加したロシア団の中にいたのである。何のことはない、このチェチェン人はスパイで武装勢力をそそのかして事件を起こさせ、それを上手く利用して逆に殲滅するということをしていたのである。そしてその目的の遂行のためにはロシア市民であっても犠牲を厭わないというのである。

同じことは北オセチアのベスラン学校占拠事件でも行われたとみられている。学校の体育館で激しい爆発が起きるが、これももともと人質無視で殲滅する予定だったのである。この事件でも、ポリコフスカヤは現地に向かったが、途中の飛行機の機内サービスの飲み物に毒を盛られて病院送りとなり、阻止され、後に凶弾に倒れて亡き者にされている。

モスクワ連続アパート爆破事件に至ってはチェチェン武装勢力は一切関係なく、ロシア人被害者を平気で出している。この事件はプーチンが大統領になる大きなきっかけを与えた。自分の昇進のためにチェチェンを利用し、その後は不都合な真実を知られないためにチェチェンを殲滅せんと何でもでっちあげる。それをチェチェン人スパイにできるだけやらして、最後にはスパイも葬ることですべてチェチェンのせいにすることができるのだ。


ロンドンで毒殺されたリトヴィネンコなる元FSBの人物は、FSBの暗殺と破壊工作を記者会見や著書で暴露している。(それにしてもリトヴィネンコ暗殺を防げなかったSISは何をやっていたのか)

彼によれば、FSB関係者がオウム真理教と接触を持っているが、その関係者はあのオウムの一連のテロ事件のあとロシアでそのまま政府の仕事を続けていて、処罰も何もされていない。日本から国際手配もされていないという。


現在、チェチェン紛争は複数の部族を絡めてたがいに小競り合いをする形でコーカサスの国の間で無限ループをかくように仕向けられてしまっている。

もともと大国のエゴで始めたこの戦争を、テロを引き起こすためのテロを画策して、吹っ掛け続けた挙句、相手同士の中で再燃を続けさせるということで軍部の維持も図るというふざけたことをしているのがロシアなのだ。テロの中でも札付きのテロ国家といってもいい。


こんな民主主義など全く見られず、クリミア侵攻など国際法を無視するような国とまともに付き合うことは日本にとってプラスにはならない。もちろん、似たようなことは米国もしているが、ジャーナリズムをそこまで統制することはしていないし、その悪行は大体暴露されている。

エネルギー政策サハリン2にしてもごり押しは酷かったし、現在、FSB工作員は日本の中にもいる。都合が悪ければ、何らかの手段で関係者が殺されても全く不思議はない。