287系特急「くろしお1号」に乗車しました! | 乗りつぶしに行ってきた!

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2024年4月28日(日)

7時10分 新大阪駅

 

 

京都新大阪大阪から和歌山県の南東部に位置する新宮までを結ぶ特急くろしお

基本的に毎時1本運行されていますが、京都発はわずか1本でさらに終点は途中駅の白浜まででということで、

新大阪発のくろしお1号に乗車することにしました。

発車標では終点の新宮の手前に”和歌山方面”と補足されていて、新大阪は日本各地から人がやってくるターミナル駅ということもあってか、丁寧な補足説明が付されています。

 

 
2番のりばに降り立つと、JR西日本の近畿地区ではよく見かける287系が入線してきて、
先頭車両はパンダの顔を模した車両となっています。

 

 
車両側面に表示されている行先表示板は電光掲示で
 

 
特急名称は幕式で、2011年デビューの車両なので幕式を採用するのはギリギリのタイミングだったのかなと感じました。
 

 

ゴールデンウィーク期間の多客期ということで、通常は6両編成なわけですが、後ろにさらに3両増結して9両編成での運行でした。

 

 

今回はグリーン車に乗車するので、先頭の1号車に乗車します。

 

 

1号車は半分が普通席で運転台側がグリーン席になっていて、中扉で仕切られています。

 

 
中扉を開くと、グリーン席の空間が広がり2×1の座席が5列並んでいて、
 

 

1人席に着席します。

モケットカラーは落ち着きのある色合いで可動可能な枕カバーの赤が引き立つようになっています。

 

 

リクライニングは標準的な傾きができ、

 

 

レッグレストはついていないもののフットレストがついているので、楽に過ごすことが可能です。

 

 

背面部にはフックが一つとポケットがついていて、南海トラフ地震の影響を強く受けることが予想される海沿いを走ることから

津波が予想される場合のお願い事項の案内が挟まっていました。

 

 

テーブルは肘掛けから折りたたみ式で出るようになっています。

 

 

 

そして肘掛け下にはコンセントが1つ設けられていて、スマホなどを充電しながら移動することができます。

​​​​​​

 
1号車にはトイレと洗面台が備わっていて、トイレは洋式でウォシュレットはついていませんが、幼児用のベッドがついているので、オムツ交換が可能な作りです。
 

 

洗面台は温水と冷水が切り替えできるかはわかりませんが、ハンドソープも備わっていて綺麗な空間となっています。

 

 

新大阪7時34分→新宮11時59分

くろしお1号

 

定刻通りに新大阪を出発して、停車駅は大阪天王寺日根野和歌山海南御坊紀伊田辺白浜周参見串本古座太地紀伊勝浦新宮の14駅となります。

わずか6分で大阪に到着。

2023年3月17日までは大阪の駅から西側に敷かれた梅田貨物線を通るために大阪は通過していたわけですが、

うめきた地区の再開発に伴い地下化された影響で大阪にも新たにホームを設置されました。(仮称は北梅田)

何気に地下区間を通るのは初めてだったので、下り勾配を通り抜ける時に謎の高揚感があり、

 

 

2面4線の大阪地下ホームに到着するとフルスクリーンタイプのホームドアが華麗に開き、写真では全く伝わらないものの近未来的な雰囲気が漂っていて、いつの日か降り立ってみたいところです。

 

 

大阪を出発すると上り勾配を一気に駆け上がり地上に出ると一箇所だけ踏切を通過してから高架区間へと入り、

大阪環状線と並走するようになり、野田福島を通過して西九条も通過。

2023年3月17日までは西九条に停車していたわけですが、3月18日以降は大阪に停車するようになったために西九条は通過駅となりました。

天王寺でほぼ満員になったところで、阪和線へと入り日根野を過ぎるとのどかになっていき、

 

 
関西空港線と分かれると、徐々に和歌山県との府県境にそびえる雄ノ山峠が迫ってきて、
一気に鬱蒼とした中を走り抜けて紀伊川を渡ると和歌山に到着。
 

 

和歌山からは紀勢本線に入り、来世でヒトとして生まれたら是非とも入学してみたい智弁学園和歌山高校の校舎を眺めながら、どんどん南下していき海南に到着。

下津通過後に石油備蓄の横を通過し、

 

 
紀伊宮原を過ぎてからは並走していた有田川を渡り、
 

 

さらに南へ進むと御坊に到着。

御坊を出発して、進路を東に変えて日高川を通過。

 

 

そこから南へ進んで、内陸部の山間区間を抜け切目を通過すると新大阪を出発して2時間14分経ってついに太平洋を望む区間を走行します。

青々とした海が永遠に続いていて、このあたりでは列車も速度を落として運行していました。

まるで特に急がない特急を体現化しているように。

 

 

岩代を通過する頃には海も見えにくくなるので、通常の速度に戻して南東方向に進むと紀伊田辺に10時に到着。

さらに12分後に白浜に到着して、ここで多くの乗客が下車していきます。

さらに後ろに連結していた3両は白浜止まりなので、切り離し作業が行われて6両編成となりました。

白浜からはまた山間部を抜けて、日置川を渡って5分ほどで周参見に到着。

 

 

駅員らしい人は見当たらず調べてみると2021年6月から無人駅になったとのことで、そんなところにも特急が停まるというのはなかなか新鮮でした。

周参見を出発するとまたしばらく内陸部を走りますが、見老津を過ぎてからはチラチラと太平洋が見えるようになり、30分ほどで串本に到着。

 

 

串本は本州最南端の駅として有名でここから先は北に向かうことになります。(正確にいうと串本の手前で既に進路は北)

8分ほどで古座に到着して、

 

 
古座川を渡ると
 


三たび太平洋が間近に迫る区間を通過していきます。
 
 

この近さだと網ポケットに入っていた津波が来た場合のリーフレットを入れるのは当然な気がして、

列車の緊急脱出にパンダを使っているのは滑稽でしたが、この状況にならないことを願うばかりです。

 

 
エメラルドグリーンの海を眺めていると太地に到着。
 

 

太地から7分ほどで紀伊勝浦に到着。

 

 
紀伊勝浦からは名古屋方面への特急南紀に乗り換えることができますが、次の終点・新宮まで乗り通します。
 

 
新宮の一つ手前の三輪崎を過ぎて最後の最後まで無限に広がる太平洋を眺めていると
 

 
新宮に到着。
 

 

乗車時間4時間25分ということで、体感的にはそのうち10%くらいは太平洋を望む区間を通り抜けていて、

グリーン車の1人席は上りも下りも海側に向けて配置されているので、今回の乗車でだいぶ好きな特急になりました。

かつては381系という車両が走っていて、前面展望が楽しめるパノラマ席があったそうですが、

一部の席は窓枠と座席配置が合っていなかったようで、個人的には287系グリーン車でも充分乗りごたえを感じることができました!