783系特急「みどり7号」に乗車しました! | 乗りつぶしに行ってきた!

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2020年5月25日(月)

10時 博多駅

 

九州の中心駅・博多から長崎県の米軍基地のある佐世保までを結ぶ特急みどり
1988年デビューの783系特急での運行で、みどりは2000年から485系特急に代わって運用されるようになりました。
外装は特急の名の通り緑色が基調。
 

 
車体側面には「MIDORI EXPRESS」と大きめに表示されています。
 
 

4両編成で5号車が先頭で8号車まで車両番号が振られています。

1~4号車は連結される特急ハウステンボスに割り当てられているため、途中からの番号となっています。

普段であればみどり7号ハウステンボス7号は783系8両で運行され、途中の早岐で切り離しが行われるのですが、

乗車した時は新型コロナウィルス感染症による利用客減少に伴い、ハウステンボスはこの列車に限らず全列車が終日運休していたので、4両と短い編成での運行。

ハウステンボス全列車運休は3月20日から6月18日まで長期間続き、みどりが1日に全列車全区間単独運転をするのは実に32年ぶりだったそうです。(5月2日~6日は除く)

 
 

783系の特徴として、各車両の真ん中に乗降ドアがつけられており、A室とB室と2つの客室に分かれています。

5号車A室がグリーン席、5号車B室と6号車が指定席、7号車と8号車が自由席となっていて、時期によって5号車B室から8号車までは指定席、自由席の配分を細かく設定できるのが強み。

783系の愛称は"ハイパーサルーン"と呼ばれており、サルーンの意味は”(列車の)特別客車、食堂車”だそうで、

今回は5号車A室のグリーン車に乗車しましたが、ご覧の通り2×1の座席が4列しか並んでなく、たったの12席しか設定されていません。

 
 

他のグリーン車と比べて座席数が少ないという点では”特別”であり、これにハイパーがつきますから、”超特別”と言えるんでしょう。

実際、E5系やE7系のグランクラス席は18席あり、E261系のプレミアムグリーン席だと20席あるので、”超特別”といっても過言ではありません。

 

車内は木材が多く使われていて、壁や荷物棚はもちろん、

 
 
座席のテーブルにまで至ります。
シートバックポケットは網ポケットとなっていますが、
 
 
テーブルを広げるとなんともう一つ小さめの網ポケットが登場!
 
 

このスタイルは初めてだったのでちょっと面食らいました。笑

テーブルはグリーン席にしては小さめで、ただ1988年ごろに製造されたのであれば標準的な広さかもしれません。

 
 
なお、写真を撮りそびれましたけど、肘掛からはミニテーブルが出て来ます。
 
座席はグレーを基調としていて、よくみるとカラフルなヒョウ柄が入っています。
 
 
レッグレストはありませんが、代わりにフットレストが付いています。
 
 
ちなみに5号車は元々はグリーン車用には作られておらず、みどり用に改造するときに無理やりグリーン席を据えたため、座席と窓が一部一致していないので注意が必要です。
自分が座った5号車2番C席はまさにドンピシャであり、1つ前の1番C席にしとけば良かったなぁ~と後悔しました…
 

博多10時32分→佐世保12時34分

みどり7号

 
 

鳥栖までは鹿児島本線を南下し、鳥栖からは長崎本線へ。肥前山口からは佐世保線に入り、早岐で本来なら行われるハウステンボスとの切り離しはなく6分間停車した後、これまでとは逆側に進みます。

これは早岐駅の構内の都合でスイッチバックがなされているためで、座席下のペダルを踏んで回転させなければ後ろ向きになるんですが、早岐から佐世保までは乗車時間10分ですから、大した影響はありませんでした。

なお、早岐から佐世保までの区間だけ乗車する場合に限り、特例として乗車券のみで乗車することができます。(自由席車両に着席することが条件)

なので、早岐周辺にに住んでいて、佐世保の学校や会社に向かう場合は毎日こんな贅沢な移動ができるわけで羨ましいと思いました。

ただ、すぐ隣を走る国道35号線は多くの車が行き交い、ロードサイド店舗が立ち並んでいて、圧倒的な車社会を感じながら佐世保に到着。

 
 

佐世保は2月に来てますので、今年だけで2回目の下車で懐かしさというのは全くなかったとです。