オカルト全般が好きなわけではないんだけども、エクソシスト系、キリスト教系のオカルト話は凄く好きです。
そのさえたるものがエクソシズム。
物凄く好きなジャンルでスカパーなどのドキュメントでやってると必ずチェックするし、エクソシスト系の映画もかなり観ています。
今イタリアのバチカン本部はエクソシズムを実は公認している。ようは公式のエクソシストがいる。
映画「エクソシスト」のメイキング、公開後の話は映画の緻密なメイキング本で読む事ができる。
映画「エクソシスト」はほんとにあった話を元にしている(実は小さな男の子)。
映画「エクソシスト」後に何故か大量に悪魔に乗り移られたという人間が増殖したという。
こういう話を聞くと勿論暗示だったりする。
いや、そりゃそうだろう。
日本の場合、「馬鹿なガキ」は全て病気扱いである。
そう、いちいち統合失調症という「かわいそうな人」扱いである。
年寄りは年寄りで「きちがい」という扱いになる。これまた差別的だ(笑)
だが、バチカン公認というのはどういうことだろう。
エクソシズムのドキュメントを観る限り、統合失調症にも全く見えないし、なおかつキチガイにも見えない。
思い込みが大半なわけだが、一部凄まじい奴がいるのであります。
嘘かホントか?という話になりがちなわけですが・・・。
そんな結論はつまらなすぎます。
日本の場合も似たようなもので、狐憑き があるしこっくりさんも狐だ。
ん?今流行りのみんな大好きなすべて「心の病気」????
いいねえ、何でも病気扱いって。
日本の教育の矛盾と言いますか。
謎は謎のまま楽しむ余裕というものがなくなってる気がします。
悪魔に憑かれた方々の話はリアリティが高く、なおかつ神父の話も生々しい。
私が驚いたのはバチカンと精神医学の連中が連携といいますか、そんな感じなのが良い味出しています。
「とりあえず病院いけ」ってのから始まる。
まあねえ、、そうなるよな。
だが、例えばガキが教えた事ないイスラム語をペラペラ話すとかさあ、、どう考えてもおかしいとかさ、そういう場合のみ対処するみたいで。
うーん、、どうなんだろね。
この本は公式エクソシストのインタビュー、祓いが終わった連中のインタビューなど盛りだくさん。
しかも、ポイントはこれはオカルト本ではないという事。
現代社会の謎を克明にレポートしている読み応えある1冊になっています。
ぜひ。お勧めです。
今日の1冊 バチカン・エクソシスト トレイシー ウイルキンソン(著) 矢口 誠 (翻訳)

バチカン・エクソシスト 感想
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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。
自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。
読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。
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