自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。
読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。
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因果鉄道の旅―根本敬の人間紀行 感想。

因果鉄道の旅―根本敬の人間紀行 根本 敬 (著)
久々に読み直しました。
この本はいわゆる「アレな人」を克明にレポートしている。
今の現代社会何でも「精神病」という風潮が蔓延している。
そんな世の中はキチガイがいないという事になる。
何でもかんでも病気になって病名がついている。
この本が出たのは結構前だがいまだに売っている。
「キチガイはキチガイでいいだろ」という時代。それに賛成する。
例えば通り魔だの道で一人で歩いてる人ははっきり言えば「怖い」わけです。
だが、今の世の中何しても病気。
そのくせその病気の人とはみんな近づかない。偽善者め。
この本に出てくる「おかしい人」は笑える。だが今の「自称病気」の人(ただたんに自意識過剰なだけ)は笑えない事だろう。
ただの定食屋の障害者のおばさんの店に入り浸って都合の良い感覚だけで生きてるとんでもないやつ。
しかもそのおばさん一家を崩壊させているし。
韓国旅行に行った際、怪しいオッサンに遭遇してわざと付き合いながらレポート。
これが面白くてなくて何なんだろう?
これを笑って読むと「病気の人を笑うな」と20代女子に言われそうな時代である。
だが、彼らは病気でもなんでもない「ただのアレな人」なだけだ。
キチガイはキチガイでいいし、バカを観察するのは差別でもなんでもないはずだ。
この本は私のような人間にしてみるとバイブルのようだ。