「ぼく」は寂しい子供時代を過ごしたため、
結婚して子供ができて
あたたかい家族を築くことが幸せだと思いそれを目指し生きてきた。
けれど「ぼく」は結婚前の検査で非閉塞性無精子症だと判明し結婚は破談となった。
自分はもう幸せになることができないと絶望した「ぼく」がふらりと入った珈琲屋さんで
マスターはコーヒーの飲み比べをさせてくれた。
味の違いの深さとコーヒーごときが与える「幸せ」に感動する。
コーヒーに個性があるように
「幸せ」にも人それぞれの味わいがある。
生涯独身であるマスターの生き様や
やってくるお客さんたちのそれぞれの価値観の「幸せ」を知り
「幸せ」に対する固定観念や「幸せ」の見つけ方に希望を見出してゆく。
「ぼく」を心配する母親、父親、それぞれから電話がかかってくる。
ああ、すでに「ぼく」に家族はいた。
「ぼく」は手に入らない「幸せ」ではなくすでに持っている「幸せ」に気付いた。
そんなストーリー…
はぁ!?!?
と驚きましたね。
これ、中1の娘が読書感想文を書くから手伝ってくれ(いまごろ?)
5分で読んでくれ(無茶振り上等)
と言って持ってきた本なんですが…
私、今日、ふらっと出かけてたまたま人生初のコーヒーの飲み比べしてきたとこなんですけど!?!?
しかもオーダーアートに行き詰まって
気分変えたくて近所に出かけて
ほんとは南国リゾートで豪遊したいけど
近所で十分幸せになって満足して帰ってきたとこに差し出された本でした。
なにこのシンクロ…
キミ、非閉塞性無精子症がどういうことか分かるのかね?
と聞いたら
わかんねー
と言いつつ、このストーリーが一番好きだという。
その感覚にグッジョブ!
「5分後に感動のラスト・エブリスタ編」
の第一話です。
私は両親のこととかシンクロしすぎて号泣しました。
さらにたまたまTVで見たのが走り幅跳び界の新星フカザワミズキくん(16)のインタビュー。
「家族に何をしてもらったときが嬉しいですか?」
「何かしてもらうのも嬉しいけど、いてくれるってだけで安心感が嬉しいです。」
ってまた号泣ですよ。
16歳でそれ言う!?
他者の存在そのものをありがたいとか嬉しいとか思う感覚は次世代に当たり前に育っているのかもしれない。
こういう本や感覚の中で育った子供達が未来を担うなら、
やはり日本の未来は明るいと思いませんか!?!?
既存の価値観でなく
自分の中に幸せを育ててゆけ!
子供のころ読んだ
「青い鳥」
はさっぱり意味が分からなかったけど
大人になるとよくわかるよね。
自分で自分を幸せにしてあげる方法を、たくさん持っていること。
それには
多角的な視点でささいな物事に心を動かす感性を磨いておくこと。
ちなみに心の柔軟性は身体の柔軟性と相似形なんですよ。
かたい人は、身体からほぐすといいかもね。
肉体を持つのは今だけなので、可能な限り身体を自在に使えるようになりたい。
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