はるか天上界…
…「天上界」という言葉はその頃知らなかったけど、ぴったりの表現だ。
はるか天上界から降りてくる、柔らかいピンク色の花々。
緩やかな回転
美しい音楽
心地よいリズム。
回転とともに揺れる花々は
喜びに満ちて
おしゃべりしながら笑っているみたい。
次から次へと湧き出ては咲き誇り
うっとりと見とれてしまう。
花の周りに2人の…天使?
いや、妖精?
花びらのような羽を持つ、小さく優雅なその存在たちは
隠れてはまた現れて
楽しげに遊んでいるみたい。
私に微笑みを降り注ぐ。
それがふわっと広がる金色の粉に見える。
この花々と光と音楽は
彼らからのギフト。
私への祝福。
満たされた幸福感。
彼らからのギフトは
尽きることなく降り注ぎ
私は喜びで思わず手を伸ばした。
…
「この子はほんとこのメリーが好きね。」
「そうだね、これさえ回しておけばごきげんさんだね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ベビーベッドで寝ていた頃の記憶です。
baby in the bed 1はこちら→●
「倶生神(くしょうじん)」という神様を知ったとき(マンガでですが)
私が見た小さな天使のような妖精のようなものはコレかも、と思いました。
2人ペアで私の一生の出来事を記録する係だそうな。
(そしてその記録は地獄での裁判の際に活用される)
・・・うーん。
もっと軽い感じの、遊ぶの大好きな花の精っぽかったんですが。
私が好きだったピンク色の造花が回るメリーを
両親はなかなか捨てられなかったようで
幼稚園のころまで天井から吊り下げて飾ってありました。
幼稚園児ながらベビーベッドにいた頃の記憶を保っていたため、
あれ!?
はるか天上界だと思ってたのに
こんなすぐそこの木目の天井からぶら下がってたの!?
と軽くショックを受けたことを記憶しています。笑
なぜこのタイミングでこの話を書いたかというと、
湧き出るようなたくさんの花々のビジョンを絵に描こうとしていて、
さらにその作品の持ち主となってくれる方を募集しようと考えているからです。
詳細は次の記事にて。