私の祖父は様々な手法で
様々なアートを創り出す人でしたが
晩年は細かい線で仏様ばかり描いていました。
人はなぜ神様を描くのか。
たとえ造りものの像であろうが絵であろうが、
神様の姿であれば人は神聖なものとして扱いますよね。
まるでその絵に神様が宿ったかのように。
草場さんのサラスヴァティーと月読が好きです。
目が合う。
心が通じる。
見守ってくれる。
そんな気になります。
なぜ?
宙に問うた答えは
「窓となる」
浮かんだビジョンはワンピースのミロワールド。
さぁて、ワンピースのミロワールドが分かる方がどの程度いらっしゃいますかね?
鏡の中の世界は繋がっていて、世界各地の鏡を入り口として行き来できるという、そんな異空間です。
以前、木から飛び出した白龍に木に宿るのかと聞いたところ、
木は通り道だとの返答。
「扉」の赤い龍は、
人間に扉(パワースポット)はくぐれないけれど
受け取ることはできる(おそらく、エネルギーか情報を)と言いました。
「窓となる」
向こうからこちらを眺め
こちらからも向こうを眺め
神聖なものとして感じ取れる。
絵に神様…意識体と言い換えましょうか、
それを描くことで、彼等は次元の違う世界からこちらを覗くことができる。
絵に描くとは、触れ合うことができないもの同士を繋ぐ窓のようなものを造り出しているのだろうと思ったのです。
向こう側の存在を感じる状態を、「宿す」と表現するだと。
今まで描いた意識体(龍や鳥や天使)も、目を入れると会話が可能になる気がしましたが
今回のオーダーアートは、
最初から「宿す」を意識して描きました。
そしたらば!
自画自賛かつハードル上げますが
かなりすごい。
見つめるとクラクラします。
仕上げまであと少し。
紹介までしばしお待ちを!!