朝熊山金剛證寺
文字がぎっしり書かれた、見上げるように大きな卒塔婆が立ち並ぶ、不思議な空間。
毎年初詣に来るここの空気感が子供のころから好きだった。
ばぁちゃんは亡くなった人の魂の集まる所…と言っていたような。
大人になってから、正月にお参りをするのは久しぶり。
本殿に向かう階段の両脇に杉の木がそびえていた。
ここはお寺だけどこの木は鳥居のようだな。
そう思って眺めたとき、ズルっと左側の木の幹が
動いたように見えた。
えっ?
突然、木と同じ太さの鱗のある胴体が上昇して、杉のてっぺんから空に舞い上がった!
龍だ!
と思ったら右側の木の中にダイブするように入っていった。
そしてその勢いのまま地中をもぐり…
私の中にズボッと入ってきた!
一瞬の出来事に唖然とする。
ちょうど、上着の中に大型犬を抱いて
顔だけ出しているような状態で
龍の顔は私と向かい合っていて間近にある。
あっけにとられていた私に白龍は言った。
「お前は変革のときだから、
しばらく守ってやろう。」
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これは2016年1月の初詣のときの話です。
もう、1年ちょっと経ちますね。
それまで龍は何度か見ていたものの、
現実の風景と混ざって見えたのは初めてで
本当にびっくりしたし、
私もかなりヤバイ人になったな…
と実感しました。
真っ白でウロコは虹色にきらめき、
威厳があって崇高な感じです。
「抱っこした大型犬」を連想したせいか、
私には龍は爬虫類より狼に近い顔立ちに
見えました。
わりと会話がスムーズに成り立ったので
Q&Aをご紹介しておきます。
Q:あなたは神様?それとも神様の遣い?
A:私はここに存在するだけだ。
ここに社を建てたのは人間だ。
(勝手に神様やら遣いやら言うてんのオマエらやろ? ま、どうでもええけど。って感じでした。)
Q:杉の木から出てきたけど、木に住んでるの?
(あれってご神木ってやつかな。切ったらバチ
当たるんかな。石を祭ってるのもあるよな。)
A:木は目印であり通路として使う。留まる(宿る)こともある。
なくなれば別の通路を使うまでだ。バチは当たらん。
(私が思い浮かんだことも筒抜けのようでした。)
Q:守ってくれるって、いったい何から?
(その時、右ナナメ後ろがモヤモヤっと嫌ぁな感じがして、うわっ見たくない!と思いました。
病気や悪霊的なものや、生きている人の妬みや敵意みたいなのも含まれているようでした。そして龍にザクっと言われました↓)
A:見たいものだけ見ろ。
Q:絵に描いてみてもいい?
(白龍はあまりにもハッキリ見えるのでスケッチしてみました。
ここに載せたのはそのときのスケッチをもとにパステルで
描きなおしたものです。スケッチの出来が良くて喜んでいると…)
A:これで満足だろ?
不思議な出来事を面白がっている時期はそろそろ終わりだ。
これからは使っていけ。
使う、の意味は分かりませんでしたが
絵を描くことはハズレではないようです。
そして2016年は本当に変革の時期で、
自分が何を良しとして何を否と思うかを
体験しながら選び取り、
自分の軸を固めていく感じでした。
白龍は変化のときにサポートする役割のようです。
ちなみに金剛證寺は三重県の朝熊山にあるのですが
山頂には八大龍王社というお社があるそうです。
私は行ってませんが、『龍王』って!
あの白龍なら、
「勝手に王様にしたんオマエらやろ?」
って言いそう。笑
ちなみに私はこのとき、3つのお願いをしました。
・リアル映像と重なって出てくるのやめて混乱するから
・家族や人が周りにいるとき出てくるのやめて迷惑だから
・運転中もやめてね、キケンすぎる
それ以降ちゃんと、瞑想中やお風呂でボーっとしてるときに限られるようになりましたよ笑