「秩序」 | ◎時空の螺旋◎ spatio-temporal-*HELIX*

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この世界の美しさ
自然の摂理の巧妙さ
命の営みの不思議さ

センス・オブ・ワンダーをアートで表現します。

 

 

「秩序を創っている。」

 

鳳凰が答えるとともにイメージが広がった。

エネルギーが集約されて六角形の結晶になる。

結晶はできたとたん広がっていく。

広がるとともにたくさんの六角形を創る。

 

私はこのイメージを知っている!

エントロピーの増大。

世界のすべては相似形。

 

すべてものは秩序があり、秩序は崩壊へと向かう。

角砂糖が崩れ、粒が溶けて混ざり合うように。

枯れた木が朽ちて形を失うように。

水滴が落ち波紋となり消えていくように。

生命が生まれたとともに死に向かうように。

 

細胞の一つ一つが秩序の崩壊を繰り返すことで

生物は存在を継続できるようになった。

この世界もそうなんだ、生物の相似形。

一つ一つのサイクルの繰り返しが

世界の存在を継続させている。

 

水滴をポタポタと落とし続けるように

鳳凰は秩序を創り続けていた。

 

 

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おそらく私は意味の塊のようなものを受けて

自分で翻訳をしているのだろうと考えています。

意味が短いときはすぐ理解して翻訳できるので

言葉として受け取れますが

意味が長いときはイメージ画像に変換してから

解読しているのではないかと・・・。

モヤっとしてイメージもよく見えないことも

あるのですが、本を読んだりテレビを見たり

人の話を聞いたりと、ふとしたきっかけで

あれってそういう意味か!と解ることがあります。

 

この時の意味がすぐ理解できたのは

福岡伸一さんの「生物と無生物の間」や

「動的平衡」などの著書を読んでいたおかげです。

『エントロピーの増大』

という言葉がピッタリ当てはまり、

あああ!なっるほどー!!と深く理解できた・・・

と、自分では思っています。

 

六角形をたくさん描いていて気付いたのですが

ある六角形にとっては辺となる線が

別の六角形では対角線となり

どの六角形を基準と見るかによって違ってくる。

私たちのようだな、と思いました。

自分を基準に世界を見てるけど

辺が対角線ともなりうるんだな、と。

そしてどの線が欠けても

この六角形の世界は成り立たない。

深い!

 

 

さて、ブログタイトルに「龍」とつけてるわりに

なかなか出てきてないのでそろそろ出します。

ある人のそばにいた白龍のことを書きたいのですが

その前に白龍の説明がいるかなと思うので

白龍2連チャンでいきます。

次回、「入口」で描いた龍をどアップで。