創業者の言葉
●一に仕入、二に誠意、これが商い繁盛の秘訣だ
【伊藤次郎左衛門】
松坂屋
●悩み苦しんだとて成功するとは限らない【片倉兼太郎】
片倉工業
●男は、必要な猛進はやらなくてはならぬ
【野村徳七】
野村證券
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悩み苦しんだとて成功するとは限らないという片倉兼太郎は
富岡製糸場の事業主で
後に横浜の港に近い場所に、三渓園の原を含む三十数社で輸出のための合同会社を作り
その会社の金銭の管理をしていたのが後の横浜銀行であり
Number_i のメンバーは、意識したのか
偶然なのか
嘗てのデビューの際は 旧横浜銀行の建物
そして今回は
その三十数社の一つ
石川組の建物で
歌を披露した
因にという話でもないが、私の小学時代のPTAには、石川組の親族で、その名も石川組という船舶の仕事をする会社の社長の奥さんがいたという
自慢にもならない想い出がある
Number_i といえば
最近話題になった
幸せ一杯腹一杯という歌詞のポカホンタスは
アニメの少女のようにそれほど美人でもないのに前髪で顔を隠している
さもアメリカの
文化に造詣が深いかのようにJesusとかomgとかGodBlessyouとかを使いたがる
日本から来た女性を
揶揄した言葉
Jesusとかomgは神を表す言葉で
国の成り立ちの宗教であり
生まれたときに
教会で洗礼を受け
神の名前を貰う
神の子であり
生老病死
常に神と共にいるからこその言葉
未だにその宗教観からくる堕胎が議論に
上がる国であり
その背景を知らず
流行り言葉のように
使うことへの皮肉でもあり
一方で
他力本願とは
『自力』は捨てなさい『他力』阿弥陀如来の教えによって
絶対の幸福に
なりなさいという
親鸞聖人による仏教用語であり
実際のところは
どんな思いで作詞したかは
解ろう筈もないが
歌の
歌詞一つにしても
言葉一つ一つを
掘り下げていくと
新しい視点が見えて、楽しくもある
もし作詞者が
他力本願の本来の意味を知って使っていたとしたら
洋の東西の
死生観のあり方までを意識している
物凄い勉強家なんだろうと思うが
歌の舞台といい
かつて
日本に有りながら
世界の女性達を飾った横浜スカーフの
絹の道と
盆栽とか富士とか
他力本願とか
日本独自の言葉を
用いて世界に向う
彼らとに
不思議な縁(えにし)を感じる
幸せいっぱい
腹いっぱい
確かに空腹のあとにお腹いっぱい食べた
瞬間は
幸せでしかない