ブランデーの語源は
オランダ語でブランデウェイ(Brandewijn)
意味は”焼いたワイン”
スペインやフランスで
錬金術師がワインを蒸留して作ったのが
ブランデーのはじまりと
その、熱したワインという意味の言葉
ウ゛ァン・ブリュレ
という言葉をオランダ商人が直訳して
ブランデウェイン
と呼び、
それが
市場の一つである
イギリスでブランデー(Brandy)と呼ばれるようになり
ブランデーは世界各国で作られて
その質と量は歴史の古いフランスが第一位とされる
フランスでは
2大生産地である
コニャックと
アルマニャックに関して
原料や熟成法にいたるまで細かく法律で定められ
それを満たしたものがコニャックや
アルマニャックという名を冠することができます。
その他のブランデーはフレンチブランデーと呼ばれます。
またこれはスコッチにもあてはまることですが
年数表記をする場合、ブレンドしたお酒の中で最も若いものの熟成年数を基準にします。
ブランデーの場合
たとえばスリースター(☆☆☆)なら新酒の熟成年数が3年以上、
V.S.O.Pなら5年以上
7年以上はX・O、
ナポレオン、
エクストラ
などと表記されます。
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20年ほど前に
にお酒の話
という本から書き写したもの
最近ネット上で
ワインを熱する理由を当時の錬金術師による疫病対策と
書かれたものを見つけた
錬金術とは単純にいえば鉱石を宝石に変えて金儲けをする、業師のことだそうで、欧州から亜細亜大陸を民族が頻繁に移動していた時代に、鉱石採掘とともに訪れた場所場所で仕入れた鉱石や薬草などの知識をもって
所謂民間医療をも施していたという記述もあるそうだから、強ち間違いでもないようだが
ワインの歴史を辿ると
7世紀には既にワインを蒸留して
ブランデーを作っていたということが書かれている本もあるので、たぶん14世紀の疫病は後付けなのではなかろうかと
錬金術と言えば
夫が会社を経営している頃
海外の若者のを日本に呼び込むために
頻繁に外国に行っていた夫に代わりに
銀行の支店長や行員の接待を受けていて
夫からは上質なお酒なら酔わないとアドバイスされて
ヘネシーをキープし、
その上二杯目からは
お店の人に烏龍茶に
替えて貰うように
頼んでいたりした
当時先輩女史から
女性は
酒席での接待は
してもされても
最後まで酔わずに
相手を送り出さなければなはない
と教えられた
その当時
彼らは錬金術について熱く語り
若い行員になると
学生ののりのように
親しみを込めて
カラオケや居酒屋に
誘ってきたが
会社の危機が迫った時に一番力になってくれたのは
接待などしたことも、されたこともない
信用金庫の方だった
夫に仕事を理由に高額な資金を貸し付けて
上場を目指しましょうと言った支店長は
実際に一人の男性の会社を上場までに導いたのだから
先見の明はあったのだろうと思うが
欲の無い人間を欲の道に導いて
より潤沢な生活を望んだ結果
上場させた会社まで
危うくさせて
責任を放棄してあの世に逃亡してしまった
夫もまた多くのものを失くしたのは
経営者という
人を導き、人の役に立つことを宗にする立場で有りながら
支店長の差し出した
瀟洒な家の家主という
個人的な欲に
酔いしれてしまった
からなのだと思う
たぶん夫にとって
あまり上質なお酒ではなかったのだろう
飲む場所を
間違えなければ
支店長も夫も
今も楽しい人生が
有ったかもしれない