行事 | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

2003/09/13 (Sat)横濱俳句俱楽部ほのぼのとから

 

 

子どもたちが小中学校に通っている頃、秋になると、いろいろな行事があった。

 

その中の一番大きな行事は、秋の大運動会。

 

今は春の小運動会もあるようだが

私が子どもの頃には、秋の運動会しかなかったように思う。

 

そして、小学校の運動会はまた、家族にとっても大きな行事であった。

 

何段にも重なった重箱に、おせち料理顔負けのご馳走が詰められ

中には、日本酒を瓶ごと持参する家族もいたりした。

 

校庭のフェンスの向うには、露天商が店を出したりしていた。

 

子ども達の出で立ちも小学校の頃までは

女の子は所謂堤燈ブルマーというもので、白い裸足足袋をを履いていた。

 

それは確か中学一年まで用いていたように思った。

 

お母さんが家では裾の長い白い割烹着を着て

授業参観には、帯付きではなく、絵羽織を羽織って来た頃のことだ。

 

運動会は、体育祭と共に、俳句では秋の季語になっている。

 

因みに、横浜では、明日の、三渓園の観月会を始め、

中華街での、9月28日、10月1日の、国慶節と、

10月10日の双十節、そして、10月11日、

12日には、ジャズプロムナード、ワールドフェスタ、アート縁日と、

たくさんの行事がある。

 

 

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今日は十三日の金曜日

 

十三日の金曜日というと、ジェイソンではなく、ある小劇場を思い出す

 

嘗て渋谷にあった小劇場ジャンジャン

そこに出ている、伊奈かっぺいという、テレビ局の人と名乗る人の

津軽弁のコンサートの開催日が13日の金曜日とされていたのだ

 

この人の存在を知ったのは、NHKの朝の連続ドラマが始まりで

たぶんラジオでトークを聞いたりしていたかと

 

娘がまだ中学生の時、久しぶりに家族全員で夫の実家に帰省するといち

年中無休の炬燵の上に1枚の葉書が有り、その文面を見ると

どうも伊奈かっぺい氏は夫の実家に来て、たぶんこの炬燵に入り

夫の母の言う酒は大七を堪能されたようで、その時の礼が書かれていた

 

もしかすると伊奈かっぺい氏も

夫の母の、酒は大七、おとこはニシチ、の行を聞いたのだろうかと

私も内心ワクワクしたりした

 

当時、実家の姪が町での行事の一端を担っていたという話を聞いたのは

覚えているがどんな理由で来られたのかは記憶にない

 

実家からの帰りに夫の同級生の経営するガソリンスタンドに

テープが売られていることを知り、さっそく買って横浜までの道程を

伊奈かっぺいの話術に笑いながら帰った為か、いつもより早く着いた気がした

 

その後、娘はファンレターを送ったり、テープを買ったり

推し活をしてそうな感じだった

 

娘から教えられた情報で、青森県にだびょん劇場というものが有り

そこでもライブをしているとのこと

ただそこは居酒屋なのだそうで

まだ中学生の娘を連れて行くわけにはいかない

そこで、二十歳になったら行ってみようと約束した

 

しかし、残念なことにだびよん劇場の主宰の方は娘の成人を待たずに亡くなられて

劇場は閉館されてしまった

 

娘がご霊前の花を送ると、奥様から自筆のご丁寧なお礼状を頂き

娘は今でもそれを大切に取ってある

 

十三日の金曜日はこうして、中学生の娘が東北の文化に興味を持ち

多くの書物を読み

東日本大震災の数年後には路線も定まらない陸前高田まで

独りでボランティアに行くほどの人生を歩むようになる切っ掛けとなった

 

人生の上での行事とは

こんなふうに自分自身の人生を変えていく指針のことを言うのかもしれない

 

数年前に関内ホールで伊奈かっぺいさんのリサイタルが有ることを知り

家族全員で見に行ったが、年齢を感じさせない相変わらずの話術と、身の動き

に感嘆した、と書いておこうと思う