2004/07/06 (Tue) 会社のHOMEPAGE管理人室の文章から
インドから、パキスタンのラフォーレに向った夫は
そこで、とんでもないことをしたのです。
そこには、なみなみと水を湛えた人工池があったそうです。
その池があまりにも気持ち良さそうで、日本を出てから
まともにお風呂に入っていなかった夫は、これはよいところを見つけた
と、お風呂代わりに泳いだのだそうです。
しかし、そこは、貯水池
その国の皆さんが飲む為の水を貯めていたのだそうです。
慌てて管理の人がやって来て、その後どうなったかは判りませんが
夫は無事に、賑やかなバスに乗ることが出来たそうです。
そのバスは
日本の、今、新聞紙上を賑やかにさせている会社のバスなどであったそうですけれど、
バスに乗っている人は、夫が日本人だと判ると
こんな素晴しいバスは日本に無いだろう、と、自慢したそうです。
確かに、ボデイや、内部を隈なく電飾で飾るバスなど、日本には走っておりませんね。
しかし、その割には、剃刀の刃をコップで研いで
日本には、素晴しい(すき皮)ものがあると、感心していたそうです。
日本の文化は、よその国には、どんな風に伝わっていたのでしょうね。
そのバスは
山の端っこを切り崩して造った、ガードレールも無い急カーブを
何度も越えて走るのだそうです。
そして、やがてカイバル峠に差し掛かったバスが、カーブの所に来るたびに
バスの運転手さんは、大きな声で、アラーアクバル、と、言っていたそうです。
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夫は太平洋側からヒマラヤ山脈のふもとを流れるガンジス川の畔に向かい
その地で骸骨を背負った男の絵を貰い
その絵をくれた人からチベットにはいかないのかと問われたとか
ガンジス川は人の魂の帰るところとして混濁したイメージが有るけれど
その源流はとも美しく、水もまた澄んでいるのだとか
夫はいつかまたインドに行ったらその源流を見てみたいと話していた
これもまた当時話を聞いたときの雑記帳に書かれていた
色々なことを忘却した今、夫はこの時の思いや、この旅で巡り合った風景を
思い出す瞬間は有るのだろか、と夫に聞いてみたいと思ったが
夫にとってそれがどれほどの意味があるかは、分からない
貯水池の話は、実は管理人と思しき人は散弾銃を構えて立っていたとか
何処から来た、と聞かれ、ホールドアップして、日本から、というと
パスポートを確認した後、解放されたと話していた
夫から話を聞いた当時新聞紙上を賑わせていた車とは
2004年の二年前に横浜の交差点でトラックの車輪が脱輪し
三人の親子連れの母親が犠牲になり
それを元にした映画がジュリアロバーツの主演で上映されたと記憶している
後に裁判により事故は決着をみたそうだが、思い出しても痛ましい事故だ