運転免許更新に行く私に友人が声をかけて来た
警察署に行くならお願いしたいことが有る
前の家の人がくれた花の苗、この間配られた県便りに有ったのと同じだった
と
仕方がないので警察署で窓口に行って相談したいことが有るというと
人の顔をしげしげと見た後、Over stay?と
日本人ですけどと答えると、ああ、という返事
二階に行って右側の、と二階に行く階段を指さして言われて
二階に上がって右側の部屋の入り口には少年課と有った
座っている刑事さんから、どうした?
と聞かれた時の私の年齢は40歳を過ぎていた
実は、と、友人の話を伝えると、ここは少年課だから、と
下でそう言われましたので、と話すと、少しお待ちくださいと言われた後に
私服の人がやって来て、後はこちらで、と
何か続きがあるのかと思って待っていたら、少年課の人から
もういいです、と言われて
咲いた花の種は友人の家の前の息子さんが遊び仲間から貰ってきたものだったとか
全てが終わって家に帰ると、友人が、今日刑事さんが来たのだけど
とても素敵な人で、もう一度種を蒔こうかと言い出すから
そんなことすると次回は捕まってブタ箱に入るよというと
それは嫌だったらしく、止めとくと言っていた
それを止められなかった八百屋の娘
八代将軍の吉宗ににより町奉行を命ぜられた大岡越前守忠相は
江戸の町を大火から守るために消防団を結成させた
いろは47組の町火消は、日頃とび職を生業としている人であり
火事のさ中纏いを持って屋根に上がって火消をすることで
まるで祭りの神輿の上で舞うような姿に
女性たちの人気の的になったとか
我が家が火事になり、惚れた八百屋の娘はけれど、火消の男ではなく
仮住まいの寺の小姓に惚れて、家を新築すると帰らなければならないと
出来たばかりの我が家に火を点けて燃やしてしまう
当時放火は磔の上、火炙りの荊
その処刑が実行されたのが
天和三年(1683年)3月29日だったことから
火の用心の意味も込めて、東京消防庁により
今日は八百屋お七の日とされるとか
処刑を言い渡される際、奉行は哀れんで
お七の刑が免れる年齢で有ると言わせるために
おまえは17歳だなというとお七はいいえ18ですと答えてしまう
このお七が生まれた年が丙午だったことで
その後の丙午生まれの女性はとんでもない濡れ衣を着せられることになる
私は彼女のせいで危うく
Overstayをして少年課に相談に行ったどこかの国の人になるところだった