俳句の勧め | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

姪が勤めているところの顧客に俳句を嗜まれている方が見えたとか

この際だから姪にも俳句を薦めようと思う

 

俳句は17文字で綴る世界一短い詩

 

この俳句は嘗ての連歌とかそういう込み入った流れから作られてくるのだが

現代の俳句の形は明治時代、多くの文豪が船でハバロフスクに向かい、そこから

ウラジオストックに向かい、その地でシベリア鉄道に乗り 欧羅巴に向かい

その途中で仕入れた映画の技術のネガを元にされているという

 

17文字の白黒のネガ

そこに読み手の経験や想像で動きや色を加えて出来上がる

だから視点に天地の動きや時間の推移があってはならない

 

姪は顧客から

日本には四季があるから日本人なら俳句を作ることが出来る

そう言われたとか

 

確かに日本には四季があり、その四季の出来事や風景が季語になる

 

事象に、春夏秋冬を頭に付ければ、全て季語になる訳で

その四季をいつで分けるかが問題で有ったりするが

俳句には春夏秋冬の他に新年が加わる

そのあたりからややこしく思ってしまうのだが

なんてことは無い、新年とは一月一日から松の内までのこと

それ以外は立春まで冬の管轄に入る

 

俳句を詠むために旅に出たり、観光地に行ったりすることを吟行といい

主婦が家にいて詠む形は台所俳句とされている

何となく俳句ヒエラルキーの感が否めなくもないが

杉田久女を筆頭に多くの台所俳句の俳人が生まれていて

高浜虚子のホトトギスにも台所俳句の欄が設けられている

 

因みに俳句は右脳の閃きと、左脳の17文字に納めるという活動のために

脳が活性化して認知症になりにくいと昔から言われているが

確かに私の母も伯母も80を超えても編み物をしたり俳句を作り続けるなど

亡くなるその日までしっかしとしていた

 

また姪のところに来られた人も百歳を超えているという

 

これを機会に姪が俳句に親しんでくれると良いな、と思う