言葉 | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

十世紀末の書物には

 

色は匂えど散りぬるを

我が世誰ぞ常ならむ

有為の奥山今日越えて

浅き夢見し酔ひもせず

 

いろはにほへとちりぬるを

わかよたれそつねならむ

うゐのおくやまけふこえて

あさきゆめみしゑひもせす

 

という覚え方が出てくる

 

あいうえおを漢字で表すと

安以宇衣於

加幾久計己

佐之寸世曽

太知 天止

奈仁奴祢乃

八比不部保

末美武女毛

也由与

良利留礼呂

 

漢字には

象形文字 ものの形から作られたものと

指示文字 右、左、上、下、など

会意文字 二つ合わせて意味が通じる 木と木で林のよう

形成文字 意味を表す漢字と表現を現す漢字の組み合わせ 

     日と青で晴れのような

 

などがあり、そのほかに

そのものにしか使えない国字というものがある

簡単なもので峠 難解なものになると鎺(はばき)など

 

その上、日を読むにあたると組み合わせた漢字により、多彩に変わっていく

一日(いちにち、いちじつ、ついたち)

の他に 日本(にっぽん ほん) 昨日(さくじつ きのう)

一昨日(おととい)になると、どれが一昨でどれが昨日なのか分からなくなる

日下はくさか、ひしたなどなど

 

こんなふうに日本語は学べば学ぶほど奥が深くなるのに

何故か大概の人は毎日の漢字に困ることは無い

 

それなのにアルファベットは26文字の組み合わせなのに

何故か難しいと思う人が多くいる

 

何故なのか テストなら○か✖か、訂正をされて返されるが

対人間になると、誤解されていたら、通じていなかったらと

そんなふうに思ってしまうからなのだと思う

特に同国民、日本人が傍にいるときには、その思いが強くなる

 

実際のところ、学術用語とかそういう専門的な会話でない限りは

だいたいが単語の羅列で伝わる

そして英語が分かれば、それを元にしたドイツ語やイタリア語

また嘗てイギリスの支配下に有った国々の公用語は伝わる

 

と、諸国を旅してきた夫が言っている

 

問題は発音 私の世代のABCの歌は

えーびーしーでーだったけれど

最近はフォニックスという発音記号に合わせた歌になっている

これはPhonicsとして

18世紀に英国領になった国々の人が英語を覚えるために

作られたものとされている

 

残念なというべきか、日本ではローマ字というものが先にやって来て

日本語英語のようなものを先に覚え、和製英語が出来上がってしまった

 

私が発音記号で習ったのは、アメリカ系の幼稚園に行っている頃

林檎の絵の下にはappleのとなりに()でaepl と書かれていた

 

漢字とか、カタカナとか、ひらがなとか、旧漢字とか

そんなのを見ていて、ふと思った

そういえば、確かに国連を代表した進駐軍は来ていたけど

建国以来の歴史の中で他国に支配された領地になったことは無かった

 

日本に来た人には日本語を覚えて貰えば良いのだ

日本人だって日本語を完璧に覚えるのは大変なんだし、と