今日、庭の片隅にヒヤシンスの芽を見つけた
予定だと濃い紫の花が咲くはずだ
ヒヤシンスというと、学校の窓辺で変わった入れ物に入れられて水耕栽培されて
いたことを思い出す
球根の下から白い根が張っていく様子
授業中それをぼんやり眺めいると、教師から当てられる
その場合、私は難なく答えられる
元来の性格なのか、会得したものなのか
私はぼんやりと人の話を聞いていたほうが頭に入り易い
生真面目に正面切って聞いている時は全く頭に入ってはいない
この業は高校時代の倫理社会の教師にだけバレた
授業中、通りすがりに教師が私のノートに、後で今の授業のレポートを出せと
メモして行ったが
その時は現実逃避真っただ中だったので、ちゃんと出せた
ヒアシンスの芽は出ていたが気候はこれからが寒に入る訳で
花が咲くのはまだまだ先のよう
小さく現れた濃い緑の芽を見ながら、ふと高校時代が懐かしくなったのは
明日が娘の仕事始めで、服の心配をしていたからかもしれない
私は明日歯医者に行く以外、特に用もないので
帰宅したらのんびりと現実逃避でもしていようと思う
ヒアシンスは別名を飛信子ともいうそうだ
日本には1863年頃にフランスからチューリップと一緒に入って来たとか
チューリップは1600年代、投機の対象とされてバブル現象を生んだ花でもある
その当時の狂乱を1800年代のジャーナリストが邦題を狂気とバブルと題して
一冊の著書にしている
何故人は集団になると愚行に走るのか、と
日本でバブルと言われていた当時から中国でバブルとされていた時代
そしてドバイの今は二百年後にどんな風に語られるのか
今の世界の状況を見ていると
人は金を持つと何故高い建物を建てたがるのか、になるような気がする