付録 | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

コンビニのブックスタンドコーナーに行くと

ファンシーケース付きの本が売られていた

薬手帳を入れるのに丁度よいサイズだったので買って帰った

 

この手の雑誌の内容はほぼ宣伝広告

それでも新しいアイテムとかを見るのは楽しい

 

この本をめくりながら

15年くらい前に、知人のお嬢さんが知人に話していたという

仕事先での出来事を思い出した

 

そこには古くから勤める女装が趣味の男性がいたそうで

 

そこに新しく入った彼女が、あるとき可愛らしいバッグのおまけ付きの本を買って

会社に持っていくと、ゴミ箱にその広告雑誌が入っていて

この会社にも同じ趣味の人がいるのだと喜んで探したところ

短めのスカートに赤いヒールの靴を履いて紫のストッキングを履いたその男性の

机に同じおまけのバッグが置かれていて

そんな配色を好む人と同じバッグを持つ勇気はないと思ったとか

 

知人のお嬢さんはそのバッグを母親である知人に使うようにとくれたが

知人はどうしても使う気になれなかった

良かったら使う?と聞かれたけど、そんな話を聞いた後には私にも無理だと思った

 

それから暫くして山下公園通から本牧方面に行く横浜市営バスに

とても可愛らしい水色のパンプスに合わせた短めのフレアのスカートをはいた人が乗って来た

混んでいるバスの中で

椅子に座ってその部分だけ見ていると、とても清楚なお嬢さんという雰囲気

 

降りるために立って横切った時

当時のドラマで女装していたふるたあらたさんに似ていたので

てっきりご本人なんだろうと思い込んでいた

 

ところが二年ほどして通勤でバスを使っていると

ビティーと言われる体にぴったりのTシャツに赤いスカートを履いたフルタアラタさんが乗って来て

その後毎朝一緒になった

毎朝違う服なのだが、どれも若い女性がよく似合う服装

 

全くの他人事なのに、毎朝同じ時間に出会うこの人はいったいどこに行くのだろうと思っていた

 

それが、ある、市の施設を使った時に、職員バッジを付けたその人に出会って解決した

 

最近の男女共同参画社会基本法などというニュースを聞くたびに

付録という実体が、雑誌という本体をとっくに凌駕している

世の中の現実は机上よりずっと先に行っていると実感する