芸能人の恋 | ミナミのブログ

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のんびり、、まったり

今日、久しぶりに幼い頃から親しくしているお兄さんに会って

この年になるとだいたいが誰かの〇んだ話になるなということになり

そういえば、と、

父の知人の家のグループサウンズのボーカルの話になった

 

当時オリコン14位、35万枚のセールスを記録して

テレビの歌番組に出るようになり

 

ある年、民放のテレビドラマで主役だった女性と

結婚したという報道がされたことが有った

 

それまでその家の前を通ると、そこのおばさんから

奇麗な入れ物に入ったお菓子を幾つも幾つも

うちには小さなこどもがいないからという理由で持たされた

 

それが、結婚したと聞いた後からは一切持たされなくなった

そしてそれを境にテレビに出てくる回数も減っていった

 

お菓子を持ってくるファンの存在が無くなってしまったのだろう

 

歌を歌う人は、万人に向けて歌うのだけど

聞く側は、例えば悲しさや孤独さの中で

一人だけで聴き、自分の創り出した偶像と二人だけの世界を作るから

現実を見せられると冷めてしまうのだろうかと

 

その人の歌に合わせて長い髪にして

その人との時間を夢見てお菓子を作る

その人のために全てを合わせていく

だからアイドルは偶像と訳されるんだろうと思った

 

見たことも無い、見ることも無い私がお菓子を受け取ったところで

ファンの人には知る由も無く

 

それが結婚して、その偶像の隣にいれば、全てが現実味を帯びていく

その人の歌や言葉や顔に共鳴していればいるほど、遠のいていく

 

その彼は結局女優さんとは別れて

テレビの世界からも遠のいて、後年リバイバルで見かけるようになったが

後に結婚したかどうかなど聞くことも無かった

 

売れっ子の結婚は難しいんだろうなと思う反面、全く嫉妬されないのも

それはそれで辛いだろうなと思う

そうならないとしたら、それは

その人に対してそういう感情で見ていたわけでは無かったからだと思うし

 

なんてことを考えていたら、先ほど、テレビの歌番組に出ていた青年と

女優さんのお付き合いが発覚したというニュースがパソコンの画面上に表示された

 

そういえば、私はあの歌手のお兄さんが貰ったお菓子を食べた記憶が無い

美しい箱に可愛いリボンが結ばれていたあのお菓子がどうなったかは

今はもう謎の世界でしかない

 

当時、テレビドラマに出ていたその女優さんは私が好きな人だったから

離婚したと聞いたときはすごくがっかりしたのは覚えている

ただ、その女優さんの経歴に彼との婚姻歴は無いので

彼とは事実婚で有ったのかも知れない

 

ネット上の記事によると、葬儀の時には見送りに来ていたと聞いて

何となくホッとしている

 

幼い頃から知り合いのお兄さんが帰りがけに、お前はまだ〇なよ、というので

それは無理だわ、人の死亡率は百%だからね、というと

一瞬悩んだ後、確かにと大笑いしていた

 

今さっきパソコン上に現れた青年がこの先どんな風になるのかは

知る由も無いけれど

一度っきりの人生だから自分が一番幸せな生き方をしてくれると良いなと

同じ地球上の人物として思っている

 

歌手とか、そういう人って、実際は普通に生きている人なんだよなとしみじみ思う