1998年に香港の薬局から届いたクリスマスカードが出て来たので写真に撮ってみた
香港はこの前年にイギリスから中国の統治下になり、中華人民共和国香港特別行政区と変わった
それまでの香港に母は次姉や姪たち、息子も伴ってと、足繁く通って
末期癌と診断された後も、次姉とその娘の介助を受けて出かけた
私は香港に行ったことは無い
ただ、頂いたカードの店には何度か
母に頼まれて母が欲しい薬をリクエストするために電話をしたことが有る
そしてその影響で中華街の市場通りに有った發三電機商会というレコード屋さんで
香港の歌手や映画のCDやDVDを買って観ていた
昨日整理していたら当時のCDがたくさん出てきて、妙に懐かしくなった
当時は日本からも多くの女優が香港の案内をする番組があったことを思い出す
中華門の中にある中学に通った私には香港に国籍のある友人が何人もいる
高校時代には留学生も来ていたことから行ったことは無くても身近な感じがした
レコードの中にテレサテンの香港という歌があった
その歌を聴きながら、自分は日本に生まれて良かったとしみじみ思った
それは
二十歳の頃パスポートを初めて作り、数えきれないほどの国を自分の足で歩いて
その後も多くの国に出かけ
たくさんの国の景色を見て、たくさんの国の人たちと会話を交わしてきた夫と
ほぼ日本の風景しか知らない私と、いみじくも同じ答えだった
この先何年、何十年、何百年経とうと、日本は日本であり続けていて欲しいと