元町の喜久屋の先の橋を渡って中華街に入り、媽祖廟を過ぎて、長久門の先に
正式名称は東方旅社(オリエンタル旅館)といい1960年に
外国の船員が宿泊するために建てられた
地元の人にオリエンタルホテルと呼ばれる小さなホテルが有りました。
ホテルの前にはいつも自転車が置かれてお客以前に人が出入りする様子も無かったので
時にネットで廃墟扱いされていましたが、普通に営業している四階建てのホテルでした。
中華街に住む友人が、夫がいなくて暇なお盆だろうからみなとみらいでのイベントを
観に来ないかと連絡してきて
よその家に泊まるのもと思い、格安ホテルをトリバゴで予約して
出かけていくと、そこはオリエンタルホテルの跡に建ったホテルで
フロントもお客さんもみんな日本語があまり上手ではない人たちで。
お風呂を使うときドアを開けたままだと火災報知機が鳴ると言われて
お風呂場を覗くと入口との段差が30センチくらいあり
ベッドは162センチの私が伸びをすると足りなくなるサイズで。
さっきフロントで会った180は有ろうかと思えたあの人たちはどうやって寝るんだろうと
そう思いつつ街に出ると
昔は若い人のデート御用達のお店がシュウマイ弁当の店になっていて。
街は人であふれてにぎわっているのに、なんとも言えない寂寥感を抱いて帰宅した私です。