今日は、タンゴの歌を唄った、アルゼンチンの国民的歌手、カルロス・ガルデルと、
現代のタンゴの境地を開いたとされる、演奏家、フリオ・デ・カロの誕生日ということで、
アルゼンチンでは、タンゴの日とされているそうです。
今日はまた、マンボの王様といわれる、ペレス・プラードが生まれた日でもあります。
ダンスといえば、横浜には、戦後進駐軍が持ってきた、ハマジルという独特のステップで踊る
ジルバがあります。
ジルバにツイストを加味したような、とても軽やかな踊り方をするのです。
ジルバとは、英語で、jitter bug。イライラ虫、とでもいうのでしょうか。
因みに、jive(ジャイブ)にtalkを足せば、嘘八百、になるそうです。
タンゴとまで行かなくても、ジルバやルンバ、そして、チャチャチャほどは踊れると、
いつもとはまた違った楽しさを共有出来ると思います。
そして何故か、リズムに合わせた踊が出来ると、なんとなく大人になった気になれます。
かなり昔に大人になっていながらも、です。
ハマジルというのは、今流に言えば女の子をナンパするための踊りなので、
少々ステップが拙い女の子でも、くるくると、上手に躍らせる男性が必須アイテムで、
横浜のダンスホールでそんな軽やかなステップを踏める男性は、恐らくは還暦以上の方と思われます。
ご高齢の方が軽やかなステップで若い女性を躍らせている姿を見ていると、お主、やりますな、と、
エールを送りたくなったりします。
ハマジルはいつ始まったのかというと、
有隣堂というサイトに『伊勢佐木町の裏に進駐軍の飛行場があったんです。その端に、火陽とゴールドスターというダンスホールが二つ並んであった。そこへ外国人がきて、ジルバを教え出した。それがハマジルです。 』
とありましたので、たぶん、これが始まりなんだろうと思います。
横浜でダンスホールといえば、私が高校時代には、クリフサイドというのが定番でした。
クリフサイドは山手舞踏場という名前で、終戦の翌年に作られたそうですけど、63年経った今でも、
ダンスホールとして立派に成り立ってます。
行き方は、元町のバッグ屋さんの脇から、上野町へ向う道の、トンネルの手前です。
今頃予約しても、間に合うかどうか、判りませんけど、23日にはクリスマスパーティも
あるそうですので、直接電話で確認するといいかもしれません。
何の脈絡も無いんですけど、熱い泪をためながら 君が別れを告げたのも ダンスパーティの夜だった♪
という歌を唄ったのは、林伊佐雄という人です。