シルクロード日帰り旅行? その10.75 | Mona Khalifaのブログ

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嘗てのNHKの「シルクロード」関係者で現在は東京芸術大学の関係者の話は続きます。
映像はまた変わって、
NEC_2601.jpg玄奘三蔵も来ればチンギス・ハーンの軍隊も来るバーミヤンですが、映像のバーミヤンの中に一本の道が見えますね。これは実はシルクロードだったりします。
NEC_2602.jpg来ると言えば、バーミヤンには嘗ての皇太子・妃両陛下、つまり今の天皇・皇后両陛下も訪問されています。面白い事に両陛下に同行した当時の駐アフガニスタン日本大使館の関係者の家族がこの間(この展覧会の会期中)、この天翔る太陽神の天井壁画を見学しに来たそうです。
NEC_2603.jpg映像はバーミヤン遺跡に変わりました。右手に赤い印が見えますが、この赤い印は嘗て天翔る太陽神の天井壁画のあった場所を示しています。そして、嘗て東大仏があった場所でもあります。大仏と言えば、バーミヤン遺跡には全長300米の涅槃仏もあったと玄奘三蔵が記録を残しているらしいのですが、未だに見つかっていないそうです。
NEC_2604.jpg映像は再びバーミヤンの町に変わりましたが、この映像は今年3月のバーミヤンの町です。バーミヤンは高地で土地が痩せていて、余り作物が取れませんが、この事は玄奘三蔵も記録しています。ところで、町の中央少し上の丘の部分に嘗ての皇太子・妃両陛下と駐アフガニスタン日本大使館関係者の面々がテントを張って寝泊まりしていたそうですが、皇太子・妃両陛下のテントだけシャワー付きだったと大使館関係者の家族が話していたそうです。
当時のバーミヤンはハワイと並ぶ人気の海外旅行先だったそうですが、当時、ハワイよりバーミヤンを選んだ方は賢明だったと言えます。今はもう行けなくなった土地に行けた訳ですから。この東京芸術大学美術館陳列館には、一階にアフガニスタン流出文化財の一つとして展示している仏教壁画の欠片を嘗て模写した名古屋大学の教授も会期中に来ていて、本人が模写した時は全く欠片になっていなかったのが欠片になって展示しているのを見て非常に衝撃を受けていたそうです。