シルクロード日帰り旅行? その7 | Mona Khalifaのブログ

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キリスト教禁制後の展示品は、




































NEC_2569.jpgこれです。
時は江戸時代、キリスト教禁制真っ只中にイタリア人宣教師ジョヴァンニ・バティスタ・シドッチ(1667~1714)が携行したもので、親指のマリアと呼ばれています。この作品は17世紀にフィレンツェで活躍した宗教画家カルロ・ドッチ(1616~1687)が描いた聖母像に似ているらしいのですが、この親指のマリアの作者はわからないようです。
シドッチを尋問した幕府高官にして学者の新井白石(1657~1725)の記録によれば、シドッチはイタリアはシチリアのパレルモ出身で、日本の風俗や言語を学んで宝永5年(1708)、和装で屋久島に潜入したものの捕らえられ、日本での布教再開の使命叶わず、江戸の小石川の切支丹屋敷に幽閉され、正徳4年(1714)に没しました。平成26年(2014)にその屋敷跡から彼のものと見られる手厚く葬られた遺骨が出土したとか。彼と白石との問答の記録もあるそうですが、二人が文化的背景や立場の違いも言葉の壁も越えてお互いを敬い合う姿が見えるそうです。
伊東マンショの肖像展は以上です。ブログの説明は、この展覧会のパンフレットのそれを参考にしました。しかし、伊東マンショの肖像展のブログを書いているとイタリア料理が食べたくなって来ます。
東京国立博物館本館を出ると、
NEC_2571.jpg池に二羽の鴨が。どちらも雌です。
NEC_2572.jpgそれにしても完全に寛いでいますね。カメラを向けてもこの通り平気ですし、誰もイケズをしないようですね、この様子では。私も勿論そっとして置きました。
鴨で和んでいますが、時刻は午後0時に近くなって来ました。東京芸術大学に行かないと。
この続きは後程。すっかり朝になりましたので、今日はこの辺りで。