重衡兄やんの次に会いに行った清盛隊メンバーは、棟梁でした。
棟梁には普通に「お久し振りです、清盛隊復活一周年おめでとうございます。」と挨拶しましたが、これだけで私が済ませる訳がありません。
「但し、重衡兄やんだけは別です。奴さんは極楽浄土に居ましたけど、極楽浄土からこちらの世界に戻って来る人間は普通居ません。余りにも極楽浄土が楽しいので、こちらの世界に戻る気を無くすからです。戻って来る事はあり得ない事です。重衡兄やんの場合は復活ではなく、出戻りです。」としっかり続けました。
棟梁は少し呆気に取られているようでした。しかし、私は一切遠慮はしません。何とか大臣の肩書きがぶら下がっていようが関係ありませんね。
そして、いよいよ、あれを切り出す時がやって来たのですが…
この続きはまた明日。そろそろ夜も更けて参りましたので、今日はこの辺りで。