働き方のメニューを増やす | パラレルキャリアで自分を活かす!

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前回の記事で、女性の働き方が、

「正社員で長時間労働」と「専業主婦」の

二者択一しかないのは問題が多いと書きました。
 

ですが、選択肢が少ないことで不利益を被るのは

必ずしも女性だけではないのです。

 

以前、ある男性からこんな話を聞きました。
 

「自分は妻の社会復帰をサポートしたいし、

 家事も育児も協力したい。
 

 でもそれだとあまり遅くまで働けないし、

 転勤も断ることになる。

 妻が専業主婦の人と競争すると出世が難しいかもしれない。」

 

なるほど、

男性目線の「家庭と仕事の両立」とはこういうものかと、

目からウロコが落ちました。

 

長時間働いて初めて評価される、

転勤を受け入れて初めて出世できるという仕組みだと、

専業主婦の妻のサポートを得て働く男性が偉くなり、

その人達が組織のルールを決め続けるので、

いつまでたってもダイバーシティにならないのです。

 

この悪循環をどのように断ち切るか?

 

私は、男女の区別なく

働き方のメニューを増やした方が良いと、

そんな風に考えています。

 

これまでの日本企業は、

長時間労働というメニューと
若い男性用の衣服しかない、

極端に品ぞろえの乏しい店のようなものでしたが、
 

これからは、品揃えを増やさないと

人が定着しなくなるのだと思います。

 

伝統的なものが合わない人にだけ

仕方なく新しいものを用意するというよりも、
 

元々いろんなものが揃っていて誰でも自由に選べる、

という風にすれば状況は改善されると思います。
 

普通のお店だと当たり前のことが、

どうして労働市場だとできないのでしょうか?

 

因みに、その新しいメニューやデザインは、

経営者や管理者が考えてくれるのを待つのではなくて、

当事者が自分でどんどん提案した方が良いと思います。

 

それが組織にとってプラスに働く限り、

必ず受け入れてもらえると信じています。