現在の仕事について、
「このままでいいのだろうか?」
という漠然とした悩み。
以前からそういう相談を受ける機会はありましたが、
最近、ますます増えてきたように思います。
実を言うと、コーチングを学ぶ前の私は、
「まずは続ける方法を考える。難しければ転職を視野に入れる」
という発想で話を進めることが多かったのです。
それは必ずしも間違いではないのですが、
結果として、転職のタイミングを逃す人が出てきました。
コーチングを学んでからは、
「残るのも1つの選択肢ですね」
という感じに自然と変わっていきました。
このことについて、
先日、自分のコーチと話してみました。
「以前のあなたは何を重視していたのですか?」
と聞かれてはっきり自覚したのですが、
以前の私は、
相談している相手の気持ちよりも、
「待遇面では残った方が有利では?」
という自分の判断を重視し過ぎていたと、
今更ながらに気付きました。
冒頭に記した、
「このままでいいのか?」という問いについて、
今の私が思うこと。
「続けるか、辞めるか」ではなく、
「改めて選び直すとしても、
もう一度今の仕事を選ぶだろうか?」
と問うてみることをおススメします。
他の選択肢を吟味してもなお、
「今の仕事を選び直す」ことができるなら、
それは「ずるずると続けている」のとは違うはず。
けれども、「他の選択肢を選びたい」と思うのなら、
本当はどうしたいのかを考えてみましょう。
これは仕事に限らないかもしれませんね。
「今の状態を、もう一度選び直すかどうか?」
この年末年始、そんな風に、
じっくり自分に向き合う人が増えればいいなと
私は思っています。
もちろん、私もそうするつもりです。