最近、コーチングの記事ばかり書いてしまいましたので、
ひさしぶりに仕事の話をしてみます。
先月、20~40代の男女若干名から、
将来について話を聴く機会がありました。
数年後にどんな仕事をしたいですか? と尋ねたところ、
具体的な答えがほとんど返ってこなかったのが、
印象に残りました。
「数年先など考えたこともありません」
というニュアンスでお答えになった方も、
複数名いらっしゃいました。
まぁ、全員サラリーマンですので、
そんなものかもしれませんね・・
先のことは考えずに今をがんばる、
というポリシーを、
殊更に悪く言うつもりはありません。
ですが、若い人であればあるほど、
次のようなことを考えた方が良いかもしれません。
終身雇用は、事実上崩壊しています。
仮に定年まで勤めたとしても、
その後も働かなければ生活できない人が増えつつあります。
だから、サラリーマンが
「常に次のキャリアを考える」のは、
当たり前のことになっていくだろうと思います。
たぶん、副業も解禁に向かうでしょう。
さらに、女性のみなさん。
最近だいぶ変わってきたとはいえ、
民間企業が用意している働き方の選択肢は今でも、
妻がほとんどの家事を担う男性向けのプランがメインです。
「言われた通りにおとなしくがんばる」
という学生時代のスタイルを社会人になっても続けていると、
特に独身女性は、
「女性版のおじさん」みたいになる危険性が、
今でもまだ残っているのです。
キャリア選択の主導権は、
雇用主に握らせることなく、
自分でしっかり掴みましょう。
そのためには、自分がどうしたいのか、
考えるクセをつけましょう。
そして、現在の環境が望ましくないのなら、
環境を変えることも選択肢に含めましょう。
昔のサラリーマンと違って、
今後はそういうことが必要になると、
私は思っています。