重力平衡の状態にある星について、正しいものを選べ という問題

 第10回1級過去問 正答率5%

 

 正しい記述は表題の通り

 重力平衡の状態にある星において、「星の表面から外部にエネルギーが放出されると星内部の温度は増大する」

 一見するとというか、ちょっと考えても、表面から外部にエネルギーが出ると星内部が熱くなるという現象は素直にウンと言えない文章です。

 

 検定試験なので4択ですが、2択までは何とか絞れてその2択がどちらか不明でした。

 

 ちなみに誤答1は、

 「星が重力により収縮すると解放されたエネルギーは全て星の温度上昇に転換する」というもの。

 選択肢に「全て」とあった時は疑えというのが私の経験知で、この場合だと当然光粒子となっても外に放出されますので✕

 

 誤答2は、

 「重力平衡の状態にある星ではガスに働く重力と圧力が釣り合っている」

 これはよくあるひっかけ問題で、重力と釣り合い関係になるのは、圧力ではなくて圧力差(or 圧力勾配)が正解。

 

 誤答3は、

 「重力平衡にある星の全エネルギーは正値でなければならない」

 実はこれと迷ったのですが、これは明らかな間違えのようで、星を有限半径に閉じ込めておくために、全エネルギーは「負値」になっていないとダメなようです。

 

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 正答率5%の問題なので、これがわからなくてもしょうがないといえばしょうがないのですけども、現時点でまだ試験まで半年以上あるので、ぜひこういう知識も身につけておきたいと、私は思うわけです。

 

 この記述については、「テキストに書いてあります」

 だから多くの受験生は記載を見落としています,,,

 

 ただしテキスト本文ではなくて、演習問題にあります。

 さらに「ただし」なのですが、1級テキストの律義な点は、問題を解かなくても設問を見ただけで、多くの場合そこに結論が書いてあるところです,,,要は問題文だけ読んでも知識が付く,,,というもの。

 

 下記が問題文(テキスト本体に記載のもの)

問 24.4 

 星が重力で収縮すると,解放されたエネルギー dΩg の一部が内部エネルギーの上昇 dUとなり(星は温度上昇する),残りのエネルギー dE は外部に放出されることになる.γ = 5/3 の場合,収縮で解放された重力 エネルギーの半分が星の温度上昇に使われ,残り半分のエネルギーが(放射などとして)外部に放出される.こ のことを確かめよ。

 

 この問題文を読んだだけで理解できれば、それはそれでいいわけです。

 

 下記が答え(ネット上に公開されているもの)

答 24.4: γ = 5/3 の場合,dU = −(1/2) dΩg > 0 である.星の全エネルギーの変化は dE = dU + dΩg = (1/2) dΩg < 0 となる.すなわち,星の収縮で解放された重力エネルギー (dΩg < 0) の半分が星の温度上昇 (dU > 0)  に使われ,残り半分のエネルギー (dE < 0) が,放射などとして外部に放出されることになる.( 星が収縮するときの重力エネルギーの変化は dΩg < 0 であることに注意すること.) 

 

 読んだだけだと?な点もありますが、ビリアル定理というのがあって、そのことを言っているのだろうな,,,というのが現時点での私の理解。

 

 下記が追加解説

<参考> γ > 4/3 のときには E < 0 なので,星は重力的に閉じ込められた状態となる.このとき星が重力収縮すると,解放されたエネルギーの一部が内部エネルギーとなり(星は温度上昇する),残りは外部に放出されることになる.通常の物質の場合エネルギーを放出すると温度が下がるが,重力によりまとまったガス球の場合には, エネルギーを放出すると内部の温度が上昇する(「負の比熱」ということになる)

 

 γは比熱比のことを言っていて、1級テキストでこの辺りが一番難しいところです。ポリトロピック関係式という星内部の状態を明らかにするあたりなので、細かいところまではわからなくても、結論だけは追いかけていきたいと思っていて、表題はその結論を構成する一部になります。

 

 今回の問題に関する知識はテキストにそのまま載っているわけですが、問題/演習/研究の答えの多くは、別途、ネット上に公開されているので、私はテキスト周回するときにこの演習問題も目を通すようにしています,,,

 でも理解はまだまだです。

 

 

 実はですね、このブログでも書いていたかと思うのですが、スマート望遠鏡DWARF3を使い始めた頃、野鳥を盛んに撮っていました。

 一つには、5月帰国で持ち帰ったため雨季の最中で星が見えなかったため。

 そしてDWARF3が野鳥キャンペーンをしていて、それに作品を応募するため。

 

 で、実はその頃から全く違和感を感じませんでしたが、DWARF3は正立画像なんですよね、今日改めて気が付きました。

 企業としての想定の使われ方として、広角レンズによるパノラマ風景写真とか、望遠での野鳥写真もあったのでしょう,,,だから天体望遠鏡なのに正立像です。

 

 私自身ZWOのS50とかS30を持っていないので定かじゃないのですが、ZWOだと通常の天体望遠鏡のように倒立像なんでしょうね(?)

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①天体写真は「北が上」が絶対条件という人

 実は私が天文を再開したころ、界隈では有名な方が個人的に天体写真を募集して、品評会をyoutubeで始められました。

 動画を見ていると「画角を北に向けるという基本的なルールさえ守っていない作品が多い」とゲキ怒りでした。

 結局、作品が集まらなかったのか、数回でこの品評会は終わりました。

 

 今回、バイブル化されている津村さんの星雲星団銀河ビジュアル図鑑とか、中西さんのメシエ天体NGC天体ビジュアルガイドをパラパラめくって、同じ星団星雲でも必ずしも同じ向きの構図になっていないことがわかりました。

 ああ北じゃなくていいんだと気が付きました,,,という私はもともと南北など気にもしていませんでしたけども。

 先日投稿したM42は撮影したままの画像の左右を切り落として正方画角にしただけのものです,,,どちらが北だか不明です。インスタに乗せる場合は正方がよいと聞いたことがあるので正方トリミングしたというだけです。

 

 これは正立画像での向きなので、S30が仮に倒立像とすれば、同じ時間帯に撮影しても逆立ちしたM42になっていたわけです。,,,どちらを倒立というか議論はありますが。

 

 では私が、倒立像となるFRA400で撮影したらどうだったか,,,M42だとランニングマン星雲が画面の上にあった方が私としてはそれっぽく感じるので、仕上げ段階で180度逆転させるか、あるいは上掲で90度程度反時計回りに回転させた画角になるようにカメラを回転させます,,,これは縦方向に並べると、横長のカメラ画角から外れてしまう恐れがあり、横長側に収める必要があるからでもあります。

 

② 月は南北を揃えよ,,,ティコは写真の下にあるべきという人

 実は私はこの一人で、ティコが画角の上にあると,,,すなわち南が上だと、どうも落ち着きません。

 ちなみに私が天文を始めた頃、「写真の月は南が上」の時代だったと思います。長らく星を見ないうちに、今は月面図と同様「北が上」の時代(主流?)になったようで、私はこれに従っています。

 

 でもいろいろな情報が失われたり、あえりない構図になるなど弊害もあります。

 特に三日月などの時、無理やり南北を揃えると「南中している三日月」になりありえない画角になります。

 

 これは西に沈む三日月を無理やり立てようとして画角的に立たなかった月の例。

 ∵ 余白がないとアプリ上で回転出来ません。

 クレータなどもぼやけているのだから、無理やり月の写真と単独拡大の構図にせず、地上風景を入れて沈みゆく月のような感じにすればよかった,,,と今は反省しています。

 

 

 以下、説明文が長く続くので結論を最初に書きます

 

 1級試験でも、

 一見計算問題のように見える問題をまじめにやってはとても時間が間に合わない

 手を抜くこと、

 具体的には、選択肢から正答を絞り込む方法をとるべき

 

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 表題を見ると何言っているのか,,,と思う向きはあると思います。

 表題で検索すると天文学事典の上図が検索できます。

 

 銀河中心を中心にして太陽が回転運動をしているときに、太陽から見て銀河の内側にある恒星の視線速度と接線速度がどうなるかという図です。

 これだけだと補助線が足りないのでちょっとわかりずらい図になっています。

 

 これは第17回検定試験の過去問ですが、この図と同じものが公式テキストに掲載されていて、導出の過程が説明されています。

 作問者としては、テキストにある式変形をすれば正解が出るはずだから解け,,,ということなんでしょうか,,,

 こちらは上掲問題の解説ですが、テキストを少々端折って説明がなされています。

 ただしいずれにしても、現時点での私の実力だと、テキストを見ながら式変形の妥当性を追いかけていくのが関の山で、50分間で40問解くのが本試験のペースなので、こんな問題を解けないでしょう,,,

 

 じゃあどうするか。

 

 以前、「相対論的赤方偏移」について、その元の式を覚えておいて、試験会場で式変形して正解を導き出すより、特殊解で選択肢を絞れば正解を選ぶことができそうだ,,,と分析したことがありました。

 この問題も特殊解で勝負できないかなと考えたところ。

 

 問題の図で角度lをゼロにする、すなわち太陽と恒星Pが銀河中心とが直線上に並んだ時を考えるとすると、

 ・恒星は円運動をするので太陽方向の視線速度vrはゼロになるはず

 sinかcosであれば角度l=0°でゼロになるsinであるはずなので①か②である

 ・太陽の運動方向と恒星Pの接線速度は平行になり同じ方向になる

 求める接線速度vlはその差なので、恒星Pの円周方向速度rω(R)はマイナスにして差し引くべきなので②を選択

 

 これで正答②が選べます。

 

 多分作問者も、短い時間で解説にあるような手順で正答を導出させようとは思っていないはず。

 論理的な構成を理解してれば正答にたどり着けるはずだと考えているとすれば、上掲のようなやり方で出すのが作問者の意図に従った解法なのでは?と思う次第。

 

 手持ち5回分の過去問で計算問題として最も難問がこれなので、ちょっとは安心しているところです

 でも特殊解で正答を検証するのは「実験」が必要で、決まった解き方があるわけでもないので、出題されたら大変であることには変わりありません。

 

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 同じようなsin cosが乱れ飛ぶ座標変換の計算

 

 銀河座標系⇒直交座標系

 過去にも出た問題のようで、銀河座標系からXYZ座標系への変換を式で表せという問題で第6回本試験で正答率34%

 

 これは私なりのやり方として、

 ①赤緯からまずz座標を求める

  z座標は高さなのでsin成分になり、平面であるxとyが残ったcos成分となる

 ②xとy座標が①のcosを掛けたまま、xはcosをかけ、yはsinを掛ける

 

 慣れるまで何度か頭の中で組み立ててみると、数回のちには、、、

 依然として選択肢を見ながら、消していく感じでやっていますね,,,修行が必要

 

 でもこういう視線速度の計算や座標の変換ができるようになると、だんだんと基礎レベルがあがってきたなと思ってしまいます

 最初は面倒でもだんだん楽しくなる,,,理系の理系たるところ

 

 今朝SNSに流れてきた写真で、一目、「随分と赤い星が多いなあ」

 

 天文宇宙検定的には、球状星団は年老いた星団で基本的には白っぽい星が多いはずなんだけどな。

 

 星の一生を考えると赤色巨星の期間はほんの短い長さなのと、星団は一般に「同年齢」の星の集団であり、生まれたばかりの星団「散開星団」であれば赤も青も橙も白もあるのかもしれませんが、100億歳以上という老齢の球状星団になると、質量の大きな赤色巨星はもうとうに寿命は尽きているはずで、質量の小さな主系列星が白く輝いているだけなのでは?

 

 wikiだとあまり星団の情報が盛り込まれていませんが、このNGC6541だとわりと細かく列挙されていて、年齢は129歳と宇宙創成10億年程度で誕生した非常に古い星団。

 そして金属量(Fe/H)は-1.53,,, Fe/Hは水素に対する鉄の比率で、1.0が太陽の10倍の金属量。0が太陽と同じ比率でありこの球状星団だと-1なので1/10オーダー、金属量が太陽比率で1/10~1/100,,,朝一で対数計算ができない,,,

 

 一方、2級テキストだと球状星団の金属量は1/100~1/1000とあり、随分と金属量が多めの球状星団のようです。宇宙創成にできた星団であれば、まだ宇宙に重金属は少なくて、球状星団の星々も金属量は少ないはずなのになあ,,,

 改めていろいろ探してみると、M15の星のデータが出てきて、これを見ると赤色巨星とか水平分枝星が多く見られ、これなら赤い星も多いよなあ,,,

 実際にwikiからの借用のM15の写真を見ると、白一色というよりはオレンジ色が多くて随分とカラフルな印象。

 

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 ちなみにこれは球状星団M3の写真で正解は②

 実際に50万個くらいの星が集まったものなのですが、日ごろ見る球状星団は南天に見えるω星団でこちらだと1000万個オーダーなので、2級の勉強を始めた頃、エッ?そんなに少ないの?と思った記憶があります。


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 結局、どの世界でも例外があり、だから学問も発展するわけですし、1級と2級の違いもその辺りにあるのですが、2級試験は「テキストが試験範囲」なので余計な知識は邪魔,,,2級試験が終わるまでは、ひたすら2級のテキストを読むべきなのか,,,

 

 あと1週間ちょっとの我慢なので、まあ我慢するか。

 

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 今朝はこんな球状星団も

 NGC5286 Caldwell 84 ケンタウルス座
 これもwikiによると金属量(Fe/H)は-1.41と金属多め
 年齢125億歳とのこと
 
 白色主体の球状星団もいいですが、写真にするとこういうカラフルな球状星団がよくみえます。
 金属量って、いちいちwikiとかで調べないとダメなのかな,,,
 金属量多めの球状星団はカラフルで美しい、、、、美しい球状星団(金属量多め)というリストがあってもいいはず,,,なければ自分で作るのかなというのが現時点の課題

 

 一応、朝一のメニューは2級から始めるというのルーティン

 今日は2級過去問4回分の総ざらい,,,240問あるので今日はこれだけ

 

 自戒の念、試験まであと1週間。

 

① まずは問題文を読むところから始める

 代表的な正誤問題ですが、この場合だと「間違っている」に下線を引いて、「この問題は間違え探し」なのだと理解した上で、選択肢をじっくり読むつもり。

 もちろん「正しいもの探し」もあるわけです。

 

 最近どうも、問題集は10周とか20周近く目を通しているので、最初に選択肢に目が向きがち。選択肢を読んでいて、これは正しい、アレコレも正しい,,,なんだ間違え探しかと、選択肢を読んでいる途中で気が付くことがあります。

 

② 語彙問題であれば答えを予測する

 この問題だと、2021年、史上初めて、太陽コロナ、内側,,,とキーワードが続くので、パーカー・ソーラー・プローブだとなり、他の選択肢は見ずに④が選択できる。

 これも見慣れた問題なので、パーカー・ソーラー・プローブに最初に目が行きがちなんですが、当然、問いが違えば答えも違うので、まずはちゃんと問題を読んでから

 

③ 面倒な計算問題は後回し

 この問題は手持ち過去問4回分で、私が一番面倒に思える問題です。

 しかも選択肢が間違えていて、複数選択肢が正解というオマケ付きの問題

 

 最初解き始めると、明るさ、半径、温度の関係式だなと思うのですが、この問題のいやらしいところは、明るさではなく絶対等級で示されている点。まじめに計算すると途中で面倒なべき乗計算が必要になります。

 本試験ではその時点で計算の手を止めて、次の問題に移り、最後に回すのでしょうね。この問題に時間をかけて2-3問未着手になるおそれもありますので。

 

④ すなおに「m ー M=5logr-5」のポグソン公式を使う

 最初は頭の中で計算していたのですが、どうも誤りが多い,,,というか途中で詰まることがあります。急がば回れで「m ー M=5logr-5」式を使えばさらりと解ける,,,

 

まあ裏技もあるんですけどね,,,

 ・距離が遠いから絶対等級は12等級より明るい側にしかならない

 ・3260光年は1000pcだから5等級刻みしか等級は変わらない

 となると①しか選択肢はありえないわけです。

 

 ただし、いつまでもこんなことばかりやっていると足をすくわれることもあるのかな,,,と

 

⑤ 数字は再点検

 1光年は〇mや1 auは〇mも。

 2級だと、「1光年は〇m」だけで問題になる場合もあり、そのたびに30万㎞に365日24時間3600秒を掛けるのもね,,,

 

⑥「時間はたっぷりあるので急がない」

 最後、今まで2級は60問を50分で解く問題,,,と何度か言っていますが、ほとんどの問題が一読、あるいは一見で解ける問題なので、「急がない」ということなのだと思います。具体に言えば、前項で述べた「問題をしっかり読む」「面倒な問題は後回し」なんでしょうね。

 

 明日は公式問題集240問を同様に下線をいれながら解くつもり、、、です。

 覚えるより、如何にちゃんと解くか、なので。

 

 

 どうもステラリウムアプリを見誤っていたようで、午前2時なら月がベランダから出るものと思って、ベランダ観望開始。

 

 この時点で天頂に木星が出ていて、アプリが更新されたDWARF3の「太陽系モード」で木星の自動導入ができるかチャレンジ,,,何度か試しましたが星空を認識しません,,,まあ、半分くらいは雲が浮かんだ空なのでとこの時は思いましたが、星図が悪さしているみたい,,,

 

 午前4時に再度起床しても月は観えず,,,ただしオリオン座が高い位置にあり、ベランダ手すりから外に張り出せるDWARF3なら撮影できるかもと、星図から導入しようとすると「星図を更新せよ」との指示。

 

 ちょっと面倒なのは、DWARF3とタブレットはwifi通信していて、この回線をいったん切って自宅インターネットwifiに繋ぎ直して星図をDLする作業,,,繋ぎ直し作業に思いのほか時間が掛り、1時間くらい。

 結局朝5時になってやっとオリオンM42を撮影できる準備完了。

 もう東の空は白んでいるし,,,と、15秒50枚で撮影。

 

 amazon.jpで8万円で買えるスマート望遠鏡でここまで撮影できればいいんじゃないですか。しかも条件的には良くないのに,,,

 

 これが雨季明けの今シーズン最初の星雲写真。

 朝7時になって、コンドミニアムの壁際、南西方向に月発見

 Nikon CP950の超望遠で1枚撮り。

 

 まあカメラでも月は撮れますけどね、ここはやはり望遠鏡で撮りたいわけです

 理想気体の状態方程式って、高校化学でしたっけ、あるいは物理?

 

 我々は,,,というか、wikiで調べても、

 理想気体の状態方程式は PV=nRTと出てきて、これで覚えているわけです。

 

 それなのに1級テキストだと、いきなりP=nkTと出てきて、

 これを変形したものがP=R/μ・ρTだというわけです。

 我々が習ったPV=nRTはどこに行ったのだ,,,と。

 

 先ほど分解して分かったこととして,,,

 

 1辺dの立方体を考えて、箱の中にN個の気体粒子があるとする時、

 テキストではP=nkTだといっています。一旦これを正しいとします。

 

 ここでnは n=N/d^3 すなわちd立法あたりの気体個数になります。

 我々は気体の体積をVとしていますので、d^3=Vとなります

 

 P=nkT ⇒ P=N/d^3・kT ⇒ P=N/V・kT ⇒ PV=NkT

 となります,,,これで左辺は我々が覚えている形になりました。

 

 また、気体定数R=アボガドロ数NA✕ボルツマン定数kという定義になっています。

 気体定数とアボガドロ数はいいとして,,,新しいボルツマン定数が出てきます。

 記号であらわすと、R=NA✕kです。変形するとk=R/NA。

 

 PV=NkT ⇒ PV=N・R/NA・T ⇒ PV=N/NA・RT

 

 ここで、N/NAを考えると、これはモルの定義です。

 1モルは粒子の数をアボガドロ数で割ったもの,,,になります。

 

 よってPV=nRT ここでnはモル数,,,やっと見慣れた形が出てきました。

 ということは、PV=nRT (nはモル数) ⇔ P=nkT (nは数密度) でいいわけです。

 

 式を分解してわかりましたが、同じ表記でも「n」定義が違うのが混在していたのも混乱の一因,,,

 

 P=nkT ⇒ P=R/μ・ρT これは実は定義だけのお話になります。

 

 以下、

 ① ボルツマン定数と気体定数の間にはR=NA✕kという定義がある

 ② 数密度n、気体分子質量m、質量密度ρの間にはn=ρ/mという関係がある

 ③ μを平均分子量とするとμ=mNAになる

 

 ともあれ、1級の試験だとR、μ、ρ、Tを組み合わせた幾つかの理想気体の状態方程式(まがい)が並べられていて、正解のP=R/μ・ρTを求める問題があります。

 この式を覚えていればよし、仮にあやふやでも

 ・圧力は密度に比例しそうだ

 ・圧力は温度には比例する

 ・圧力は気体定数倍である

 などを覚えておけば正解に辿り着くのでいいのですが,,,

 

 μ(平均分子量)には反比例するんですよね,,,分子が重くなると圧力が減る

 ちょっと直観に反しますね。

 

 でもm(質量)って、もともとモノの動きにくさだから、それで良いのか

 

 運動量mvなり、運動エネルギー1/2mv^2を考えた時、mが大きければそれぞれ大きくなりますが、分子が重くなると速度が出にくくなるからなんでしょうけども。

 最初前回並みの手順を繰り返して途中で手順がわからずバタバタ

 一旦わかってしまえばこの写真は太陽の導入から撮影完了まで3分程度です。

 「太陽系モード」でSunのボタンを押すだけ

 

 推察するに、土星ボタンを押せば土星を自動導入してくれるのでしょう、、、、見るに足る画像かどうかは別として。ボタンにはウラヌス、ネプチューンもあります

 

 ちなみに太陽系モードを使う前の太陽像は、基本スペック通りの画角での太陽で、黒点のピントを確認しようするとタブレット画面を指で広げる必要がありました。

 太陽系モードだと、タブレット上で2倍強の画角になっていました,,,対象天体ごとに画像の拡大倍率が変わるのかもしれません,,,とはいえ、土星を無理やり拡大しても、とは思います。

 DWARF3はどこに太陽があるかの座標を持っていません。

 ただし太陽はとても明るいので、望遠鏡がぐるぐる勝手に廻って、太陽を探り当てます,,,スカイウォッチャーのソーラクエストみたいな機能?

 本機の場合、ホームポジションがありません。昼間、背景の星がない中で導入できていますので、太陽は明るさだけで探っているのだと思います。

 

 自動的に望遠鏡が太陽を探してくれて、ピシッと中心に導入されます。

 

 この段階で「Sunを追尾しています」の表示が下に出て、日周運動している太陽を追いかけます。時間が経過しても太陽が中心からズレません

 右側のオレンジボタンを押すと、自動で撮影が開始され、20枚一組の撮影になります。

 

 太陽の上に「20/20 ⊡ 14」と表示が出ているところ。

 これは20枚の写真が撮影終わり、現在14枚目を重ね合わせる作業中というもの。

 太陽面には雲が行き来していますし、揺らぎで黒点は実際のところぶるぶる震えています。

 20枚の写真を重ね合わせると、ノイズが消えて黒点がはっきりと写し出されます。

 右にパラメータというのがあって、ここで露出/gain/枚数が調整できます。

 今回は自動設定で撮影を行っています。

 

 2晩前、月撮影で失敗しています,,,

 台風が接近中ですが、月が見えれば月も撮ってみようと思います。

 

 GZKカットオフというのがあって、覚えにくいことこの上ない,,,

 GZKは人の名前なので、人の名前で覚えた方が覚えやすいのではないかと。

 

 英語だと、Greisen-Zatsepin-Kuzmin Limit

 天文学辞典の読みを参考にするとグライセン、ザツェピン、クズミン かえってわかりにくい

 米+ソ+ソだそうで、クズミンはいいにしてグライセンさんは北欧系なのかな、

 グレーセンでいいのでは、ザツェピンさんはどうしょうもない,,,

 

 ともあれ、こういう場で人の名前で遊べば、いくらかでも記憶に残るかもしれません,,,

 これはあくまでも「予想」なんですよね。

 

 超高エネルギーの宇宙線は宇宙背景放射の光子と6Mpcに1回程度の確率で衝突して上図のようにπ中間子を生成してエネルギーを順次10-20%ずつ失っていくので、数回の衝突で超高エネルギーは失われるため、30-100Mpc(1-3億光年)より先に飛来できない、、、というのが予想。

 結果として超高エネルギー宇宙線は50Mpcより近傍宇宙から来ているハズというもの。,,,天文学事典はここまでの説明

 

 一方wikiだと、超高エネルギー粒子を観測するとその発生源が不明なものがあり、これは超遠方から来たのではないかと示唆する観測事実である,,,とも。

 このGZKカットオフという予測は1966年に発表されたものなのですが、まだ「予測」にとどまっているのも、この辺りの事情からなのかな,,,

 

 まあともあれ、1級受験生としては、「宇宙線が宇宙背景放射の光子に阻まれて届かない」と覚えればよいだけなのですけれども。

 

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m-M=5logr-5

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 m-M=5logr-5  この式、見かけ光度と絶対光度、距離の関係を表す式で、

 セファイド曲線で、セファイドの周期から絶対光度を求め、与えられてる見かけ光度から距離を求める時などに使います。

 2級でもテキストに掲載されていますが、どちらかというと1級でよく使います。

 

 最初のうち、ポグソン公式も含め、数式を使わずに頭の中で計算しちゃったり、途中の値だけをノートにメモして求めていましたが、最近は素直にこの式を使っています。

 

 理由,,,絶対に式を使った方が簡単でしかも迷わずまた間違えず答えが出せるから。

 ポグソンの公式は未だに公式を使わずに、距離が10倍だと光度は1/100などの基本倍率を使って頭の中で計算していますが、コレも公式を使った方がよいのかどうか、今悩んでいるところです。

 

 やっと出ました、前回6月の受験者/合格者動向

 

 1級合格率が1%であったとのこと。

 母数がわからないので以下は推定しかできませんが,,,

 合格ラインは70点以上で、合格者の得点は80~89点のみ,,,

 合格者が複数ないしはある程度いれば、70点以上の各枠でばらつくと思うんですね,,,70点以上の人が全員80-89点なの?

 しかも合格者率は1.0%

 ひょっとして合格者は1人?

 

 1級受験者の最多層が60代、しかもダントツ。ただしこの傾向は昨年同様

 

 この「割合」という%で表される数字を見ると、どの世代も小数点以下が0、8,9なんですよね。確率的にこういうことってあまりなさそう,,,

 考えられるのは、受験者総数が100人前後で、概略%の人数が受験者数とほぼ一致しているということかもしれません,,,あくまでも推測ですが。

 となると、合格者はやはりお一人なのかな?

 

正答率ワースト3まで

 正答率5.9% 

 キーワードは太陽光か太陽風か、そして吹き飛ぶか落ち込むか

 なかなかイメージしにくい現象なので理解しにくいのは確か

 

 正答率13.9% 

 これはテキストにあります。

 ただし最も主要かどうかは?

 

 正答率15.8%  

 これはやっぱりなという問題。

 これってそもそも、天文宇宙に関係ある問題なのかな?