“Baby in car”に込められた思い | spacejcatsのブログ

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ダンススタジオSpace J-CatsのTapインストラクターが思い付いた事をツラツラと書いています。

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緊急事態宣言が発動して早1ヶ月経ちました。
慣れてきた方、もう耐えられない方、と明確に分かれてきたようで。。
外出したい気持ちはきっと皆様同じなので、もう少しの辛抱したいところです!

GWは何だか交通量が多かったようにも思います。
お仕事の方も当然おられると思いますが、「Baby in car」ステッカーをやたら見た気がします。
(たまたまかも?)
赤ちゃん連れて家族でお出掛けかな?と複雑に思いながら、このステッカーにまつわるお話を思い出したので、このブログにも残しておこうと思います。


■Baby in Carステッカー
「赤ちゃんが乗っています」
と、周りに注意を促すステッカー。
どなたも1度は見たことがあると思います。

繊細で、少しでも衝撃を与えたら壊れてしまいそうな赤ちゃん。
運転中にぐずったり、気分が悪くなった時に、急に路肩に止めなければならない場合もあります。
その為、ゆっくり走る事を余儀なくされるパパ・ママ。
このご時世、あおりや危険運転する車もいますので、特に周りに気を配らなければいけないですよね。

“赤ちゃんが乗ってるのでゆっくり走ります”
“煽ったり、急な割り込みはやめてね”

そんな願いがこもってたりします。

■「Baby in car」は和製英語
日本ではもはや馴染みのある言葉ですが、正しくは「Baby on board」だそうです。
確かに英語力がないとこれでは日本人には伝わりにくいかもしれませんね。
「車中、赤ん坊!」
日本ではこれで十分ですね。

■ステッカーのルール
車に貼るものですが、貼ってはいけない場所が決まってるそうです。

【貼ってはダメな場所】
・フロントガラス
・運転席、助手席のサイドウィンドウガラス
・ライト、テールランプ(ウィンカーも含む)
・ナンバープレート

考えれば分かりますが(笑)
フロントガラスに貼って、誰にアピールしとんねん!?ってなりますよね。
後続車に知らせるよう、リアウィンドウガラス、トランク等に貼るのが主流です。

■ステッカーデザイン
厳密なルールや法律はないので、基本的に貼る方の自由だそうです。

【主なデザイン種類】
・シールタイプ
・マグネットタイプ
・吸盤タイプ

キャラクターや、お洒落なデザイン等、種類も豊富です。

某詩人のモチーフ
https://www.amazon.co.jp/×子連れだもの-赤ちゃんが乗っています-ベビーインカー-ベビーinカー-カッティングステッカ/dp/B00LS2E29O

某地域のキャラクター

某地域のデザイン
https://www.amazon.co.jp/赤ちゃん乗ってるで-BABY-CAR-ベイビーインカーステッカー-OW/dp/B01G7LCEAO

とっつぁん坊や

某海賊マンガのモチーフ

などなど。
書くもよし、パソコンでデザインするもよしと、ご自分で作られても良いそうですので、こだわる方は是非。

そんな「Baby in car」には込められた思いがあるそうです。

■「Baby in car」の由来
海外でのお話。

ある夫婦が交通事故に遭い、意識不明の重体に。
駆け付けたレスキュー隊の迅速な救助によって一命は取り留めたのだが、意識を取り戻した母親の第一声が
「私の赤ちゃんは無事なの!?」
と。
車中には、夫婦の他に赤ちゃんがいたのです。

駆け付けたレスキュー隊は、今にも爆発しそうな大破した車の中から夫婦を救うのがやっとだったのです。

後日、レッカーされた事故車を調べたところ、赤ちゃんの亡骸があったそうです。

その後、このような事を繰り返さないよう
「事故があったら真っ先に赤ちゃんを救って!」
という思いが込められてステッカーが作られたそうです。

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この話は今や有名になりましたが、諸説あるようです。
というのも、1984年9月にアメリカの“セーフティ・ファースト社”「安全運転励行」の目的で作られたのが始まり、とも言われているからです。


これと似た話で、お腹に身ごもった方がつける「マタニティマーク」もあります。


“お腹に赤ちゃんがいるから席譲って下さい”

ではありません。

「万が一の事故や急病の時に、妊娠特有の処置や病院運びができるように」

という意味が込められているようです。
勿論、交通機関を利用される妊婦さんを配慮して席を譲ることはとても大事です。

どちらも、ステッカーやマーク1つで救われる命があるのだ、という事は知っておいても良さそうです。
こんなご時世ですので、より一層、人には優しくありたいですね♪