アップが遅れましたが、5月のクラブ例会を紹介します。
真鍮パイプを埋め込んだ1/72 P-38の機首と
その操縦席。スティックではない操縦桿がどうしても大きくなってしまったと話されましたが、どうしてどうしてメチャクチャよくできています。
確かにこれだけ拡大すると筆跡が見えてきますが、この筆跡こそが私の心をくすぐります。
操縦席前の風防は歯間ブラシのケースだとか。
同じものを利用しても仕上がりの完成度が圧倒的に違うのは感心するばかりです。
レジンの収縮によって胴体と機種に段差が生まれてしまったのをプラ板とパテでつないでいるのが分かります。
胴体や垂直尾翼は全て手描きというのですから、感心するしかありません。
タービンラインがデカールと聞いて、ビックリ!!
しかもニス部分がほとんどないどころか、垂直尾翼付け根の形状に合わせてデカールが曲がっているのだとか。
凄い時代になったものです。
そして先週横田でノズルを間近で見るという奇遇。
どちらも見事な金属感で表現されています。
6月の展示会用にお願いしたもので、面倒なベト迷を引き受けてもらいました。
硬めのチューインガム状の黒いパテをこのように機体に貼り付けるだけなんだとか。型紙では胴体と主翼の隙間がやっかいでしたが、これだと心配ありません。
空自になるのか別物になるかは聞きそびれましたが、機首回りのパーツ構成に今の時代を感じます。
このエンジンを見ながら「剥き出しでエンジンを付けても熱気でドライバーは息苦しくなるくらい熱を持つんだから、エンジンを外板で包んだ上に小さなインテイクしかない状態で冷却できるのか?」とつぶやいたのはホンダレーシングの関係者。
なるほど技術屋さんは目の付け所が違います。
カウリングをかぶせるのがもったいないくらいの仕上がりです。












