陸上自衛隊に最後まで残っていたOH-6#311が用廃で霞ヶ浦へ向かいました。
その取材許可が下りたので、行ってきました。
晴れた空の下、式典が始まるのを待つ#311。
機付長によれば、1996年12月16日川重岐阜工場で製造。
1997年1月28日から2019年4月16日まで約22年間、13飛行隊で運用。
その4月16日からは東部方面ヘリコプター(立川)で、今日までの299時間を観測ヘリコプターとして任務を遂行したということです。
それもあって、式典のパネルには長年所属していた13飛行隊のエンブレムが右側に描かれました。
陸自最後のOH-6を霞ヶ浦まで運んでいく搭乗員(前列の4名)です。
式典が終わり、150人ほどの隊員と
OH-6との記念写真です。
見下ろすように撮れているのは、OH-6が小さいので隊員が前に並ぶと機体が隠れてしまうとの配慮から、高所作業車を広報の方が用意してくださったおかげです。
いよいよ霞ヶ浦へ、最後の飛行です。
タワーの時計は9時40分を指しています。
これから#311に残された1時間の、ラストフライトが始まります。
ここでも『行ってきます』のお手振りを頂きました。
一度上がったOH-6は駐屯地上空を一周して、
再び私たちの元に。
逆光ではありますが、桜を背景に北へ進路をとるOH-6と
帽子を振って別れをする隊員の皆さんたち。
こうして、陸上自衛隊のOH-6運用が終了しました。