前日のお天気がウソのような、朝からの雨。
宇多津で唯一の川、大足川(だいそくがわ)で見つけたアオサギの周りは、雨の波紋でいっぱい。

雨に濡れた参道は、鏡のように第一鳥居を写していました。

それでも昼近くには小降りになり、各町内からは太鼓が宇夫階(うぶしな)神社を目指します。
太鼓は坂下東(さかしたひがし)で、幕は宇夫階(うぶしな)神社の伝承を表しているそうです。

古い街並みをゆっくり進む、倉の前の太鼓。
この古街と太鼓との風景は、半世紀以上経っても少しも変わりません。

倉の前という町内を通る新町(しんまち)の太鼓。
幕は竜虎の戦いを表しています。

向かうときは車を付けていますが、第一鳥居からは担いで境内に入ります。
太鼓は西町中(にしまちなか)です。

そして、次の二の鳥居下で太鼓をゆすり、神様へ挨拶します。
太鼓は新開(しんがい)で、竜に乗った弁財天が刺繍されています。

こちらは境内に入り、第二鳥居に向かおうと進んでくる大門(だいもん)の太鼓。
幕は厳島に関する侍話が刺繍されているとのことでした。

こうして、各町内の太鼓が宮入していきます。