新・駆け出しジイジのブログ

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主に飛行機に関することをアップしていきます。

一昨日、目黒区美術館で開催されているAAF展に行ってきました。

ここでは乗り物に特化した、一流作家さんたちの作品が並びます。

 中でもトライアンフのエンジンを描いた作品は金属表現を試行錯誤している私には多くの刺激を与えてくれました。

まるで写真のような精密画だったスプライトMK1。

撮影画像が照明に反射して見にくいですが、この照り返し、どういう目をした人がこのように見えるのか?いつも不思議に思います。

私には絶対画けない絵がこちら。

透明水彩でさっと描いたフェラーリ750や、

大胆にアクリル絵の具で描いたアルファロメオ。

どちらも事前の完成イメージや絵の具の選択が一発勝負で、修正がきかないだけに怖くてチャレンジすらできないのです。

そして毎回楽しみなのが、車の一部分だけを大きなキャンバス(今回は100号)に描いた油彩画。

100号だけに一部分だけを切り取っても絵が破綻するどころか、実車がそこにあるようです。

おもしろかったのは、平面の作画と立体の文字が一枚になったポスター風作品や、

ヒール部分がランボルギニー ミウラになっている切絵などは普段見ることがないだけに興味を惹かれました。

おもしろかったのは、故・小林旭氏が歌った『自動車ショー歌』に沿って車を描いた作品。

懐かしい車と懐かしいスターが並びますが、さすがにボンドの愛車であるアストンマーチンが歌詞に入っていないのは時代を感じます。

会場を圧倒する大きさの作品は、空山基氏のカットラスとベア。

カットラスには意味深げな文字が・・・。そして、ベアのお嬢さんの髪の毛を凝視すると危ない隠し絵が見えてくるなど、空山氏ならではの遊び心が溢れていました。

こうした機会を与えてくれたのが佐竹氏。

<佐竹氏の作品である波照間空港のオッター>

おかげで絵の表現や、描き方だけでなく、他の作家さんたちとの交流など佐竹氏とお付き合いがなければあり得ませんでした。

感謝、感謝です。

 

闇夜のカラス、雪のウサギを描くとき何色を使えばよいか分からないことから行き詰っていた私は、絵画教室に入れば何か参考になるものが得られるのではないか?

 

しかし、教室はプログラムされたカリキュラムを受講することが基本で、『色の選び方、塗り方というのは個別指導となるので自分で何枚も描くしかない』と入校できませんでした。

となると何の知識・技能を持たない私は、誰かのもの真似をするしかなく、その足で国立西洋美術館へ。

 ここでは影・闇(黒色)を中心に鑑賞します。

白黒の衣を着た男性と、白黒の犬、そして黒い背景。

ジ~ッと見つめると光の存在には気付きますが、その色は何色を混ぜればいいのかが分かりません。

ただ、その黒は中心となった色遣い(ご婦人の肌や赤い布)と同種の黒だということが分かります。

それはこちらでも同様で、中心部の茶系が入った黒が用いられています。そして見てもらいたい部分だけに光が当たっていて、

それは一人しか描かれていない絵でも同様です。

 油彩画は何度でも上描きできるという特性を生かして、もう一度絵筆を取ってみようと思います。

昨日アップしたクレイジーフォームズ展示会の中で、去年の案内ハガキを貼ってしまいました。

今朝気付いたので削除しようとしたのですが、画像だけを削除する方法を見つけることができず、とうとう全部丸ごと削除。

新たに再アップすることにしました。

 

ところが最下段まで見ずに削除してしまったので、もしコメントを書いたくださった方がいらっしゃいましたらお詫び申し上げます。

申し訳ございませんでした。

 

入口には前会長さんがお亡くなりになったとのことで、遺影と形見分けで受け取ったキットを会員さんが完成させたモデルたちが出迎えてくれました。

 

今年は地中海という地域をテーマとしたもので、面白い企画だと思います。

なので普段にも増してイタリア機が並んでいました。

その代表格は『紅の豚』さん。そこに出てきた各種飛行艇からはマッキM-5を。

その舟艇の木製表現は圧倒的でした。

ほんの少し前に作ったことがあるだけにスカイバンに目が行くのは仕方ありません。

ただ、大きく違うのは作品のクオリティー差。素材の柔らかな4枚の外板と硬いキャノピーを組み合わせて機首周りを形成している上にワイパーまで(;゚Д゚)

それが2機も見せられては、脱帽するしかありません。

そしてイタリア民間航空と言えばアリタリア。となればDC-8をと思ったのですが、今回はこのA320を。それはコクピットにチラリと見えるパイロットさん。多分自作デカールなのでしょうが、面白い試みです。

1/144つながりではハンドレページ へイステフィングと、

ブラックバーン ビバリー。こんなモデルが製品化されているのもビックリですが、この完成度の高さはそれ以上に驚きです。

主翼下面や機首回りなど適度な汚しが施されていた1/48のC-2。

発売当時、重なり合った外板が話題になったレベル1/32のP-40。F型に改造されていることより懐かしさの方が勝ってしまいました。

ブロンコ1/35のパイパーカブ グラスホッパー。

ジオラマ仕様になっているのを見て、「戦後伊勢佐木町飛行場をスチンソンと共に離着陸していたんだろうなあ」と風景が蘇ってきました。

多分61式戦車だと思いますが、このデジタル迷彩。何かの練習用に施されたのでしょうか?大変よくできていただけに気になりました。

最後に松戸酩酊(迷才)会は佐竹氏の絵が並びますが、ここは毎回リトグラフが並びます。

今年は一点だけでしたが、絵の代金だけでなく額装代も、保管場所もかかるので個人が何点も所持すること難しいことを考えると、観られるだけでもありがたいことです。

 

ヘモグロビン エー ワン シーと聞いてピンとこられた方は、何がしら糖尿病にかかわりがあるのかもしれません。

 具体的な数値は避けますが基準内の数値より高く、インシュリン注射をしたり、栄養指導を受けたり、毎食後の散歩をしたり・・・。

それでも0.5下げるのがやっと;;

 

そんなときオートミールを食べて4.0以上下げたという信じがたい話を本人から聞き、ダメもとで買ってきました。

(右の商品は万一オートミールが口に合わなかった場合の保険)

決しておいしいものではありませんが、味無しのお粥と思えば食べられなくもありません。

インシュリンと散歩、オートミールのトリプル攻撃でどこまで下がるか?

2か月後の数値が気になるところです。

年に春と秋の2回、ビッグサイトで開かれている『骨董グランデ

2025』に行ってきました。

今年は昭和100年ということで乗り物をテーマに開催されていました。

お目当てのヒコーキはブリキだったり、

木製のソリッドだったり。

自動車はブリキと共にダイキャストや、

ガラスのミニカーが並んだりしていました。

もちろん紙モノもあって、スイスやルフトのタイムテーブルは目をひきました。

当然骨董市ですから、アンティークと呼ばれる絵画や貴金属品、工芸品など、種々雑多な品々が会場いっぱいに並んでいました。

もちろん、何も買わずに会場を後にしたのは言うまでもありません^^;

 

旧松戸迷才会が酩酊会と改称して2回目だったかな?の展示会。

今年も見事な作品が多く見られました。

 

中でも毎回楽しみにしているのが佐竹氏の作品たち。

個展で作画途中だったヘリもご覧のように完成し、プロの凄さを改めて実感させられました。

また異彩を放つのが旧陸軍のソリッドモデル。

今年はその中からC-5高速通信機。

独特の機影と銀塗装が見事でした。

そしてズラリと並んだ1/48紫電改と紫電。

それぞれ作り手のこだわりが垣間見えて参考になりました。

こちらは1/48のミーティア各型とF-16たち。

F-16は同じスケールなのだから当然なのでしょうが、タミヤとハセガワ間でパーツの共有ができ、それが修正なしでピタリと合うというのですからたいしたものです。

最後に1/72の飛燕各型と鍾馗ですが、あまりのこだわりと作り込みに圧倒され、話し込んでいる内に撮影を忘れてしまって写真がありません;;

 

このあとクラブメンバーのお通夜に出かけ、お別れをしてきました。

今泉さん、あなたにこの写真、見せてあげたかった。

亡くなる前日の13日17時16分撮影。

 

 

私が所属する模型クラブの重鎮である今泉会員が、ご逝去された。

 

ここに塗られている三色迷彩は全色エアブラシの吹きっぱなし。

なのに、型紙を使ったのではないか?と思われるほどはっきり塗り分けることができる技能を持った方である。

<今泉さんが最後の例会に持参したホビーボス1/48のエンブラエル312 ツカノ>

また民間機のレジナンバーを、ご自分の誕生日にしてしまう遊び心をもった方でもあり、

<ハセガワ1/200 トリトンブルーのB727>

色やパネルラインに目くじらを立てることなく、心底モデル作りを楽しまれた方でもある。

ブレード先端が本来の色ではなく、ドイツのナショナルカラーに塗り分けられている。

<JAJA展示会に協力出品してくれたレベル1/72のアトランチック>

心よりお悔やみ申し上げます。

<私の個展にいらしてくださった今泉さん>

 

香川、岩国、松島と遠征が続きましたが、これらの隙間に立川駐屯地と羽田(浮島)がありました。

そこで遅まきながら立川駐屯地の報告から始めたいと思います。

 

今年は特に目ぼしい機体があったわけでもなく、機数自体も少ないという残念な結果でしたが、フライトは頑張っていたのではないでしょうか。

中でも今年から配備されたUH-2は、高機動を見せてくれました。

こちらは被災地捜索のため二輪車を下すUH-1。

また立川での特徴である消防と警察ヘリの活躍ぶりは、例年同様変わりません。

地上展示機からは、退役したUH-1と

OH-6の保存状態が良く、感心しました。

最後に「入場するまで2時間近くかかった」という友人の言葉を聞いて、「ますます基地祭には行けないなぁ~」と強く思ったのでありました。

 

東日本大震災に合わせたわけではありませんが、発生日と同じ日から展開した松島。

そんな松島遠征から、自分なりにベストショットと思われるものをピックアップしてみました。

 

まずは松島名物のインパルスから。

初日に出くわした横風滑走路を使うインパルス。

同日の夕方、フライトに向かうインパルスと、見送るご婦人たち。

翌日の中日からは、半逆光によるゴーストが放射線状に浮き出るという、思いもよらない結果となった一コマ。

最終日は、刈り終わった田んぼに散らばった稲わらロール越しに離陸していくインパルス。

もう一つの部隊からは初日、夕日に向かって着陸していくF-2と、

中日からは、早いタイミングで右ロールを打って大きく背中を見せたF-2。

そして最終日は、ドラッグシュート回収エリアをターンしてエプロンに戻るF-2。

まだまだ写真整理が終わっていませんが、一旦これで松島遠征を終わります。