ACE阻害薬。アンジオテンシン変換酵素阻害薬。


生理学)

アンジオテンシンⅠ→アンジオテンシンⅡになるとこを阻害する。

変換酵素は本来ブラジキニンという聞きなれないものを分解する。


アンジオテンシンⅡは体に悪い。

①血管収縮による後負荷増大やNa再吸収による前負荷増大

 心肥大、線維化、リモデリングおこす

②アルドステロンはNa、水を体にためる。=前負荷増大。心腎にダメージ


ACE阻害薬はこのRAAの悪い流れを断ち切る。


降圧薬としてでなく心不全に最高

降圧効果+臓器保護作用


心不全に対する効果は容量依存性


具体例)レニベース

1.25mgから開始する。徐々に増量し、(血圧、採血、胸写チェック)

最終的に10mgまで増量する。


副作用)

①咳…前出のブラジキニンが分解されるためにおきる。

ただし、ブラジキニンは咳こそだすが、血管拡張、再造増殖の抑制と、臓器保護に働く


②高カリウム血症

③Cre上昇


注意)腎排泄性が多いため腎機能が悪い人には注意


*ARBより安い。


ARBについて

わかりやすい記事を見つけたので、コピペ。それに自分なりの肉付けしていきます。
(3/4追記、3/12追記)

ARBとは→AII受容体(AT1受容体)に作用し、アンジオテンシン(AII)の作用を抑制する。

アンジオテンシンがAT1に結合すると、心筋細胞の肥大、心筋の繊維化、血圧上昇、腎糸球体内圧の上昇、糸球体硬化を起こし、心臓、血管、腎臓を傷害する。
アルドステロン分泌し、心不全悪化させる。
このAT1受容体を選択的にブロックするのがARB。
つまり降圧剤としてではなく心不全に対して良い適応。
降圧の効果発現に時間かかる(1か月?)


◎基本データ
ブロプレス(カンデサルタン):慢性心不全にも適応(+)、長時間作用
ミカルディス(テルミサルタン):食事の影響(+)、アディポネクチン増加作用(+)、PPARγ活性化作用(+)、長時間作用
ディオバン(バルサルタン):AT1受容体に選択性高い、食事の影響(+)?、脳卒中新規発症risk40%低下

ニューロタン(ロサルタン):尿酸値低下作用(+)、腎不全の進行の抑制、蛋白尿の減少。
オルメテック(オルメサルタン):CYPの影響受けない、長時間作用、AT1への親和性高い
イルベタン、アバプロ:尿酸値低下作用(+)、アディポネクチン増加作用(+)、PPARγ活性化作用(+)、ブロプレスより腎保護にエビデンス。

◎降圧作用は微妙にページによって違うのですが
参考①薬剤師さんのブログ
 アバプロ、オルメテック>ミカルディス、ブロプレス>ディオバン、ニューロタン

参考②降圧効果比較試験結果(海外)
オルメテック(オルメサルタン)20mg>アバプロ(イルベサルタン)150mg>ニューロタン(ロサルタン)50mg>ディオバン(バルサルタン)80mg
参考③星の原クリニックのHPを参照したもの
(降圧作用のみで見ると)

1. オルメテック(オルメサルタン);第2世代(ARBの比較1の図には出ていない)
2. プロブレス(カルデサルタン);第1世代
3. イルベタン/アバプロ(イルベサルタン);第2世代
4. ディオパン(バルサルタン);第1世代
5. ニューロタン(ロサルタン);プロトタイプ」

らしいです。
http://hoshinohara-clinic.com/pg213.html

心不全に対してはブロプレスの方がニューロタンより心不全発症率が36%少ない。

注意①…腎動脈狭窄例には使用できず、Cre 2.0mg/dl以上では少量よりCreの経過を見ながら投与する。腹部エコーで腎動脈評価する。

注意②…高K血症をきたしやすい!
    対処としてK制限やK排泄剤(ケイキサレート、カリメート、アーガメート)

問診)

発症、診断はいつ?

高血糖症状はあった?いつころ?…口渇、多飲、多尿、体重減少、易疲労感、

合併症の症状はあった?…視力低下、痺れ、下肢の痛み、足の潰瘍、壊疽

体重変化…20歳の時の体重。最大体重、現在の体重、急な体重の増減

治療歴)内服、インスリンの推移、HbA1Cの推移。低血糖の有無

既往)先行感染の有無、高血圧、高脂血症など

家族歴

食生活…1日何食?規則的?間食の有無。どれくらい何を食べる?

喫煙、飲酒

運動習慣



検査)

食前食後血糖(7時、9時)、食前食後Cペプチド(7時、9時)←インスリン分泌能がわかる

食前インスリン値…HOMA-Rが計算できる。

検尿…高血糖+尿ケトン陽性は早急なインスリン治療が必要

ケトン(+)は血ガスとる。…ケトアシドーシスの鑑別

LDL, HDL TG, TCHO・・・脂質異常症の判定

HbA1C(1ヶ月に1回測る)

便潜血

蓄尿…CCr、24時間尿中微量アルブミン、タンパク尿バリバリの人は24時間蛋白量



合併症精査)

網膜症…眼科に他科受診出す。

神経障害…①しびれ、ジンジン感とかあるか?

        ②アキレス腱、膝蓋腱反射の有無

        ③振動覚…音さを鳴らして、内顆にあてて10秒以内が異常

        2/3以上満たせば末梢神経障害

        心電図(3分間)測って、CVRRなるものをみて、自律神経障害の有無

腎障害…24時間Albが<30で正常、30~299なら微量アルブミンで早期腎症

      >300は顕性アルブミン尿

      このうちタンパク尿1g/day未満が顕性腎症前期、1g/day以上が後期

      タンパク尿がでてて、BUNが上がってたら、腎不全期とみなす。

      腎臓内科と相談し、今後の透析など相談。

大血管合併症…心電図、頚部エコー、腹部エコー、ABI

           異常あれば、トレッドミル、心筋シンチなど考慮


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