スピーカー修理日記 -86ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

Q氏から指摘がありました!説明が不足してると・・・!

先日のGoodmans AXIOM 80 ですがグラフを見ての通り素晴らしい特性で、実際音楽を聴くとチェンバロや弦楽器などの音がゾクっとするほど生々しく聴こえる。これこそが名器と呼ばれる所以だろう!

axiom80

しかし、先日の珍客N氏は「GoodmansのAXIOMは80よりも301だ!」と譲らないし違いは???

違いはエッジの有無って事もありますが、高調波が比較的多い80は弦楽器に近いのかも知れません・・・がしかし一面でボーカルには不向きなようです。(T_T)

ALTEC 515B

repair515b 38cm

これはショートしてます。原因はコーンアッセンブリ交換時のボイスコイルの取付ミスでコイルをコスり、長年使用している間に傷つきショート状態になりました。16Ωのところ4Ωしかありませんでした。

左右2本ずつ使用しているそうですが、「この1本を繋ぐと音が小さくなる」という症状。

修理はボイスコイルの交換、その時に気になったのは、このボイスコイルのボビンは意外に分厚く感じました。そしてエッジ部分のビスコロイドの塗りすぎがこのユニットではありませんでした。あれもロットの違いなのでしょうか?

LOWTHER PM3

pm33 25cm

少しいつもとグラフの感じが違うのは低域のグラフが上がっています。実際は普通のグラフ同様なカーブをしているのですが、下に付いたお釜のホーンロード?のお陰で共鳴して低域が正確に表せれれませんでした。

ペアで修理に来ていたのですが、色も形も同じに見えたのですが、マグネットの下の部分やお釜の中のリング状の上げ底の形状が異なり?左右違うお釜に付かなくなっている?と表現して良いのか、ロットが違うのか?・・・?

そういえば同イギリス製のTANNOYも左右ペアでよく似ているけど違うフレームで間違えたら箱に付かないってのがありましたが。これってイギリス的??


今日でblog毎日更新1年と1ヶ月です。それを記念して!という訳ではありませんが、最近になってドメインを取得しちゃんとしたホームページを作成しました。今まではオーディオ専門誌のみの広告だったのですが、そろそろ本格的にネットででも!これからどのようにアクセスが伸びて行くかが楽しみです。http://www.labsp.net/ (ラボスピーカー.net)と覚えてください。まだまだページを直すところも多いんですが、宜しければ一度お立ち寄り下さい。

Goodmans AXIOM301

axiom301 30cm

良く来る珍客N氏が持ち込んできた。N氏はかなりブランド志向が強いがJBLなど色々使ってみてこのユニットにたどり着いたそうです。GoodmansでもAXIOM80ではなくAXIOM301でなければダメだそうです。N氏の感性ではスピーカーはこれしかないのです。

N氏は口ばかりと思っていたのですが、特性で見る限り確かにいいスピーカーです。N氏が帰ったと思えば今度はM氏がやってきて、私が修理している横に来て「このスピーカー何?いい音するの?」修理に来ていたアンプ見て「これどうしたの?」って言いながら球を抜くし「勝手に触らないでぇ!修理品に決まってるでしょう!」・・・本当に困った人です3時間も・・・正直言って仕事になりません。

Goodmans AXIOM80

axiom80 25cm

これはAXIOM80の中でもいい特性!高域まで出ていて、初期物の特徴である。写真左上のダブルコーンが黒くテカッている、これも高域の出る一因。初期の物以降は普通に紙の表面です。そして初期物は無塗装のグレーフレーム!見た目は同じような色だが、以降のモデルはグレーの塗装フレーム。AXIOM80初期物は価値ある一品といえるかも?

ちなみに今回の修理もコスレの調整、AXIOM80はエッジが無いので・・・!

LOWTHER PM3

pm3h 25cm

先日の比較的新しいPM3の修理中、色々気になる所がありました。

写真右下と左下、細くてわかり難いかもしれませんが、コーンから端子の所までもう一本の線がバイパスされています。更に右上コイル内側・・・?!

見ての通りどなたかが修理されています。残念ながらハンダ付けが出来ず、右上の写真にあるようにコイル内側を1ターンほどいて端子まで引張りハンダではなく、端子に締め付けたようです。

そうですね普通のハンダでは付いたように見えてもアルミ線は付かないんですよね!この場合は端子に締めててある意味正解かも?皆さん苦労してるんですねぇ!

RADIAN
radiannetwork 30cm
以前、紹介したRADIAN専用のネットワークと組み合わせて測定しました。しかし、ツィーターにビビリあり?何度も開けて調整。TANNOYと違いダブルマグネットでいい作りのように見えていたのですが・・・。どうも作りは雑なようでツィーター部の作りのバラつきで結構個体差あり。

桃・・・ウーハー + ツィーター + ネットワーク

緑・・・ウーハー + ツィーター + ネットワーク(ツィーター+-反転)

青・・・ツィーターのみ私の持っているTANNOYスターリングの箱にピッタリ付きそうで・・・ちょっと聴いてみたいですね。

LOWTHER PM-6

dualpodition

とても綺麗なスポンジエッジ!何でエッジ以外の所までスポンジがあるのかは良くわかりませんが、これが初期物のオリジナル状態だそうです。・・・でもフレームよりスポンジがデカイのはなぜ?
このユニットは、デュアルポジション用で写真左下にあるようにダンパーはフレームに3点で固定されている。残念ながらスポンジエッジは大丈夫でもウレタンというかゴム系スポンジというか硬化したダンパーがダメになっていました。この他にもPM-3も同ダンパーが付いているそうです。
デュアルポジションとは、方向は正面に向いているが、ユニットは斜め上に向いて取り付けられている物やPM3()TP1に関しては下向きに取り付けられるそうです。。

BANDOR 979

BANDOR 979 8cm 8cm

とても小さなメタルコーン、興味深い特性。イギリスのBANDORというメーカーで型式はよくわからないが「979」と書いてある。フレームを見て思ったのは、このタイプであればフレームは手造り出来そう、ゴム製エッジも柔らかく、なかなか面白い構造でもある。

今回の修理は「ビビリあり」でしたが、原因はコイルの切れかかりで通常は鳴っているが音や音量によって「ビビリ音」になってしまう。これはどんなシステムで鳴っているのだろう?

AR-10TT

AR10TTbox

ほぼ、AR3aと同じユニット構成だが、アッテネータが致命的だったAR3aに対しAR-10TTは写真中央のように3段切替スウィッチになっていて接触不良が起こりにくそう!BOXで測定中なんどもアッテネータを切替えて特性を確認・・・なんかへん?中央の写真のように上部の蓋を開けて切替えるが、そのまま鳴らすとツィーターとミッドレンッジを蓋でふさいで音が前に出ていなかった!失敗!

本日、お客様が引き取りに来て、後に電話があり「素晴らしい音で、メインで使っているJBL 4333なんか目じゃない音です!」と・・・。修理していてこんなに嬉しい評価はありません。ヽ(゜▽、゜)ノ
これってAR-10TTと思って見ていたのですが、良くエンブレムを見てみると「AR10TT」ではなく「AR10π」のようにも見える。本当はどう書いているのだろう?ご存知の人が居たら教えてぇ~!